テラーノベル
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「…リク?」
「っは…ごめん。ぼーっとしてた…」
「リク、朝食食べて早く支度しなさいね…アンタも、変なことに巻き込まれないように気を付けてよ。」
「何かあったらすぐお母さんに言うのよ。」
「…う、うん。」
とは言え、普通に食欲ないな
「お母さん、今日は日勤だからもう行くわね。」
「わかった…気を付けてね。」
食事に手をつけた。
食べれたのは半分より以下だ。
「学校…休んじゃおうかな。お母さんもきっとわかってくれるよね。」
自分の部屋に行き、枕の近くにあったスマホを手に取り メッセージでお母さんに(今日は体調が悪いから、休むね。)と送信した。
そしたらすぐに既読がついた。
(今朝のニュースの事もあるものね、無理しないでちょうだい。勉強もちゃんと進んでるものね、ゆっくりして。)
…理解のある親で良かったと、心底思う。
今日はとりあえず寝よう。
布団に入り、自分に不都合な事が脳に入ってこないよう明るい音楽を流す
はぁ…今朝だけで一日の疲れがずっしり来たな…
疲れてるのに眠くは無い。
趣味に没頭しようかな…?
でも体が思うように動かないし、だるいな。
あ、そうだ…適当にショート動画を見よう
スクロールするだけだし、あんまり疲れないよね。
なんの意味も無いのにショート動画をスクロールし続ける
好きな実況者さんの動画も見た
でもあんまり面白いとは感じなくなってた。
なんでだろう?
「はぁ…考え始めたら疲れちゃったな」
そして寝付くのに一苦労でも無理に眠った
起きたのはお昼前だ。
何もすることが無いな…
コンビニでお昼ご飯買おっと…
ーコンビニー
ツナマヨおにぎり一つと、バジルソースサラダ、そして豚汁を手に取った。
「袋お付けしますか〜?」
「あっ…お願いします。」
「859円です」
お金を払ってコンビニを出る。
ー家ー
「…ただいま。」
誰もいないけど…。
昼食が入った袋を開け、豚汁をレンジに入れる。
その間に箸とおにぎりとサラダを用意したら
レンジが終わったためすぐに豚汁を取り出して静かに食べる。
「…美味。」
お母さんが日勤の時はいつも買って食べてるが、やはりお気に入りだ。
コンビニの豚汁を啜ってると新学期早々のお昼を思い出す。
ー新学期の時ー
皆がガヤガヤと楽しそうに笑い、話しながら昼食を食べてる中、自分は家庭科室に行き静かに豚汁を啜る
「おっ、誰かいる!なぁなぁ、なにしてんの?」
「ひっ…びっくりした」
急に話しかけてきた…心臓が口から飛び出て豚汁の具材のひとつになりかけるとこだった。
「ごめんごめん!何食ってんの?俺多分それ食った事ないんだよねー」
と言いながら豚汁のラベルを見る
「あ、ぶたじるか!オカンが作ってたわ。」
「…え、ぶたじる?」
「?おん、ぶたじる。」
「…と、とんじるじゃないの?」
「あ、そうなん?」
「でも俺ぶたじる派ー」
「そ、そうなんだ……」
普通にぶたじると呼ぶ人は初めて見た。
「あ、つーか俺にも一口ちょうだーい!」
「えっ…」
会って早々人に味噌汁強請るか!?
距離感近〜…苦手かも。でも少しでも人と話すの慣れないとかな…でもなぁ…
絶対こういう人ほど陰口叩くし…裏で何か言われるのも面倒だから猫被っとこ。
「まぁ…一口だけね?」
「え、まじ!?ありがとう!!」
目を輝かせて豚汁を啜る彼
「うまっ!!くそうめー!染みるぅ〜!オカンのぶたじるより美味い!」
「そ、そんなに…?」
オーバーリアクションだ
「うますぎるこれは…」
「あ、てか君名前は?」
「あ、えっと…リクって言います。」
「ほへー!俺ユキヤな!よろしく!」
「よ、よろしく…お願いします。」
「敬語かよ笑笑」
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っとまぁ…こんなことがあったわけだ。
思い出してたらいつの間にか昼食食べ終わってた。
コメント
1件
**はる。です!** 第5話、読み終わったよ〜。リクの心の疲れ方がすごくリアルで、朝のニュースの影響で学校を休む決断とか、無理に明るい音楽流して現実逃避する感じとか、めっちゃ共感しちゃった…。回想シーンのユキヤとの出会い、ぶたじるvsとんじる論争に笑ったw 距離感バグってるキャラ好き。リクの猫被りもわかるな〜。これからユキヤとどう関わっていくのか楽しみ!
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