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第12話「ズルい」
幻影旅団のアジト。
任務の話も終わり、みんなリビングに集まっていた。
リノンはソファの上で足をぶらぶらさせている。
リノン
「はぁ〜」
「暇!」
シャルナークがニヤッと笑う。
「じゃあさ」
リノン
「ん?」
「さっき言ってた能力」
「やってよ」
リノン
「え?」
フェイタン
「俺やる」
ヒソカ
「僕も♦」
イルミ
「僕も」
リノン
「だから旅団には使わないって言ったじゃん!」
シャルナーク
「お願い!」
リノン
「ダメ!」
シャルナーク
「一回だけ!」
リノン
「ダメ!」
シャルナーク
「実験!」
リノン
「研究者か!!」
みんな笑う。
シャルナークは少し真剣な顔になる。
「リノン」
「俺さ」
「その能力ちょっと興味あるんだよね」
リノン
「……」
フェイタン
「団長」
「いいね?」
クロロは腕を組む。
少し考える。
「一回だけだ」
リノン
「え!?」
シャルナーク
「やった!」
フェイタン
「ズルい」
ヒソカ
「羨ましいね♦」
リノン
「もう…仕方ないなぁ」
「一回だけだよ!」
シャルナークは嬉しそうに立ち上がる。
「よし!」
リノンも立つ。
「じゃあ」
「手」
シャルナークは手を出す。
リノンが握る。
シャルナーク
「ドキドキするんだけど」
リノン
「うるさい」
リノンは背伸びして耳元に顔を近づける。
「あなたは、私のモノ」
そして――
シャルナークの頬にキス。
部屋が静まり返る。
フェイタン
「……」
ヒソカ
「……」
イルミ
「……」
リノンはニヤッと笑う。
「シャル」
シャルナーク
「うん」
リノン
「眠れ〜」
シャルナーク
「……」
ドサッ
その場でソファに倒れる。
シズク
「寝た」
パクノダ
「本当に操れる」
ヒソカ
「面白い能力だね♦」
フェイタンは少し不機嫌。
「ズルいね」
イルミ
「僕もやりたい」
ヒソカ
「僕も♦」
フェイタン
「俺も」
リノン
「もうやらない!!」
クロロは静かに言う。
「だから言った」
リノン
「だよね!」
フェイタン
「団長」
「次俺」
クロロ
「やめろ」
ヒソカ
「順番かな♦」
リノン
「順番ない!!」
シズク
「リノン人気」
パクノダ
「独り占めしたい」
リノン
「女子まで!?」
ソファではシャルナークがぐっすり寝ている。
フェイタン
「……」
「ズルい」
ヒソカ
「本当に♦」
リノン
「知らないよ!!」
今日も幻影旅団は騒がしかった。
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