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にてこ
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#50人クラフトイラスト
とらげ@ゆらゆら🫠
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しんご×ms片想いです。
このペア好きなのに同士がいなすぎる!
マイナー?なんですかね…
ms side
50人クラフトにはいろんな勢力がある。その中でも、俺が所属している「駄パ」は俺から見てもかなり独特だった。
冷笑
気怠げ
本気はダサい。
何か起きてもまず一歩引いて眺める。
「うわ、やってんな」
「それ面白いと思ってる?」
「知らんけど」
そんな会話が飛び交う場所だった。
俺にとっては居心地がよかった。
無理に喋らなくてもいい。
面白いことを言わなくてもいい。
誰かが話しているのを横で聞いて、たまに一言だけ返す。
それだけでよかったから。
だから今日も俺は駄パの拠点の隅で黙々と作業していた。
「……」
チャット欄を見て化身を馬鹿にする。
VCは静かだった。
だから俺も話さない。
そんな俺のところへ
突然、大声が飛んできた。
「こんにちはーーーー!!!!!」
「……?」
顔を上げる。
遠くからものすごい勢いで走ってくるプレイヤーがいた。
「俺、今日から駄パ入りました!!」
「……」
「よろしくお願いします!!」
「……よろしく」
それだけ言うのが精一杯だった。
すると しんご は満面の笑顔で、
「よろしくお願いします!!!!」
と返した。
声がデカい。
思わず少しだけ後ずさる。
「……元気だね」
「はい!!」
「……そっか」
会話終了。
俺は再び作業に戻ろうとした。
ところが
「msって何作ってるんですか?」
「……家」
「すげえ!」
「……普通の家だけど」
「俺も作っていいですか?」
「え」
「隣に!」
「……いいけど」
「やった!」
しんご は本当に隣に家を作り始めた。
しかも、なぜか俺の家より三倍くらいデカい。
「……」
「どうですか!」
「……デカい」
「ですよね!」
「褒めてない」
「ありがとうございます!」
「……」
なんなんだ、こいつ。
馬鹿すぎるだろ。天使か。
そう思った。
でも…
不思議と嫌ではなかった。
⸻
それから数日
しんごは、毎日のように俺のところへ来た。
「ms!」
「……なに」
「今日暇ですか!」
「……まあ」
「遊びましょう!」
「……何して?」
「アベンジャーズ!」
「……」
少し考える。
普通なら、ここで断る。
人と遊ぶのは疲れる。
でも しんご は、俺が返事をするまで急かさなかった。
ただ隣で待っている。
「……じゃあ、建築手伝って。これ終わったらやろ」
「はい!」
「……」
「はい!」
「二回言った?」
「嬉しかったんで!」
駄パには合わないコイツに少しだけ笑った。
「……変なの」
「え?」
「なんでもない」
しんご は聞き返したが、俺はもう答えなかった。
その日から。
少しずつ、しんご が来る時間を気にするようになった。
今日は来るかな。
まだかな。
来た。
……うるさいな。
でも
来ると、少し安心する。
そんな自分に、俺自身が一番驚いていた。
そしてある日。
しんご が他のメンバーたちと楽しそうに話しているのを見かけた。
「しんご〜こっち来いよ!」
「え!行く行く!!」
「しんご!それやって!」
「kunさん!任せてください!」
笑い声
俺は少し離れたところから、それを眺めていた。
「……」
胸の奥がほんの少しだけざわつく。
別に。
しんご が誰と話そうが自由だ。
そもそも自分が口を挟むことでもない。
なのに。
「……なんで」
小さく呟いた。
しんご が誰かと笑っているだけなのに。
なんとなく
面白くなかった。
その日の夜
しんご がいつものように俺のところへ戻ってきた。
「ms、」
「……なに」
「今日めっちゃ楽しかったよ?」
「……よかったね」
「msも来ればよかったのに」
「……人多いから」
「そっか。」
しんご は何も気にしていない。
そしていつものように、俺の隣に座った。
「明日も遊ぼうね」
「……うん」
「約束!」
「……約束」
その瞬間
しんご が嬉しそうに笑った。
その顔を見て、 また胸が少しだけ苦しくなった。
たぶん…
自分はもう
こいつのことが好きになったんだ。
コメント
4件
あ、これは最高だ😭😭 このペアも全然見ないけど、駄パのペア自体をマジで見ない、、 自分駄パのペア全般好きなので嬉しすぎます。神作品本当にありがとうございます!!!
うわ、この話…めっちゃ刺さった🥀 msの「本気はダサい」ってスタンスが徐々に崩れてく過程が、すごくリアルで切なかった。しんごが来る時間を待っちゃうとか、他の人と楽しそうにしてるだけで胸がざわつくとか…もう完全に好きになってるじゃんってこっちが照れるよ。 しかも「デカい」「褒めてない」に普通に「ありがとうございます」って返すしんご、バカで天使すぎるでしょ💔マイナーかもしれないけど、この空気感めちゃくちゃ好きです。続き、ぜったい読む。