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第3話「幹部会議と、静かな威圧」
幹部室の扉の前。
私は一度、呼吸を整えた。
(……この場所 嫌い。)
ノックの後、返事を待たずに入室。
中には、すでに全員揃っていた。
マイキー、ココ、鶴蝶、灰谷兄弟、ー。
視線が一斉に集まる。
莉々「……失礼します。三途さんから、会議に同席するよう指示がありました」
なんであの人自分で会議に参加しない。?
マ「……あぁ。座れ」
短い一言。
私は壁際の椅子に静かに腰を下ろす。
コ「昨日の件、報告してもらう」
莉々「……はい」
資料を取り出し、机に広げる。
莉々「裏切りの経緯、資金の流れ、関与組織。すべてここにまとめています」
淡々と説明を続ける。
無駄な言葉は一切省く。
必要な情報だけを、正確に。
蘭「相変わらず仕事できすぎ♡」
竜「普通、ここまで完璧に揃えない」
莉々「……仕事ですから。」
コ「……優秀すぎて逆に怖いな」
鶴蝶は黙ったまま、資料と私を交互に見ていた。
説明を終えた瞬間、室内の空気がわずかに変わる。
マイキーが、ゆっくり立ち上がった。
マ「……佐藤」
莉々「……はい」
マ「お前、どこでそんな戦い方覚えた」
一瞬、思考が止まる。
(踏み込むな…)
莉々「…独学です」
マ「…ふーん」
間合いを詰められる。
近い。
圧が、重い。
だが、視線を逸らさない。
マイキーの目が、じっと私を覗き込む。
マ「……」
そう言って、口角をわずかに上げた。
マ「今のままじゃ、部下に置いとくのは勿体ねぇ」
その一言で、室内がざわつく。
蘭「え、まさか♡」
竜「……幹部候補?」
コ「気が早いだろ」
鶴「……」
莉々「……私は、三途さんの部下です」
マ「それが?」
莉々「……それ以上でも、それ以下でもありません
」
静かな拒絶。
マイキーは一瞬、目を細め、すぐに興味を失ったように背を向けた。
マ「今日はここまでだ」
会議終了。
私は一礼し、足早に部屋を出た。
廊下。
背中に、まだ視線が刺さる。
(……あ〜本当に疲れる、)
角を曲がった瞬間、またしても。
蘭「莉々ちゃん♡」
竜「予想通り」
莉々「……」
蘭「さっきのさ〜、首都に睨まれても全然動じないの、最高♡」
竜「普通、萎縮する」
莉々「慣れてるだけです」
蘭「ますます欲しくなるんだけど♡」
莉々「…勧誘は無意味です」
竜「即答かよ」
私は足を止め、二人を見上げる。
莉々「…仕事の邪魔をするなら、容赦しません」
空気が、張り詰める。
一瞬の沈黙。
蘭「……こっわ♡ でも、そこがいい♡」
竜「兄貴、懲りないね」
私は無言で背を向け、歩き出した。
ーーーを教えるのは まだ先のこと。。。