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「今日も学校か。」
なんだかんだ、私は学校が好きだ。
ちょっと前はこんなんじゃなかったのに。
いつからか、学校に行くのがすごく楽しみになっていた。
いつも通り、自分で朝食を作り、なるべく音を立てず、準備をすます。
昨日干したワイシャツに腕を通す。
鏡の前に行き、自分の姿を改めて見てみる。
制服はずれていないか。
メイクは濃すぎていないか。
今日の髪型は変じゃないか。
これが最近の朝の日課。いわゆる、朝のルーティーンといったところだろうか。
私はそこそこみんなの言う、“頭のいい学校”に行っているので、校則は割と緩い。
今までの癖からだ、つい、いらない行動をとってしまう。
家全体に集中して耳を澄ます。
今日も無事、無音だ。なんて。
玄関に行き、靴を履く。
そして、そっと、
「行ってきます。」
鍵を閉めた。
家を出てしまえばこっちのもんだ。
ちなみに、たいして頭が良くない私がわざわざこの高校を選んだのは、
バイトが許されていること、家から徒歩圏内にあること、そして何より、
“あの人”が選んだ高校だ。
まぁ、そりゃ大した距離もないので、あまり急がなくていい。
でも最近はつい、足を速めてしまうのだ。
はやく待ち合わせ場所につかなければ。
会いたくてしょうがない。
“あの人に”
嗚呼、いつぶりだろうか。
私がこんなにも、
“好きになるものに出会えたのは。”
数年前のこと。
私「い゛っ、ごめ、ごめんなさい。ごめんなさい!許してください!」
母親「あぁ、なんでこんな奴産んじゃったんだろう。いらねぇんだよ、お前…」
母親「なんてッッ…!」
ードカッ。
嗚呼、痛い。苦しい。私だって何のために生まれたのかわからないのに。
なんで。なんで、なんでなんで。
なんでなの…!
ードゴッ。
私「カハッ…。」
母親「気持ち悪い、お前の顔なんて見たくねぇんだよ!」
母親「法律で決まってるから育ててやってるだけなんだよ、はやく出ていけ、ゴミ。」
私「ごめ、なさ…」
母親「あぁ、あぁ、あぁ!!」
ードンッ。
私「ぎゃ…」
母親「声も聞きたくない、虫唾が走る。」
そう言って私を気が済むまで殴る。
そしてやっと意識がしっかりしてきたころ、
気がつくとあの母親はいない。
私「嗚呼、きっとまたパチンコだよね…。」
わかってる。
私が生まれて間もないころ、
建築現場で働いていたお父さんは、
事故で、意識を失ってしまい、病院にすぐ、搬送された。
でもその2日後、息を引き取った。
きっと母親は、私が疫病神かなにかに見えてしまったのだろう。
だが、私は母親がすごいと思う。
赤ん坊のころの私には、何もせず、耐えていたのだ。
その期間、何にも当たらず、私のことを育ててくれた。
その事実のおかげで、私は今、許せているのだろうから。
そうして中学生になった私は、家を静かに出ることを覚えた。
でも、朝から食欲はしない。
なので、もちろん朝食は取らない。
髪の毛も、テキトーにとかして終了。
もう、どうでもよかった。
きれいな恰好で行く必要なんてない。
学校は逃げる場所だ。
友達なんかできなくていい。
ただ、家から出たい。
土日が地獄だ。
母親がもし休みだったら、
数時間、殴られ蹴られ、大惨事だ。
「嗚呼、土日、みんなはどう過ごしているんだろう…。」
なんて、私が知っても意味のない戯け事を呟く。
「行ってきます…。」
ーカチャリ…。
途端、不安が私を包み込んだ。
静かに出れたかな。
母親がでてきてつかまれて、また殴られないかな。
「はやく行こう…。」
私は走り出した。
捕まってしまったら終わりだ。
そんな気がして。
夢中になって走った。
ーズキッ。
痛い。
嗚呼そうか、今日は月曜日だった。
昨日殴られた箇所がとくに痛む。
「うっ…。」
登校中に思い出すことじゃなかった。
気持ち悪い。頭痛がしてきた。ダメだ、ふらつく。
ーやばいかもしれない…ー
男の子「おい、しっかりしろよ」
え、誰。
私に声をかけるのなんて、
殴って晴らしたい時の母親くらい。
ービクッ。
怖い。怖い怖い怖い怖い。
震えが止まらない。
また、殴られてしまう。
としか浮かばなくて蹲っていた私の頭に、
殴られる時とは違う、
優しい重みと確かな暖かさが伝わってきた。
男の子「大丈夫か?お前。」
そういわれるまで、撫でられていたことに気づくまでしばらくかかった。
そして私は失礼な態度をとった。
なんて最低なんだろう。
ーバッ。
思い切り振り払った。
男の子「へ。」
私「あ、ごめんなさい。」
私「その、えっと、」
ーポロッ。
やってしまった。人前で泣くことは許されない。
迷惑をかける。
自分の家庭事情で、自分で勝手に悩んでいるのに。
その勝手を押し付けて迷惑をかけてしまった。
私「ごめんなさい、大丈夫なので、では…」
男の子「待てよ。」
ービクッ。
そう言って腕をつかまれてしまった。
怖い。怒らせてしまった。
だが、そんな私の私見を裏切る言葉を放たれた。
男の子「どうせ、迷惑だ、とか思ってんだろ。」
私「え…。」
男の子「そんな訳ねぇよ。」
男の子「あえて聞かないけど、なにかあったんだろ。」
男の子「辛い時くらい、人を頼れよ。」
ぶっきらぼうな喋り方だけど、確かに心が包まれる。
そんな気がした。
私「ありがとう、ございます…。」
男の子「お前、同じクラスだろ。」
そうなの?
気にしたことなかった。
逃げれたから、それでいいと思ってた。
私の存在に気付いてくれてたの?
男の子「わかってねぇな。同じクラスなんだよ。」
男の子「もう2学期中盤だぞ、しっかりしろよ。」
あれ、もうそんなころか。
私「ごめんなさい。」
男の子「いちいちあやまるな。」
私「はい。」
男の子「あぁ、あと、同い年なんだからさ、敬語やめろよ。」
私「え、うん…。」
そして、さっきまでとは違う、優しい口調で彼は言った。
男の子「俺は味方だから、話聞くし、一人で抱えるなよ。」
私「え、あ、うん。ありがとう…。」
男の子「って、あぁ!?」
私「どうしたの…?」
男の子「そろそろ時間やばくね?走るぞ!」
私「え、え!?」
そう言って、当たり前のように私の手を引いて彼は走り出した。
毎朝走っていた私はそこまで足が遅いわけでもなかったから、
辛うじてついていけた。
…でもなんだろう。
走るのは嫌いだった。
母親から逃げるためにか、体育の授業くらいでしか、
走らなかったからだ。
だが、確かに私は今、
目の前の、彼の背中を追って感じているこの風が、
気持ちよかった。
ーキーンコーンカーンコーン
ギリギリだった。
私たちは、下駄箱に手をついて、息を整えた。
そして小走りで同じ教室に向かった。
席に着いたと同時になった鐘の音に安堵した。
先生「出席とります。」
いつも何故かフルネームで呼ぶ先生なんだよな。
時間がかかる。
先生「~さん」
~~~
先生「~さん」
先生「桜木 春空さん」
春空「はい。」
朝の人だ。
桜木さん、っていうんだ…。
~~~
先生「氷室 冬花さん」
私「はい。」
~~~
やっと朝のミーティングがおわったころ、
私はいつもと違う日々が、ここから始まるとは思っていなかった。
ー氷室!
誰かが私を、呼んでいる?
私「はい、なんでしょ…」
春空「おい、大丈夫か?」
私「え、うん。」
春空「ギリギリだったな!」
マジあぶねぇ、なんて言ってこんな不愛想な私に笑顔を向けてくる。
春空「つか、席隣なんだから話かけろよ。」
私「あ。」
春空「ったく…」
男子「春空ー、」
春空「あ、ごめん、またあとでな!」
私「え、うん。」
春空「なんだよー!」
男子「~~!」
春空「~~」
はぁ、所詮、あの人も男子だ。
なんて当たり前の事。
私は何を考えているんだろう。
よくわかんない。
そのあとも。
先生「授業はじめます。」
日直「起立。礼。」
全員「お願いします。」
~~~
先生「~~。」
社会、苦手なんだよな。
シャーペンをもって、ぼーっとしていたら、
誰かにつつかれた。
春空「おい。」
私「へ。」
春空「もしかして、わかんねぇの笑?」
私「わ、わかるよ。」
春空「へぇ。」
そう言って彼は私のプリントを覗く。
ちらっとその様子を見てみた。
隣には、口元を抑えて必死に笑いをこらえてる彼の横顔があった。
春空「なぁ。」
私「何?」
春空「ほとんど間違ってる笑」
噓。いや、そうか。
家で勉強する時間なんてない。
当たり前だ。
いや、そうでもない。
私がやらないだけだ。
こんなの、ただの言い訳でしかない。
考え事をしていたら、また、つつかれた。
私「何?」
春空「今度、勉強教えてやるよ。」
すっごい上から。
でも、ありがたい。
素直にお礼を言うべきか、
そんなの図々しい、やめておこう。
私はそう考えると、彼は覆してくる。
春空「遠慮すんな!」
春空「俺、割と勉強得意だからな!」
私「そうなの?」
春空「おう!」
春空「だからまかせとけ…」
先生「そこ、さっきからうるさい。」
私「あ、すみませんでした。」
春空「ごめんなさーい。」
2人で怒られた。
そして無意識に私たちは顔を見合わせた。
今までの一連の流れで私はどこか安心して、笑ってしまった。
私「ふふ…笑」
そのまま顔を見合わせて彼と笑った。
先生にバレないように。
落ち着いてきたころ、彼は頬杖をついて微笑んだ。
春空「やっと笑ったな。」
何故か私は、彼と登下校するようになった。
私「他の子達と帰らなくていいの?」
このまえの朝のことで、
一人で登校しているのは何となく知っていた。
でも、私と違って友達も多いはずなのに…。
春空「いいんだよ!一緒に帰ろうぜ!」
春空「この前みたく、一人で苦しそうにされるの嫌だし。」
優しいな。
こんな人に出会ったのは生まれて初めてだ。
でも、一つ気がかりだった。
私「べつに、心配だから仕方なく、とかだったら、いいんだよ?」
私「無理に私と登下校しなくても…」
春空「いや、氷室がいいんだよ、俺は。」
私「え。」
春空「いや、なんでもない。忘れろ!」
急に慌てだした。
その時の私は、なんで彼が慌ててるのか、
わからなかった。
でも、なんとなく居心地がよくて、
彼は、私にとっての本当の家みたいだった。
数か月後。
もうすっかり冬だ。
静かに家を出るのも慣れた。
彼はいつも私の家の前で待っててくれている。
ちょうど通る所に私が住んでる、と言っていた
あの人は、友達、でいいんだよね?
今更ながら気になっていたのは、身だしなみだった。
今までは学校なんて逃げ場所程度だった。
でも、“友達”とかかわるならせめて、
髪型くらいは気にしよう、と思った。
「こんな感じ、かな?」
首の後ろにある、割と新しい傷は隠すため、
ハーフアップにしてみた。
変じゃないかな。
まぁ、少し変えたくらいで、誰も見ない。
「なら、平気か。」
彼を外で待たせておくのも申し訳ないので、
急いで家を飛び出した。
もちろん、静かに。
私「おはよう。遅くなっちゃってごめんね。」
春空「お、おう…。」
あれ、やけにテンションが低い。
たった一人の友達にすら嫌われてしまったのか。
怖くなった刹那、彼がとった行動が不思議だった。
そっぽをむいて、首に手を当てて、こう言った。
春空「髪型、変えたんだな。に、似合ってる。」
そっぽむいて言ってるってことは、テキトー、かな?
私はとりあえず、ありがとう。と言って終わらせた。
その数日間、髪が長めの私は、
ほぼ毎日ちがう髪型をしていった。
なんとなく、楽しかったのと、
毎回彼が褒めてくれるのがうれしくって、
続けてしまった。
12月中旬。
彼が遊びに誘ってくれた。
もちろん、行きたい。と答えた。
きっと楽しくなる。
彼とゆっくりすごせる。
周りの目を気にしなくて済む。
そう考えるだけで胸が躍った。
どんな服で行こう?
なるべく、かわいい。と思われたい。
この組み合わせ、変じゃないかな。
ゆっくりためていたお小遣いで、
洋服や、コスメを買った。
メイクも練習した。
彼の目に少しでもかわいく映りたかった。
当日。
黒い丈が短いワンピースに、
スカート部分が見えるグレーのコート、
ふわふわのマフラーをした。
髪型は、ハーフツイン。
長めのブーツを履いて。
変じゃない、よね?
そればっかり頭をよぎっていた。
待ち合わせ場所に立つ人混みの中からでも、すぐに彼を見つけた。
でも…。
私、あの人のこと、呼んだことなくて。
どうしよう…。
私は胸に手を当ててしゃがみこんだ。
すると、身に覚えのある大きさの手が、
私の肩に触れた。
春空「普通に呼んでくれればいいのに笑」
無理だよ、呼んだことない。
難しいよ…。
春空「桜木!でもいいからさ!」
私「…春空くん…。」
春空「へ!?」
あ、急に名前で呼んでしまった。
私「ごめんなさい。私、こういうの、わからなくて…。」
春空「いいぞ、全然//」
また、そっぽむいてる。
なんでだろう。
春空「ほ、ほら、行くぞ、冬花//」
そっぽむいたまま、彼は私の“名前”を呼んでくれた。
嬉しかった。
でも、なんだろう。
顔が、熱い?
私「うん、い、行こう…//」
スタートは謎だったけど、
彼と過ごす時間はあっという間に流れていった。
そして、終わりを告げる、短い針が、5を指すころ。
それぞれ、家に向かった。
春空「んじゃ、また学校で!」
私「うん、またね。」
終わってしまった。
夢のような時間が。
楽しかった。
彼と過ごす時間が好きで、終わってほしくなかったのに。
あの“地獄”に“返”らなくてはいけない…。
「ただいま…。」
早く着替えよう…。
この格好でいたらまた何かされるかも。
私はすぐに部屋着に着替えて、
いつも通り、家事をした。
が、一つ、しくじってしまった。
メイクを落とし忘れた。
ートタットタットタッ…
母親がくる。
怖い。
また何か…
母親「おい。」
母親「うわ、気持ち悪。」
母親「なにその顔。」
私「今日、友達と出かけてきたので…」
母親「は?んなこときいてねぇよ。」
ービクッ。
母親「気持ち悪ぃ。」
ードクンドクンドクンドクン…。
鼓動が早まるのがわかる。
嗚呼、痛いのは嫌だ。
怖い。
母親「目障りなんだよッッ!」
ーガッ。
髪の毛引っ張られた。
痛い。怖い。
でも、抵抗なんかしたら。
ードガッ。
私「い゛っ」
母親「うるせぇよ!!」
そういって勢いよく、私の髪の毛をつかんだまま、
床に投げられた。
ーゴツンッ。
痛い。
嗚呼、こぶになるなぁ…。
またあの日みたいに撫でてほしかったけど、
痛いもんなぁ。
こんな時ですら、彼のことを考えてしまう。
もしかして…。
母親「何ぼーっとしてんだよ!」
ードゴッ。
私「きゃ…」
母親「気持ち悪い声出してねぇで立てよ。」
母親「何ころがってる暇あんの?」
ードンッ。ドンッ。
やめて、蹴らないで。
壁にも当たって背中も痛いよ…。
意識が…飛びそう……。
ーピンポーン…ー
母親「は、誰…」
母親「警察!?」
母親「え、なんで…。てめぇ…。」
私「ち、ちがい、ます…。」
母親「じゃぁあれか、今日遊んできたガキにでも言ったんだろ?」
私「まっ、て、春空くんは、関係、な…」
母親「そいつだろっ!」
ードンドンドン。
警察「ドアを開けろ、何をしているんだ!」
でも、この部屋は今、
私の血や、蹴られた拍子に散らばった物で荒れている。
しぶしぶ扉を開けに行くかと思いきや、
母親は最後の一撃と言わんばかりに
私のみぞおちを思いっきり蹴って、
私は壁にぶつかり、そのまま気を失った。
ーピッ、ピッ、ピッ、ピ…
目が覚めると、病院のベッドの上。
状況を聞くと、
私がおそらく虐待を受けていたときの物音が、
たまたま家の近くにいた“少年”が通報してくれた、らしい。
目が覚めてから、大きな傷はなく、
すぐに退院することとなった。
が、家に帰るのが怖くって、
近くまで来てから、座り込んでしまった。
「なんならあのまま死んでしまえばよかったのに…。」
呟いてみた。
私は恐怖のあまり、
“あの人”が近くに来ていることに、気が付かなかった。
春空「おい…」
私「きゃぁ」
春空「ごめん、急に声かけて、怖かったよな?」
いや、むしろ、安心した。
“大好きな人”が、目の前にいる。
その事実と安心感から、目から熱いものがこぼれた。
春空「うわっ、そんなにびっくりさせちゃったか!?」
私「ううん、ありがとう…。」
私「私、安心しちゃって、それで…」
春空「ごめん…。」
彼は泣いていた。
春空「もっとはやく、助けられなくて、ごめん…。」
春空「ごめんな…。」
そう言って、抱きしめられた時、
一瞬の混乱がその温もりで溶かされ、
安心感が私を包み込んだ。
私「ううん、助けてくれたのは、春空君なんでしょう?」
私「私、君がいなかったら、今頃どうなってたかわからない、ありがとう。」
そのまま抱きしめ合ったまま、
時間が経過した。
その間は不思議と気まずくない無言が続いた。
周りで微かに聞こえる車の走る音。
鳥の声。
私たちの音は存在しなかった。
いや、私たちだけにしか聞こえない。
至近距離で伝わってくる、
吐息、心臓の音。
それらの音で実感した。
私は大好きなこの人に今も生かされているんだ、と。
現在。
早くいかなきゃ。
早く逢いたい。
顔を見たい。
早く。早く早く。
そして、誰かにぶつかった。
私「わ、ご、ごめんなさい。」
春空「おはよう、そんなに急がなくても俺はここでずっと待つけど笑?」
私「あ、春空だった、焦った…。」
春空「ほら、行くぞ。」
私「うん!」
今の、ある程度の人となら接することのできる、
以前より明るい私を作ってくれたのも、
過去のことを知ってるのも、“春空”だけだ。
そして、私たちが少し前、付き合い始めたのを知ってるのも、
私たちだけだ。
ーendー