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どうもムクです
突然ですが誰か助けてください
メキ兄とラウに捕まりました
一緒にゲームをして欲しいとの事です
無理です、嫌です、絶対したくありません
だってメキ兄はぷよぷよやテトリス、
ラウはスマブラやフォートナイトをしたがる
僕は戦う系のゲーム苦手なんだよ!
何が楽しいのかさっぱりだ
相手をボコボコにしてストレス発散か?
相手が可哀想だろ!弱かったら特に!
僕はレオの部屋に逃げ込んだ
しっかり鍵までかけて…
レオ「どったの」
ムク「お前の片割れとメキがしつこいんだよ!」
レオ「あ〜それはごめんw」
ムク「笑い事じゃないぞ…」
レオ「ぼくにはどうすることも出来ないんだわ」
ちゃんと鍵をかけて良かったと思ったよ
僕が入ってからすぐに2人が走って来たからな
ラウ「おい!そこ、おれの部屋でもあるんだぞ!」
メキ「お兄ちゃんからの命令!早く出てきなさい!」
2人ともうるせぇ〜!レオに迷惑だろ!
いや、僕がここに来たのが悪いんだけど…
レオも諦めたようにイヤホンしたもんな
スマホ持ってくればよかった
今、Switchしか持ってない
急にレオがなにか思い出したように話し出す
レオ「ムク、ゲームしないの?」
ムク「あ、うん、大丈夫…」
レオ「もしかしてソフトない?ボクの使う?」
ムク「ほんとに大丈夫だから」
レオ「あ、ちょっと貸してね〜」
ムク「え、ちょっとなんで!」
レオは僕のSwitchを奪って電源を入れた
表示されるホーム画面
1番前にあるソフトはあつ森
終わった、絶対笑われる
だからお前らとゲームしたくないんだよ!
ムク「ねぇまじで返して…」
レオ「…」
おいレオ
なんで無言なんだよ
逆にバカにしたように笑ってくれ!
そしてそのままあつ森を開くな!
あ〜あ、もうどーでもいいです
レオのベッド占領しよ
布団も奪っちゃうもんね!
レオ「これムクが進めたの?」
ムク「あーそうですよ、文句がありますか」
レオ「いやこれすげぇよ」
レオの目がめっちゃキラキラしてんだけど
初めて見たよお前のそんな目
そして僕のSwitch片手で持つのやめて?
落とさないでよ?
何すんのかと思ったらレオも
自分のSwitchを取り出してあつ森を開いた
いやお前あつ森してたの!?
知らなかったぞ…
てか、うん笑うしかないよね
だってレオのあつ森、完全初見島だぞ
これやばいのが見た目じゃなくて名前ね
島の名前が完全初見島はちょっと…
レオ「ぼくの島になにか文句がある?w」
ムク「ありまくりだわw」
レオ「お前としようと思って買ったんだよ」
ムク「は?わざわざ買ったの!?」
レオ「うん、ぼくもしてみたかったからね」
そっか、そうだよな
別にあつ森をしてても変じゃない
ただそのゲームが好きなだけ
まさかレオに気付かされる時が来るとは…
ムク「お前を見直したぞ」
レオ「今までぼくのことどう思ってたのさ?」
ムク「ラウより少しだけ頭がいい、ただのバカ」
レオ「ひど〜い!w」
レオ、お前は日頃から笑うことを意識しろ
自然に笑えるんだからさ
幸せなら態度で示せって言うけど僕は出来ない
僕は、ほぼ表情筋が動かせないんだぞ
僕達の部屋には必ず1つは鏡がある
もちろんレオの部屋にもある
でも、その鏡に映った僕は微かに笑っていた
ムク「…」
レオ「どうかした?」
ムク「いや、なんでもない」
レオ「それより、これどうやってあっち側いくの?」
ムク「あぁそこはこれを使えば行けるようになる」
レオ「おぉ〜!」
こいつとだったらゲームができる
僕は他の人と遊ぶ楽しみを知れた…かも?
その頃、メキとラウはドアが開かなかったので廊下に座り込んでいた
メキ「ねぇ、オレら忘れられてる?マジでドア開けてくれないんだけど」
ラウ「どんまい兄ちゃん、どんまいおれ…」
メキ「なぁ、ぷよぷよかテトリスしよ?」
ラウ「やだ…」