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明確な腐の描写はない、はず
『元貴の声ってすごく綺麗だよね』
僕のことを指して君は言う。
今まで散々揶揄われてきた。
誰かに代わってほしかった、けど
「…そう、?」
君の言葉で好きになったよ。
僕らは中学卒業の後、別れた。
君は高校に行って、僕は閉じ籠もり独りで。
別に僕の事を知らない顔して笑っててもいいの。
いつか、いつか思い出してくれるんでしょう?
ザクッ、(腕を切る
「…っ、はぁ、」
痛みさえわからなくなったけど、
君のことだけ覚えてたよ。
僕は覚えてたよ。
君がここで生きていてくれるから、僕は何度でも立ち上がれる。
たとえ雨にどれほど打たれようとも、君の元へと走っていくから。
『元貴の声って何かすごく安心する。俺、大好きだなぁ。』
僕の知らない感情がある。
誰かと、もしも代われるなら…
君の隣にいたかったよ。
「僕は幸せになれなくてもいいの。なる権利なんか、無い。」
そう言うと君は珍しく怒ったっけ。
『俺が元貴の全部、受け止めてあげるから。』
『そんな嘘二度と、つかなくていいように…』
と、泣きながら。
君が生かしてくれるから、僕はもう一度笑える。
たとえ日差しに体が透けようとも、君は見つけて触れてくれる。
これはきっと君ががもらうはずだった。
僕には必要なかったもの。
この重い枷を外してくれた。
『元貴っ!』
憎いのも、好きなのも貴方でした。
君が救ってくれたから。
僕はもう一度生きられる。
「…若井、?」
『…?、もと…き?』
君と偶然再開し、
バンドを組んで。
暗闇に消されてた日常が、光を浴びて戻ってきた様な。
“君が僕の生きる希望”
がち落書き。歌詞パロですね。
是非聴いてください、傘村トータ様の「White」
執事シリーズ頑張ります、、
短編集はよく進むんだけどなぁ…?
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