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一体何を言ってるの?
「怒るよ?」
私の初恋をしゅんにあげて私、ほんとにしゅんのこと好きなんだよ?
チュ
しゅんは私の頬にキスをした。
「知ってる。」
しゅんは見透かしたように言う。
「結奈がそれを聞いて怒ることも俺を好きでいてくれることも全部」
「は、はぁー?」
私は呆れたようにため息をついた。
ブルルル
「あ、ごめん電話」
そう言ってしゅんは電話に出た。
「はい、はい、」
会話が終わるとしゅんは電話を切った。
「ごめん結奈仕事。真昼さんに夜ご飯食べれないって言っといて」
「わかった行ってらっしゃい」
「うん。行ってきます」
Sランクのしゅんが行くのは相当な事だと思った。
「結奈ちゃんーご飯できたよ?」
「はーいいま行きます」
私は階段を降りた。
「そうだ真昼さん、しゅん仕事でご飯食べれないって」
「そっかー残念。まあまた作るよ」
「食べよっか」
「いただきます」
真昼さんが作ったのは牛丼だった。
真昼さんの料理は結構美味しかった。
「真昼さん。美味しいですね」
「ありがとう。父さんと母さんいない間いつも作ろうかな」
「いやいや流石に大変だろ」
優斗くんが突っ込む。
「でも真昼姉の料理美味しいからいいんじゃない?」
朱音ちゃんが言った。
「俺も食べたい」
「私も食べたいです」
「えー、まじかみんな」
優斗くん以外みんな賛成意見だった。
「えー、じゃあ私頑張る!」
ブルルル
「あ、ごめん出るね」
「はい、隊長どうしました?」
「大変だ、今連絡あってしゅんが…」
私の周りが暗くなった。
しゅんが意識不明?そんなわけないよ?
「どうしたの?」
「しゅんが、影にやられて意識不明だって」
みんなが驚いた。
それはそうだよ。
「結奈ちゃん行くよ」
「え?どこに」
「どこって、しゅんくんのところ」
「病院どこ?」
「赤坂総合病院」
「わかった。みんな走るよ!」
私たちは走って病院に向かった。
私は真昼さんに手を引かれて走るしか出来なかった。
赤坂総合病院。
「しゅんくん!」
電話で聞いた通りしゅんは目を覚ましていなかった。
「ご家族の方ですか?」
「はい」
「ではこっちで話を」
「分かりました。」
朱音ちゃん、真昼さん蓮が先生と一緒に行った。
私と優斗は呆然と立ち尽くすしか出来なかった。
「しゅん…しゅん起きてよ。さっき話したばっかりじゃん!ねぇお願いだから起きてよ」
「結奈…そうだよしゅん起きろよ」
「結奈ちゃん、落ち着いて聞いてね」
戻ってきた真昼さんが真面目に話す。
「しゅんくんはいつ目を覚ますか分からない。先生は植物状態だって言ってた。」
「え?それ本当かよ」
「本当よ」
しゅんが植物状態って、なんで…
私が任務について行けば…私のせいだ。
「私のせいで…」
「そんなことないよ、」
真昼さんは私を抱きしめた。
「今日はみんなでいっぱい泣いて明日からは笑って来よ?」
「はい…はい!」
私は決めた。しゅんの仇を打つ。
「優斗、蓮私に手を貸して 」
優斗と蓮は察したのかキリッとした表情をを見せた。
「おう、もちろんだ」