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⚔️視点。
「〜〜、〜!!」
楽しげ に 電話 で 会話 する 僕 の 相方。
がっくん と 話して いる のは 恐らく 女性 だろう。うっすら と 声 が 聞こえて くる。
(なんか、やだな。)
…… いやいや、何 を 思って いるんだ 僕 は。
確か に 僕 は がっくん へ と 思い を 寄せている。
しかし、それ は 心 の 奥底 に 閉まって おく と 決めた のだ。彼 は 異性愛者 なのだから。
…… しかた が ない んだよ。わかりきっていた こと だ。
「… え、…… あ~ …… 、」
少し 気分 が 沈んで いた 時、がっくん が 少し 戸惑った ような 声色 を 見せた ため、がっくん の 顔 を 見る と、少し 困った ような、焦った ような 顔 を していた。
(がっくん の あんな 顔、初めて 見た。)
僕 以外 の 人 は 見た事 ない かも、なんて。
「…… ごめんなさい、オレ 好きな 人 が いて ……」
思考 が 停止 する。頭 が 真っ白 に なり 視界 が 真っ暗 に なる。
少し 冷静 に なり、思考 を めぐらせる。
…… がっくん、告白 された のか ?
…… がっくん の 好きな 人 なんて 聞いた こと が ない。
…… がっくん の 好きな 人 って 誰?
ピロン、という 独特 な 音 で 意識 が 戻る。
「すいません と~やさん、急 に 電話 しちゃって。」
少し 焦った よう な 顔 で 手 を 合わせて 軽く 謝罪 してくる。
「…… いや、だいじょ~ぶ だよ。」
ありあまる 疑問 を がっくん に 投げかける 勇気 なんて ない から。
ぜんぶ ぜんぶ、抱え込んで しまって おこう。
「…… あれ、気にしなくて いいっす から ね。」
気まずい 雰囲気 の 中、話 を切り出した がっくん の 顔 は 口 こそ にっこり と 笑って いた が、目 が 不安 や 後悔 に 満ち溢れて いた。
「…… だれ。」
「、え ? 」
「好きな人 って 誰 なの。そんな の 聞いて ない。」
ねぇ、僕 たち 親友 だよね。
きっと、そうだよね。
「…… ぁ゙~っとぉ ……」
顔 を 真っ赤 に した がっくん が 言葉を 濁して 目 を 背ける。
「…… 相方、なんでしょ。」
がっくん に 目 を 背けて 言う 言葉 は 諸刃 の 剣。その 事実 には 目 を 伏せて。
「…… なんで。」
傷心 した よう な がっくん の 声 が 聞こえて くる。
さすが に 嫌なの かと 思い がっくん の 方 を 見る と、まさに 絶望 の 2文字 が 似合う ような 目 の 色 を していた。
「ッ、がっく、」
がっくん に かけよう と した 言葉 は 途中 で 止まった。
「…… 相方、ですよ。」
「… (コクッ」
「相方 を 好き に なっちゃ、だめ なんすか。」
「ッ、え」
涙 を 目 に ためた がっくん の 顔。
「…… ごめんなさい、やっぱ 忘れ「ッッ、ぼく も !!」
「ぼく も、がっくん が、すき です。」