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愛の龍と蛇

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愛の龍と蛇

5 - 第5話 さようならとありがとう

♥

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2025年08月01日

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私は六神となって、見た目も変わっているが、バハムートは変わっていなかった。

だからすぐに気付いたよ。お前があの時の奴なんだって。

至高神様  「ゾディアーク、」

私     「はい、何でしょうか?」

至高神様  「何があってもアイツに思い出させるな。最悪お前も死ぬ事になる」

私     「はい…」

記憶を失っている事は最近になって気づいた。性格は変わっているから違和感はあったが、

今更どうでも良かったから。

だが、最近になってバハムートも思い出してしまったのだろう。





バハムート 「あっ…あっ…烏丸…何で…ごめんなさい…ごめんなさい…置いていかないで…一人にしないで…」

きっと寂しさと自分への憎しみで暴走したんだと思う。











今、私達は暴走したバハムートを止めようとしている。

だが、身体がもう限界だ。

力も上手く入らない。

バハムート 「…あっ…う…殺す…殺す…!」

バハムートは泣きながら私へ剣を向ける。

もうやめろ。このままじゃお前が壊れる。






私はもう、自分の意識が薄れている。ゾディアークの事を傷付けるつもりは無いのに、

身体が勝手に動いてしまう。もうやめてくれ。助けようとするな。

このままじゃお前が死んでしまう。

ゾディアーク 「バハムート…」

そう言ってゾディアークは私を呼ぶ。

ゾディアーク 「もう、やめろ。お前が壊れる前に、私を殺せ…」

何を言っているんだ…そんな事出来るはずが無い…

私      「あっ…あっ…」

声が上手く出ない。マズイ。どうしたら…身体が勝手に動いて…

グサッ

ゾディアーク 「あ…う…」

私      「え…」

気付けば私は…ゾディアークの身体に…剣を…刺していた…。

ゾディアーク 「ゲホッ…」

ゾディアークは血を吐いて倒れ、私の肩に寄り掛かる。

私は理解できなかった。自分で大切な人を傷付けてしまったから。

ゾディアークは私を優しく抱きしめてこう言った。

ゾディアーク 「バハムート…あの時…約束守れなくてごめんな…でも…ずっと…

愛していたよ…私の側に居てくれてありがとう…私は…幸せだったよ…」

私      「あっ…あっ…」ポロポロ

ゾディアーク 「バハムート…大好き…」

急に肩が重くなった。ゾディアークは目から涙を溢しながら、優しく笑っていた。

私は…また守れなかった、その時、私はあまりのショックで気を失った。

エクスデス  「ゾディアーク…バハムート…」

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