前回の続き(五年後のお話)です。
⚠️芥敦にべびちゃんがいます。(名前有)
⚠️中原がバブい/太宰がスパダリ
⚠️後半えっち注意
『あら、完全に寝ちゃった』
「本当だ」
中也の腕の中で眠る赤子は、とても幸せそうな顔をしていた。
敦「龍之介さんが何だか不憫ですね
僕が抱っこしたらまた起きてしまうので……一緒に来ていただけないでしょうか」
「あ、はい」
ちら、と私の顔を見た中也に微笑みかけると、彼はニコリと笑って敦くんの後を追っていった。
敦「……ありがとうございます!
龍之介さんだとなかなか寝付かなくて……」
「いいえ、力になれたなら」
中也さんは眠るあやめの顔を愛おしそうに見つめながら、時々悲しそうに笑った。
敦「中也さん……」
「はい……っ!?」
僕よりも少しだけ小さな躰を抱きしめた。
暖かい……。
敦「中也さん、無理しなくていいんですよ
太宰さんは……きっと全部受け入れてくれます」
「おれ、にんげんじゃない、からっ…むり…… 」
敦「僕だって……にんげんじゃないし、殺されかけたこともあります
でも………太宰さんと、龍之介さんのおかげで今も生きてます
だから…………我慢しないで、思い切り甘えてしまえば善いんです」
中也さんの顔は涙でぐちゃぐちゃ。
年上のはずなのに、何だか可愛らしく見えた。
『中也〜?そろそろ帰るよ』
敦「ほら、思いきり甘えてきてくださいね」
「……はい」
『ねぇ、敦くんと何話してたの?』
「ひみつだよばーか」
帰り道、珍しく私の手を取った中也。
その手を握り返してやると、自分から手を繋いだくせに顔を赤く染めた。
『もっとこっちおいでよ。手繋いでる意味ないよ』
「……わかった」
俯いたまま顔を赤らめる中也の肩を抱き寄せて躰を密着させると、更に顔が真赤になった。
『そんなに照れなくても。何時も一緒にいるのに』
「……一緒にいるから恥ずかしいんだよ」
『何それ可愛い』
私は中也を抱え上げ、家まで全速力で走った。
玄関できゃんきゃん吠えている中也を下ろし、唇を重ねた。
「ん……んむ、っ」
『こっち見て………ふふ、可愛い♡
……キスされただけで気持ちよくなっちゃったの?』
「ぅ、ぁ……ぅあ」
『そろそろ発情期のくせして全然アピールしないんだから。ちゃんと言わないと辛いのは中也なんだから、ね?』
既に蕩けきった顔をする中也の躰を抱えてソファに寝かせる。
休みの日なのに着ているきっちりしたスーツを脱がせ、柔らかい肌に指を滑らせた。
『お出で
……今日敦くんと何してたの?』
「なにも………してな、っ!?、」
『嘘つかないの。怒ったりしないから教えて』
「……ゃ、ぅぁ♡」
自分のベルトを外してスラックスを下ろしながら、下着越しに中也の自身を撫でた。
『ほら、教えてごらん』
「………おこらない、?」
『うん、怒らないよ』
頭を撫でながら蒼い瞳を見つめる。
吸い込まれてしまいそう…………。
「……やっぱり、おれも、おやに…なりたい………だざいとふたりで……」
『善い考えだ…悦んで引き受けよう』
「でも…………おれ、」
『大丈夫……中也は私の大切な人。
中也がしたい事は何でもしてあげるから、絶対に我慢しないで教えて欲しい』
柔らかい赤毛を撫で、ソファからベッドまで運ぶ。
ベッドで仰向けになった彼のは既に蕩けきっていて、期待を向けてくる。
『……中也が思ってるより、私は中也に惚れてる。だから……もっと好きって言って♡』
「だ、ざぃっ……すき、♡」
ぶわ、と甘い香りが広がって鼻を刺す。
発情期が来たのだろうか……。
「は、ぅぁ、だざぃ♡」
ぁ、もぉ、がまんできなっ……♡♡
………はぁく、もぉはいる、からっ♡」
『……っ、あ』
とろとろと溢れ出す愛液を掬い上げ、指に纏わせて中也の中へと沈める。
熱く指へと絡みついてくるのを押し広げながら唇を重ねた。
「ひ、ぅ♡ぁ……っ!?」
『気持ちい?もうべとべとだね♡』
指を引き抜き、間髪入れずに中也の中に侵入した。
ゆっくりと動く度に、愛液が絶えず溢れた。
『中也っ……、此処,入ってるのわかる?』
「ぃ、あ、ぁんっ♡♡だめ、ゎう♡」
『……可愛い、好きだよ』
「…おれ……も、すきっ♡♡だいすきっっ♡♡」
中也の中で果てる。
彼の躰を包み込むように抱きしめながら、夢の世界へと溺れていった。
おわり。
と言いたいのですが……個人的に芥敦のえっちが本編に捩じ込めなかったので……折角なら書きたい所存です……。
優しいふぉろわさんが許してくれる事を願いながら書きます……。
コメント
2件
………太宰,こんなに尊いものを直で見てよく生きてるな…私はもう○にかけたぞ…尊かったです有難う御座いました。
全然書いてくださいっ!!待ってます( *´꒳`* )