テラーノベル
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私は六神となって、見た目も変わっているが、バハムートは変わっていなかった。
だからすぐに気付いたよ。お前があの時の奴なんだって。
至高神様 「ゾディアーク、」
私 「はい、何でしょうか?」
至高神様 「何があってもアイツに思い出させるな。最悪お前も死ぬ事になる」
私 「はい…」
記憶を失っている事は最近になって気づいた。性格は変わっているから違和感はあったが、
今更どうでも良かったから。
だが、最近になってバハムートも思い出してしまったのだろう。
バハムート 「あっ…あっ…烏丸…何で…ごめんなさい…ごめんなさい…置いていかないで…一人にしないで…」
きっと寂しさと自分への憎しみで暴走したんだと思う。
今、私達は暴走したバハムートを止めようとしている。
だが、身体がもう限界だ。
力も上手く入らない。
バハムート 「…あっ…う…殺す…殺す…!」
バハムートは泣きながら私へ剣を向ける。
もうやめろ。このままじゃお前が壊れる。
私はもう、自分の意識が薄れている。ゾディアークの事を傷付けるつもりは無いのに、
身体が勝手に動いてしまう。もうやめてくれ。助けようとするな。
このままじゃお前が死んでしまう。
ゾディアーク 「バハムート…」
そう言ってゾディアークは私を呼ぶ。
ゾディアーク 「もう、やめろ。お前が壊れる前に、私を殺せ…」
何を言っているんだ…そんな事出来るはずが無い…
私 「あっ…あっ…」
声が上手く出ない。マズイ。どうしたら…身体が勝手に動いて…
ゾディアーク 「あ…う…」
私 「え…」
気付けば私は…ゾディアークの身体に…剣を…刺していた…。
ゾディアーク 「ゲホッ…」
ゾディアークは血を吐いて倒れ、私の肩に寄り掛かる。
私は理解できなかった。自分で大切な人を傷付けてしまったから。
ゾディアークは私を優しく抱きしめてこう言った。
ゾディアーク 「バハムート…あの時…約束守れなくてごめんな…でも…ずっと…
愛していたよ…私の側に居てくれてありがとう…私は…幸せだったよ…」
私 「あっ…あっ…」ポロポロ
ゾディアーク 「バハムート…大好き…」
急に肩が重くなった。ゾディアークは目から涙を溢しながら、優しく笑っていた。
私は…また守れなかった、その時、私はあまりのショックで気を失った。
エクスデス 「ゾディアーク…バハムート…」
コメント
6件
自らの手で愛す人を殺めてしまったときは……。゚( ゚இωஇ゚)゚。 悲しすぎますよ…🥲、バハムートさん、烏丸さんとしてではなくゾディアークさんとして見てあげてください…!!✨
愛と憎しみが混ざると暴走してしまう・・・。つらい😭幸せな未来はできるのですかね。
バハムートさん、、、😭😭😭 やっぱりこういうの見ると心が締め付けられますね、、、 ちびちゃんさんの作品にめちゃくちゃ感情移入しちゃって泣きそう、、😇😇😇