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コメント
1件
うん、読んだよ…。タイトルからもう胸がきゅってなった。「君のこと考えている時間だけ時計の針が少し速くて」って、その感覚すごく分かるなあ。待ってる時間はあんなに長いのに、一緒にいるとあっという間。この作品、すごく繊細で、主人公の気持ちがぎゅっと詰まってて、読んでてこっちまでドキドキしたよ。水曜さんの言葉選び、本当にやさしくて好きです。続きも読ませてください🌙
【短歌】
君のこと考えている時間だけ時計の針が少し速くて
【短歌をテーマにした物語】
時計を見る。
午後四時三十分。
「あと三十分か……」
私は小さく呟いた。
今日は放課後、君と一緒に図書室で勉強する約束をしている。
それだけなのに、朝から落ち着かなかった。
授業中も、何度も時計を見てしまう。
あと三時間。
あと二時間。
あと一時間。
そして今。
あと三十分。
なのに、その三十分が妙に長く感じる。
私は教科書を開いた。
けれど、文字が頭に入ってこない。
ふと、君のことを考える。
今日、何を話そう。
昨日のテレビの話をしようか。
それとも、週末の予定を聞こうか。
そんなことを考えているうちに――。
「終わった」
先生の声が聞こえた。
時計を見る。
午後四時。
「え?」
いつの間にか、授業が終わっていた。
さっきまであと三十分だったはずなのに。
時間というものは、不思議だ。
君に会うまでの時間は、なかなか進まない。
なのに、君のことを考え始めると、あっという間に過ぎてしまう。
私は急いで図書室へ向かった。
「ごめん、待った?」
「ううん。今来たところ」
君はいつものように笑った。
その笑顔を見た瞬間、さっきまでの緊張が少しだけ消える。
「じゃあ、勉強しようか」
「うん」
二人で机に向かう。
最初は真面目に問題を解いていた。
けれど、分からない問題が出てくると、君が教えてくれる。
「ここは、この公式を使うんだよ」
「なるほど……」
「分かった?」
羊と亀のお遊戯会
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奏音•*¨*•.¸¸♬︎💙
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映え無し

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「たぶん」
「たぶん?」
君が笑う。
私も笑う。
そんな小さな会話を繰り返しているうちに、また君のことを考えてしまう。
こうして隣にいると、やっぱり楽しい。
もっと話したい。
もう少しだけ、一緒にいたい。
時計を見る。
午後五時。
「えっ」
驚いた。
ついさっきまで四時半だったような気がする。
「どうしたの?」
「時間、早くない?」
「そう?」
「うん」
私は時計を見つめた。
君といると、本当に時間が早い。
勉強を再開する。
また少し話す。
また笑う。
そして時計を見る。
午後五時三十分。
「もうこんな時間……」
「そろそろ帰ろうか」
「……うん」
本当は、もう少し一緒にいたかった。
図書室を出て、二人で廊下を歩く。
窓の外は夕焼けに染まっていた。
「今日、楽しかったね」
君が言った。
「うん」
「また一緒に勉強しよう」
「……いいの?」
「もちろん」
その一言だけで、胸が嬉しくなる。
校門で別れる。
「じゃあ、また明日」
「うん。また明日」
君が歩いていく。
私はその背中を見送った。
家に帰ってからも、今日のことを思い出してしまう。
君が笑ったこと。
問題を教えてくれたこと。
「また一緒に勉強しよう」と言ってくれたこと。
思い出しているうちに、いつの間にか夜になっていた。
時計を見る。
もう十時。
「……早いな」
私は苦笑した。
君のことを考えていると、時間はいつも早く過ぎていく。
だから少しだけ、寂しい。
でも、それ以上に嬉しい。
明日もまた、君に会える。
そう思っただけで、明日が待ち遠しくなる。
時計の針は、いつも同じ速さで動いているはずなのに。
君を考えている時間だけ、少し速い。
私はベッドに入る前に、もう一度だけ時計を見た。
「おやすみ」
誰もいない部屋で、君に向けるように呟く。
そして明日を楽しみにしながら、静かに目を閉じた。