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ゾディアークの過去

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ゾディアークの過去

8 - 第8話 優しかった闇

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2025年07月04日

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私は戦いで封印が解けた。

その影響で心が戻った。憎しみの心が。

倒されたのは不覚だが、まぁ良い。死者を解放をし、力を手に入れれば良いのだから。

アルテマ  「ゾディアークさん!」

冥界に居たのはアルテマだった。何故か怒りを見せずに不安な顔をしている。

私     「何の様だ?さっさとそこを退け」

アルテマ  「もう破壊は辞めにしませんか?貴方だって、本当はこんな事…」

私     「何を言っているんだ?私が力を手にしたのは破壊をする為だ。邪魔をするならもう一度殺すぞ?」

エクスデス 「やめろゾディアーク!これ以上アルテマから奪うな!」

私     「やめろ?あは…あははははははは!何を言っているんだ?私から希望を奪ったお前が、奪うな、なんて、ふざけるのも大概にしろよ?魅上照…」

エクスデス 「何故…私の旧名を…?ゾディアーク…お前…まさか…」

私     「そう、その通りだよ。お前が無罪と言った事件の被害者だよ?」

エクスデス 「嘘…だろ?あの時の…子…だったのか…?」

エクスデスは身体を振るわせていた。怒りと喜びが溢れて来る。だって…

私     「今日でお前達は無の世界へ逝く…残念だったなぁ…?あははははははは!」

カオス   「こんなの間違ってるだろ!復讐は意味ない事くらいお前も…」

ドーン!

ゼロムス  「カオス!?」

私     「意味がない…そうだな…これで母親と父親は戻って来ない…

でも…喜ぶだろ?不幸にした奴が死ぬんだから」

アルテマ  「ゾディアークさん…」

エクスデス 「アルテマ…お前だけでも逃げろ、彼の子を救えるのはお前しか居ない」

アルテマ  「でも…エクスデスさん達が…」

エクスデス 「私の罪滅ぼしだ…後は頼んだ。

優しい光が、優しかった闇を救えるから」


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