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「た…大佐が負けた…!!!」
「モーガン大佐が倒れた!!!」
「まだ俺達を捕えてェ奴ァ名乗り出ろ!」
驚く海兵の中、ゾロがそう声をかけると海兵たちはお互いに目を見合わせて武器を投げ捨てた。
「やったァーーーーーっ!!!」
「解放された!!!」
「モーガンの支配が終わったァ!!!」
「海軍バンザーイ!!!」
「なんだ、大佐やられて喜んでやんの」
『へへ、なんか人助けしたみたいだねルフィ』
「……みんな、モーガンが怖かっただけなんだ…!!」
歓喜の空気に包まれる海軍基地。上司がやられてこんなに喜んでいるなんてこの場所以上にあるだろうか。
そんな中、ゾロがドサァ…!!と倒れた。
「ゾロ!?」
「ゾロさん!!」
『わ、ゾロが倒れたよどうしよ』
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「はァ食った…!!!さすがに9日も食わねェと極限だった!!」
「じゃあどうせ一ヶ月は無理だったんだな!」
『うん、お腹すき過ぎで死んじゃうよきっと』
「おめェもエマも何でおれより食が進んでんだよ」
「すいませんなんか…僕までごちそうに…」
「いいのよ!町が救われたんですもの!」
ゾロが倒れた原因は空腹。
一行はリカの家でご飯をご馳走になっていた。周りがえらくガヤガヤしているが、気にしないのが彼女たちなのだ。
「やっぱりお姉ちゃんたち凄かったのね」
「ああ、すごいんだ。もっとすごくなるぞおれらは!」
『わたしからすると料理できる方がすごいな』
「で、でも私まだまだだし…甘いおにぎりも不味いって言われちゃったし」
『ううん、わたし甘いの好きだよ。今度会ったら作ってほしい』
「…!うん!私、将来お姉ちゃんみたいな人と結婚する!」
『え、やめといた方がいいと思う』
リカの頭を撫でながら話すエマに、リカはものすごい好意の目で見つめる。
本心で言ってるエマだが、どうやらルフィと揃ってこの人たちは天然人たらしらしい。
「それで、ここからどこへ向かうつもりだ?」
「"偉大なる航路"へ向かおう」
「!!??」
『うん、いいね』
「んまっまた無茶苦茶な!!!まだ三人なのに"偉大なる航路"へ入るなんて!!死にに行くようなもんです!!!
わかってるんですか!?あの場所は世界中から最も屈強な海賊達が集まって来てるんです!!」
どうやらコビーはどうしても三人が心配らしい。
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