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変人 「と・こ・ろ・で~。誰から殺すの?」
いかり 「俺が出会っている人格では『ドジ』っていう人と『嫉妬』っていう人がいるんだがドジの方が殺すのが簡単そうだな。」
変人 「なんで?」
いかり 「名前からしてドジだからな。」
変人 「へぇ~。じゃあさっそく殺しに行こうよ!」
いかり 「さっき出ていっただろ?それにちゃんと計画を立てた方がいい。失敗する可能性が0%ではないし…。」
変人 「確かに~。」
そんなことを話していると誰かの話し声が聞こえた。
いかり (この声はドジだ…!)
いかり 「おい!お前どこ行ってたんだよ!」
ドジ 「うっ!すみません。」
変人 「まぁまぁ。そんな怒らなくっていいじゃん。」
ドジ 「えっと…。あなたは?」
変人 「僕は…」
変人が自己紹介をしようとしていると男の人と女の人の声が聞こえた。
??? 「わー…。すごい広い…。」
??? 「私もそう思う。」
そんな会話をしているとこちらに気づいたのかいかりたちのいる方へ近づいてきた。
いかり (なんかいっぱい来たな…。ドジが連れてきたのか?まぁいい。これで人格を探す手間は省けるし…。)
??? 「すみません。勝手にお邪魔しちゃって…。」
男の人が言い終わるのと同時にまた誰かが入ってきた。
いかり (多くないか!?)
そう思って、いかりがドジの顔を見るとドジはビックリしたような顔をしていた。
いかり (あいつの知り合いじゃないのか?)
そんなことを思っていると、今入ってきた男の人が口を開いた。
??? 「勝手に上がってすいません。」
陽キャ 「えーと…。まず一回気持ちを落ち着かせるために自己紹介しよう!私は陽キャっていいます!」
ドジはいかりの顔を見て言った。
いかり (あー。なるほどな。)
いかりは小さくうなずいた。
陽キャ 「じゃあ次は陰ちゃん自己紹介お願いします!」
陰キャ 「ふぇっ!?えーと…。私は陽キャっていいます。 」
陽キャ 「じゃあ次はじこっ…」
いかり 「俺はいかりっていいます。」
いかり (よし。言えた。)
いかりが言い終わるとパーカーを着た人が手を振りながら言った。
変人 「僕は変人でーす!お願いします!」
チャライ 「俺はチャライっていいます。」
メンヘラ 「私はメンヘラです。」
陽キャ 「じゃあ最後に君の名前は?」
??? 「俺は…………。」
サイコパス 「サイコパスっていいます。」
陽キャ 「よし!これでみんなの名前がわかったことだしこれから私たちは仲間だよ!」
いかり (はぁっ!?あいつまた勝手に決めやがって…。)
いかり 「おい!どっ!じゃなくて陽キャ何勝手に決めてんだよ!」
陽キャ 「いいじゃん!みんなでAちゃんを育てよう?」
そう言って陽キャはコーヒーでびちょびちょになったパソコンを見た。
いかり 「へー。じゃあそのパソコンどうすんだ?」
陽キャ 「えーと…。」
陽キャはパソコンから目を離した。
すると陽キャが決意したように言った。
陽キャ 「私が直すよ!」
いかり 「何年かかるんだろうなそのパソコンを作るのに。」
いかりは嫌みっぽく言った。
陽キャ 「1日で作ってみせる!だからみんなそれぞれの個室があるからその部屋に入ってて。」
変人 「個室…!」
変人は目を輝かせて言った。
いかり 「じゃあみんな個室に案内するから行こうぜ。」
そう言って、いかりたちは出ていった。
いかり (もの作りが得意だからってさすがに1日で作れないだろ。まぁ作れたら作れたでみんなここに居れるから一石二鳥ではあるか。)
そう思って歩いていると部屋が並んでいるところについた。
いかり 「ここが個室です。お好きなところにどうぞ。」
いかりは丁寧に言った。
すると変人が急に口を開いた。
変人 「僕はいかりくんと同じ部屋がいい!」
いかり 「は?」
変人 「なんで?ダメなの?」
いかり (なに言ってんだこいつ…。でもそっちの方が殺す計画が立てやすいか…。)
いかり 「…。まぁいい。」
変人 「じゃあ早く行こう!」
そう言って、変人はいかりを部屋まで連れていった。
ガチャッ
変人 「うわー。意外と広いね。」
いかり 「そうだな。」
変人 「じゃあ早速計画立てよーう!」
いかり 「…。俺に提案があるんだけど…。」
変人 「えっ?なになに?」
変人は前のめりになった。
いかり 「サイコパスを先に殺すのはどうだ? 」