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コメント
4件
やばい!めっちゃ好きなのだが(๑♡∀♡๑)やっぱ天才すぎます!楽しみが増えた❤続きも楽しみです(๑ •̀ω•́)۶ファイト!!

更新ありがとうございます🥹🫶🏻✨本当にさちこさんのお話大好きです🫶🏻💗 ̖́-続きすごい楽しみにしてます❕無理なさらず❕
二軒隣りに住んでいる、るいくん。
小さい時はすごく仲が良かったんだって。(昔は、るいとかるいるいって呼んでたらしい///)
幼稚園から一緒でよく遊んでたんだけど、小6になってから家庭の様子がおかしくなって。 噂ではお父さんが他所に女の人作って出て行ったとか…。
頭が良くて、優しくて、笑顔の可愛い人だった。でも、最後に見たるいくんは上級生をボコボコに殴り倒している、怖いるいくんだった。その瞬間、俺には親友が居なくなった 。
家が近いから見かけることはあるけど、両親から一切関わるなと怖い顔で言われたから、会っても見ないふりをしている。
母「かのん、ゴミ捨ててきてー」
K「はーい」
俺は、というと両親の期待通りの真面目で勤勉な子に育っている笑 といっても学力はそこそこで、地元では普通より少し上くらいの、まぁ平凡な県立高校に春から入学だ。
K「あっ…」
るいくんの事を思い出していた矢先、ばったり出くわしてしまう。
髪の毛の色が金髪から茶色に変わってる。
しっかり目が合ってしまったので慌てて視線を外し、家に戻ろうとする。
R「おい!」
え、なに…。
数年ぶりに聞く、るいくんの低くなった声。
固まるように立ち止まる。
R「来週から同じ高校!」
え?
俺に話しかけてる…?
言っている内容を理解できなくて、全速力で立ち去る。
らいしゅうから…おなじこうこう…
K「嘘…」
俺が勉強と部活を頑張って、努力して入った高校に、なんであんな、何もしてないような人が受かったの…?
先に湧いてくる感情がどす黒くて自分でも驚く。
俺、るいくんのこと見下してたんだ…。うわ、我ながら最低…。
雑念を振り払うように首を横に振る。
K「あ、ゴミ捨てるの忘れた…」
入学式。
真新しいブレザーを身に纏った俺は、齧りつくようにクラス分けを見ている。
あの人と同じクラスになりませんように…!
祈るようにるいくんの名前を探す。
K「無い…」
ホッと胸を撫で下ろす。
何組になったんだろ…他のクラスの名簿に目を通す。
ん?名前、見当たらないけど…。
何度探しても無いのだ。
え、嘘つかれた?
何のための嘘だったんだ…。モヤモヤしながらもほっと胸を撫で下ろした。
母「そういえばさ、近所の噂だからほんとか分かんないけど…」
K「ん?」
母「るいくん、かのんと同じ高校行くらしいよ」
K「え?だって今日名前なかった…」
寝そべっていたソファからゆっくり起き上がり、キッチンにいる母親を見る。
母「ううん、定時制なんだって、ほら、夜やってる」
K「そういうこと?!」
母「知ってたの?」
K「いや…」
定時制なら、たぶん顔合わすこともなさそうだ。
母「中卒で仕事始めるのかと思ってたけど…、あそこのお家、お母さんがしっかりしてるもんねぇ」
K「ふーん」
まぁ自分には関係のない話。
再びソファに転がり、テレビに視線を戻した。
入学して少し経った。友達もそこそこできて、良いスタートが切れている。
最近は野球部の練習で忙しく、夜まで練習する日も増えてきた。
K「う〜お腹空いた〜」
ふらふらと正門を出る。
辺りはもう薄暗い。
R「あ…」
K「?」
声のした方に顔を向けるとそこには、るいくんがいて。
K「あ…」
そういえば同じ高校って…全然会わないから忘れてた…。
すぐに視線を逸らして立ち去ろうとする。
R「おい!」
腕を強くつかまれる。
怖い…。
R「なんで無視すんの?」
K「…」
恐怖が先に立って声が出ない。
R「ムカつく…」
掴んだ腕をそのまま引っ張られ、物陰に連れて行かれる。
K「は、離し…っ」
壁に追いやられ、両肩を押さえられてしまう。
痛い…すごい力…。
R「昔よく遊んだよね…忘れた?」
ここで忘れた、なんて言ったら何されるか分からないから首を横に振る。
R「ふーん…」
何を考えているのか分からない、るいくんの冷酷な目。怖いのに、視線を逸らせない。
R「ねぇ…かのん、また仲良くしよ?」
るいくんがにっこりと笑う。
でもそれは俺が知ってる笑顔じゃなくて、 歪な笑みだった。