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藍 羅 . 🎧🌿
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芙月みひろ
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コメント
4件

お返事しちゃいましたー! えー!嬉しい!ありがとうございます! そうなんです!奇跡がたくさん紡がれていった結果その道は軌跡となっていくんですよね! 距離感はたくさん迷いながら書いた部分なので、 そう言ってもらえてすごく嬉しいです! ありがとうございます! はい!待っててくださいねー!
**美月ゆめか🌸** うわああ〜第2話も尊すぎた😭💕毎晩サイトで話すのが「いつものこと」になっていく過程、めっちゃ共感…! 最初はぎこちなかった会話が、気づいたらお互いの時間を覚えてて、待ってる自分がいるっていうね。『待ってた』→『…私も』の返し、完全にやられた…!まだ名前も知らない距離感が逆にエモすぎるよ。このゆっくり近づく感じ、めっちゃ好きです✨次も楽しみにしてるね!
第二話 いつもの時間
それから、数日が経った。
最初の頃は、
話すことなんてすぐになくなると思っていた。
実際、最初はそうだった。
「今日は何してた?」
「学校」
「それは知ってる(笑)」
「じゃあ、何聞けばいいの」
「知らないよ(笑)」
そんなくだらない会話をして、笑って。
気づけば、夜になっていた。
それが何日も続いた。
いつの間にか、
彼女は学校から帰ると
サイトを開くようになっていた。
別に、待っているわけじゃない。
そう思っていた。
でも、サイトを開いて相手がいないと、
少しだけ物足りない。
逆に、通知が届くと嬉しくなる。
そんな自分に気づくたび、
彼女は少しだけ変な気持ちになった。
ある日の夜。
『今日遅かったね』
ログインすると、すぐにメッセージが来た。
『分かる?』
『分かるよ』
『なんで(笑)』
『いつもこのくらいの時間だから』
彼女は画面を見つめた。
たった数日。
それなのに、自分がいつも来る時間まで覚えている。
『よく覚えてるね』
『そりゃ覚えるでしょ』
『なんで?』
少し間が空いた。
『なんとなく』
その返事が、なんだかくすぐったかった。
『そっか』
それ以上は聞かなかった。
聞けなかった。
まだ、相手のことを何も知らない。
だからこそ、少しずつ知っていくのが楽しかった。
『好きなものとかある?』
彼女が聞いた。
『急だね』
『なんとなく』
『音楽』
『どんなの?』
いくつか名前が返ってくる。
彼女も自分の好きなものを答える。
そこから話はどんどん広がった。
好きな曲。
よく見る動画。
休日の過ごし方。
苦手な教科。
好きな季節。
本当にくだらないことばかり。
でも、話していると時間が早かった。
気づけば、
時計は日付が変わりそうな時間になっていた。
『もうこんな時間』
『ほんとだ』
『明日大丈夫?』
『たぶん』
『絶対眠いじゃん(笑)』
『そっちもね』
『私は大丈夫』
『絶対嘘』
『なんで分かるの(笑)』
『なんとなく』
また、その言葉。
彼女は少し笑った。
『じゃあ、今日は寝る?』
『うん』
『おやすみ』
『おやすみ』
一度、画面を閉じる。
でも、なぜかすぐにまた開いた。
まだオンラインになっている。
相手も同じことをしていたらしい。
『まだいるじゃん』
『そっちも』
『寝るって言ったのに』
『そっちもでしょ』
二人で笑った。
結局、それから少しだけ話して、
本当にサイトを閉じた。
翌日。
放課後。
彼女は友達と話しながら、
何気なくスマートフォンを確認した。
通知はない。
まだ時間も早い。
それなのに、少しだけ気になった。
――今日は何時に来るんだろう。
そう思った自分に、彼女は小さくため息をついた。
いつからだろう。
サイトを開くことが、楽しみになっていた。
その日の夜。
いつもの時間。
彼女がサイトを開く。
すると、すぐにメッセージが届いた。
『今日も来た』
『来たよ』
『待ってた』
その一言に、指が止まった。
『……私も』
送信してから、少し恥ずかしくなる。
でも、取り消すことはしなかった。
しばらくして、
『じゃあ今日も話そ』
と返ってきた。
彼女は画面を見ながら笑った。
まだ、相手の本当の名前すら知らない。
それでも。
毎晩ここで話すことだけは、
少しずつ「いつものこと」になっていた。