zm視点
他愛のない話を聞きながらたまに相槌を打っていると訓練場に着いた
sho「ここが訓練場やで!」
kn「どうや!広いやろ!」
zm「せやなぁ、a国よりも広いわ」
コネシマが広いと言うだけはある
前いたとこの倍以上に広い
kn「a国?」
zm「あっ」
sho「なんや、お前a国の軍人なんか?」
zm「ち、違うで!取り敢えずはよ、手合わせしよや!」
どうにか誤魔化さないと
kn「、、、まぁ、時間無くなるのは嫌やしな!」
sho「しゃーねーな!早くやろや!」
どうやら大丈夫そうだ
訓練場に入ると改めて広さを実感した
zm「ホンマに広いな」
sho「せやろ〜、なんか手合わせしやすいようにって広くなったらしいで」
zm「ほーん」
sho「まぁ、そんなことはええから!早く準備しいや!」
zm「おう!」
準備されている訓練用の武器はナイフ、刀、片手剣、短剣、大剣、双剣、斧、銃数種類、シャベル、爆弾だ
なるほど、銃を模擬戦で使うから広めなのか、どうしてシャベルが?
シャベルに疑問を持ちながらも俺は銃、爆弾3個、ナイフを選んだ
kn「選べたか?」
zm「おん」
sho「あれ、銃使うんや」
zm「まぁな、どちらかと言うと銃の方が得意やから」
kn「暗殺者言うからナイフが1番得意やと思ったわ」
zm「まぁ、ナイフも得意やけど銃の方が使い慣れてんねん」
kn「ほーん」
sho「、、、って!そんなことはええねん!やるで!」
雑談をしているとシャオロンが急かしてきたのでとりあえず手合わせをしよう
zm「分かった」
zm「じゃあ、シャオロンからやるか!」
sho「お!ええで〜」
kn「ゾム!後で俺ともしろよ!」
zm「おん!」
ルールは訓練用の武器を相手の急所に突きつける、ペイント弾をつけたら勝ち、もしくは、降参宣言で終了、時間切れで終了だ
どうしたものか、手加減しないといけないよな
kn「制限時間は10分やで!それじゃ、スタート!」
開始の合図と同時に仕掛けたのはシャオロン
自身の持ち武器シャベル、(こいつかシャベル使うの)を構え距離を縮めてくる
それに対し、俺は少し距離を取り、銃を構えるそしてシャオロンの胸元目掛けて銃口を向け、引き金を引く
シャオロンはそれを避けて、さらに近づき、シャベルを俺の頭向けて振り下ろす
俺は、ナイフで防ぎ、弾くとすぐに距離をとった
なるほど前線を張っているだけあって大した速さだこんな心躍る試合は久しぶりで興奮してきた
zm「、、、カハハw」
気づいた時には口角はつり上がっており、笑い声が漏れた
手加減とか知らねえ!本気でやってやる!
俺はシャオロンが瞬きをする瞬間を狙い、一気に距離を詰め、首元目掛けナイフを構える
ギリギリで反応したシャオロンがすんでのところで受け止めた
その時のシャオロンの顔はきっと俺と一緒だった
受け止められたナイフを手放し力をかけないでやるとシャオロンはそのままシャベルを振り上げる形になる
そこの隙をつき、首にナイフを突きつける
kn「そこまで!勝者ゾム!」
あっ、やってしまった怒られる
sho「ゾム!お前強いなぁ!」
?
zm「へ?」
kn「いや、ホンマに見事やったで!」
zm「あ、ありがとう?」
褒められた?なんで?負けたのに?
sho「なんで疑問形やねん!次は俺が勝つからな!」
zm「、、、臨むとこや!」
どうやらここは下の者が上の者に勝っても怒られることはないようだ
本当にここはa国とは全てが違う
(ちなみにこの後、コネシマにも勝ちました)
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頑張てくたさい