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「 僕の 、 彼氏 … ? 」
mtk side.
若井って人から 、 今までの話を 聞いた 。
「 ぅん 、 俺たち 付き合ってんだよ 。 」
嘘だ 、 僕に恋人がいた記憶 なんてないし 、 しかもそれが 同性 ?
ありえない 、 そんなはずない …
「 信じれない ? 」
「 そ 、 そりゃ … はい っ 、 」
僕の彼氏 、 そうわかってても 、 感覚的には 初対面の人だ 。流石に 敬語は外せない 。
「 敬語 … 、 」
若井さんは 少し眉を 下げる 。
「 せめて 、 若井 って 呼んでほしいな っ 」
そう 若井さん … 若井は 微笑む 。
「 わ 、 わかい … ? 」
「 んふ 、 もとき っ 」
嬉しそうに にぱっ と 笑い 、僕の名前を 呼ぶ 。
たしかにその姿は かわいらしくて 、 でもかっこよくて 、 少し僕の心は 揺らいでいた 。
この人が 僕の 彼氏なんだ 。
少し意地悪なことを 思いつく 。
そして にやり と笑い 、
「 ねぇ 若井 、 記憶がなくなった 僕のこと 、 堕としてみてよ 笑 」
と言ってみた 。
「 ねぇ 、 退院したら 覚えといてね ? 笑 」
若井も 僕と同じような 顔をする 。
なに言ってるのか わからず 、 とぼけた顔をする 。
そうしていたら 、 看護師さんが入ってきた 。