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ー大怪獣襲来。速やかに避難せよ。①ー
(夢主、スマホを手にぼんやりと考えている)
結局……何も言わずに帰っちゃったな。
糸師くん、怒ってるかな……?
(少し考え込む)
夢主(心の声):
「いや、それはないか!」
「私にそこまでの興味なんてないだろうし……。」
「とはいえ、一応誘ってくれたわけだし……感想くらい送るべき?」
(夢主、スマホを握りしめる)
夢主(心の声):
「……でも、なんて送ればいいんだろう?」
(その時、不意に着信音が響く)
夢主:
「!? げぇっ……糸師くん!? 電話?」
(画面に表示された名前に驚愕する夢主)
夢主(心の声):
「な、なんで!? 何で電話してくるの!?」
「え、いや、でも……出られない!無理!」
(夢主、手を震わせながらスマホを見つめる)
夢主(心の声):
「見なかったことにしよう……。」
(その瞬間、インターホンが鳴る)
夢主:
「!? ぴ、ピーンポーン……?」
冷や汗が噴き出るなか、
ぞくり、と悪寒が走った。
スマホの着信音と
インターホンの音がエンドレスに重なり合う
鳴り止む気配は……ない……。
大怪獣……襲来……。
そして、私に逃げ場は……ない……。
(夢主、恐る恐るスマホを手に取る)
夢主:
「は、はい……もしも――」
糸師凛:
「今すぐ開けろ。」
夢主:
「はっ、はひぃぃぃ!!」
私は、震えながら玄関へと全力で走った。
あとがき
凛くんは絶対にやる、
鬼電からの鬼ピンポン。
そして相手が出てくるまで、きっとやめない。