mz視点
放課後
春の陽が窓から差し込む教室で、俺は机に頬杖をついていた。
視線の先には、ちぐの姿がある。友達と話しながら、時折楽しそうに笑うその顔を見ていると、胸がぎゅっと締めつけられるような感覚に襲われる。
いつからこんな風に思うようになったんだろう。
tg まぜたん、今日も一緒に帰るよね?
いつの間にか目の前に立っていたちぐが、笑顔で問いかけてきた。
mz 当たり前
自然にそう返す。ちぐが俺と帰るのは、もうずっと昔からの習慣だった。
だけど、今の自分の気持ちはあの頃と違う。
昔はただ、友達として一緒にいた。でも今は。
tg まぜたん?
mz あ、なに?
tg どうしたの?なんかボーッとしてたけど
心配そうに覗き込んでくるちぐに、俺は思わず目をそらした。
mz なんでもない。ほら、帰ろ!
さりげなく話を逸らして、先に教室を出る。
本当は、ずっと隣にいたい。
でも、この気持ちを知られたら、今の関係は壊れてしまうかもしれない。
だから、俺は今日もまた、自分の気持ちを隠したまま、ちぐの隣を歩く。
いつかこの想い伝えられるかな____。
♡➡︎➡︎50
コメント
4件
やっぱ、おもろい ww!
かちちゃんとは気が合いそうだね🙄tg受け大好きだもん 、、 かちちゃん描くのうまうま☹️