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また、数年後。
二人は中学三年生になりました。


中学生になれば、大きな壁があります。


そう、受験です。


コノちゃんは社会がとっても苦手でした。


でも、コノちゃんは余裕!


エイカちゃんが教えてくれるから!


わからない問題があったら、いつもエイカちゃんが教えてくれます。


なぜならコノちゃんとエイカちゃんはいつも一緒だから。


授業は一緒に受けれるし、テストだってエイカちゃんと相談できるのです。


ずっと一緒だけど、おかあさんの前では一人のふり。


おかあさんはやっぱり心配していました。


自分の娘がおかしいと思われたくないのです。


そんなおかあさんに、コノちゃんは嫌気が差していました。


「ねぇ、エイカちゃん。高校は遠い所に行こうよ」


いいの?おかあさん心配するよ?


「いいの!二人だけで暮らしたいから」


コノちゃんはエイカちゃんが大好き。


コノちゃんは、これから二人っきりで暮らすことを胸に、受験へ手を伸ばしました。





そして、受験の日。


もちろん、コノちゃんとエイカちゃん、二人で受けます。


ここ、計算ミスだよ。


漢字ー!一本足りてなーい!


エイカちゃんのお手伝いは大活躍!


空白は一つもなく、受験を終えることができました。



もちろん!受験は合格!


高校は少し田舎で、一人暮らしをすることになりました。


おかあさんも渋々許可を出してくれました。


「これでやっと、二人っきりだね」


うん!二人っきり。






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