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「」〇〇『』たかと
好きだ。
俺の鼓動、、、
落ち着けって、、、
なんなんだよ、いきなり、、
君と出会ってから、俺の鼓動が落ち着かない、
|入学初日|
新学期になって、俺は高校1年になった。
新しい人と新しい出会いをする。
そんなワクワクを俺は期待していた。
だけど、緊張で隣の人にも声をかける事ができない。
男子ならまだしも、よりによって女子、。
これまでの人生、女子とあまり接点がなかった俺は
どう話しかけたらいいのかが分からなかった。
|授業中|
先生】はい、新1年生よろしくなぁ
新学期だからって油断はすんなよ〜
よかった、担任は男だ。
先生】はい、このプリント配ってー
今から4人で1つの班作ってもらうからなー
おいまじかよ、いらないだろそんな時間ッ!
「あの、」
『え、』
「よろ、しくね、?」
『あ、はい』
まじか、声をかけられた、。
「えっと、名前、」
『たかとでいいよ、』
「あっじゃあ、私は、〇〇、で、」
『〇〇、。』
「はい、」
そう言って君は微笑んだ
…
ん、?
なんだ、?
いきなり、胸が、
今まで体験してこなかった胸の鼓動。
君の目を見れなくなった。
どうして。
…
今日は新学期最初で、学校は早めに終わった。
|次の日の授業|
始まりのチャイムが鳴り、全員が着席する。
君は黒板に書いてある文字を、ペンを走らせながら新しい白紙にどんどん書き埋めていく。
俺は教科書を広げ、つい、君を見つめてしまった。
そして、目が合う。
「ん?どうしたの?」
『え、あ、なんでもない。』
「そ、?」
俺はなぜか、君から目を逸らし
黒板へと移した。
先生】はい、じゃあ、問1の問題を答えてもらいたいんだが、簡単だからなぁ
俺は、中学の復習としてやっている数学ですら
頭が回らなかった。
数式も分からなくなるほどに。
「わかる?」
突然話しかけてくる君。
『え、あ、えーっと、』
「7だよ」
『7です』
先生】うん、正解、簡単だもんな
はいじゃあ次いくぞー
『ありがと』
「ううん!」
君はなんで、そんなすぐに微笑みを向けてくるの?
気になり始めていると気づいた俺は君をもっと
知りたくなった。
俺に向けている君の気持ちが分からなかったとしても、、、夢中になってもいいかな?
なんてね、笑
そこから日にちが経っていくごとに
君とも仲良く過ごせるようになった。
『〇〇〜』
「どしたのー?」
『ここ分かんないんだけどさ教えて?』
「あっうん!いいよー!」
『ここはね、1個前の公式使って…』
『あっ、なるほどね?!』
『〇〇天才?』
「なーにそれ笑笑」
『いや?別に笑笑』
隣の席、変わりたくないな。
そんな気持ちでずっと過ごしてきたけど
その思いは叶わないと気づいた。
先生】んじゃもう、みんな慣れたと思うから
席替えするぞー
みんな】えー?!
先生】なんだー?もっと仲良しのクラスになれるぞ
おい担任、なんでだよ
なんでこのタイミングなんだよ。
…
みんなは次々とくじを引いていく。
喜んでいる者もいれば、崩れ落ちている者もいた。
そして、俺は窓際の1番前の席になってしまった。
君は、廊下側の1番後ろの席。
あまりにも距離が遠すぎる。
これじゃあ、今までのアプローチも出来なくなる。
|授業中|
君が隣にいないことで、授業もつまらなくなり
淡々とノートに文字を書き続ける。
シャー芯が折れるのと同時に、心も折れた。
俺の人生から君を引いたとしたら、、、
あぁ、、、空っぽじゃん笑
この後テストだっていうのに
俺は何も頭に入ってなくて、外の景色も滲んで見える。
…
そして案の定、テストは空欄のまま。
いつもと同じ教室、いつもと同じ人達なのに
君が隣にいないだけでこんなにも景色が変わってしまうんだな。
背中を追っても、離れていってしまう。
難しい恋をしてしまったのかな、俺は。
|放課後|
皆が帰ったあと、1人になりたくて居残りをしていた。
(ガラガラガラ)
「あれ?たかと?」
『え、〇〇?』
「どしたの?」
『いやそっちこそ』
「忘れ物しちゃってぇ笑」
『相変わらずだな笑』
「最近話せてなかったね、」
『そうだなぁ』
「寂しかったなぁ、なんてね笑」
『え?』
「なんにもなーい」
君の答えが知りたい。
君の気持ちと、俺の気持ちの方程式を解きたい。
そう思った俺は、、、
『〇〇待って』
「ん?」
腕を掴んだ。
『あのさ、、、』
「うん、?」
ここまで来て、言葉が出ない。
この気持ちを、言葉にするだけだろ、!
早く喋れよ俺!
「たかと?」
『俺、、、』
「うん、」
『隣の席だった時から、』
「私と、?」
『うん、そう、』
『〇〇と、』
『隣の席だった時から、』
「う、うん、」
『毎日楽しく、』
『毎日学校に行きたくて、』
『幸せだった』
「うん、えっと、」
「それはどういう、」
『だから、、!』
『〇〇のことが好きなんだ!』
「へ、?」
『席が隣じゃなくても』
『ずっと、俺の隣にいて、、』
『くれないかな?』
ついに気持ちを解いてしまった。
君は口を開いた。
「大好き!」
「たかとは?」