🎼　体調不良ネタ

💚(看病)💛(体調不良)です

体調不良ネタか、と聞かれたら微妙なところがありますが…

まあ甘く見てください。私の大好きが詰まったものです。

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おかしい。

今日の彼はなんかおかしい。

黄「…」

緑「…？」

「みこちゃん大丈夫？食欲ない？」

黄「へっ、？！あ、ちがくて…」

「その…」

緑「ん？」

黄「食べさせてほしいなぁって…」

緑「ん゛ぐっ、？！！」

黄「おゎっ！！すちくん気を確かにぃ！！」

『食べさせてほしい』

なんて言われたことがない。

あまりにも衝撃すぎてむせ返ってしまった。

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緑「みこちゃーん？お風呂入っちゃってー？」

黄「ん…」

緑「みこちゃん、聞いてる？」

黄「ぅきいてる…」

「つれてって…」

緑「えぇ…？」

いつもなら「ぅわかった！」とか言って入ってくれるのに。

動く気配がないので仕方なくつれていったら、

黄「んふ…すちくんやぁ…」

とか言って嬉しそう。

＊＊＊

黄「すちくん…？」

緑「どうしたのみこちゃん」

黄「寝られへん、から…」

緑「うん？」

黄「お膝、貸してもらえませんか、？」

緑「…へ、」

ソファーに座っていると、彼にそう言われた。

やっぱりおかしい。

いやまぁ、膝は貸したけど。今は彼の頭を撫でている。髪ふわふわだなぁ…

緑「…ん？」

おでこに触れると、なんだか熱い気がする。

お風呂上がりだからかと思ったけど、上がってから2時間は経ってるし、流石にこの理由は無理がある。

緑「みこちゃーん？」

黄「ん？」

緑「お熱測ろうか」

黄「んぇ、なんでぇ…？」

緑「なんでも。ちょっと頭退けれる？」

黄「ん…やぁ…」

緑「えぇ…」

拒否された上に腰に手を回されて余計動けなくなってしまった。

ここまで駄々っ子な彼は初めてで、どうするべきなのかわからない。

緑「どうしようかねぇ…」

黄「……って、？」

緑「ん？」

黄「…いかんとって、？」

緑「…え、」

黄「あかん…？」

緑「だめじゃないけど…今日どうしたの？甘えたさんじゃん」

黄「あまえたさん、？」

緑「え、自覚なかったの？」

「ほら、みこちゃんお退きなさい」

黄「やぁや…いっしょにねるの…」

緑「お熱測ったら一緒に寝よ？」

黄「…ほんと？」

緑「本当。離してくれる？」

黄「…ん、ちょっとやからね、」

緑「ありがとね。寒くない？」

黄「ちょっとさむい、」

緑「ん、これ着てな？」

黄「…！んふふ、あったか…」

彼に自分が着ていたパーカーを渡し、ソファーを立つ。

とりあえず体温計と水と、熱があった時用の薬。

さっきご飯は食べてたし、薬も飲んでくれたらいいなぁ…。

緑「ただいま、」

黄「んぁ、おかえりぃ…」

緑「お熱測ろうね」

黄「ぅん…」

緑「ほら、右腕上げて」

黄「みぎうで…？」

緑「違うそっち左」

思考力も低下してしまっているのだろうか。

いやそうであってほしい。

緑「あらぁ…」

音が聞こえた物体を見ると、そこには38.4の数字。しんどい熱の高さだろう。

通りで寝られないわけだ。彼の顔を覗けばぼーっとこちらを見つめている。

緑「みこちゃん、お薬飲もう？」

黄「おくすり…？」

緑「そう、お薬」

黄「…やだ、」

緑「やだじゃないの。しんどいのみこちゃんだよ？」

黄「やぁ…おくすりのまない…」

緑「もう、甘えたさんなんだから…」

「しょうがないな、」

「みこちゃん口開けて？」

黄「お口…？」

「んっ、！？」

緑「……飲み込めた？」

黄「っん…のみこんだ、」

緑「よし、よくできました」

黄「ふへ…えらい？」

緑「偉い偉い、」

そう言って頭を撫でれば、嬉しそうな彼。

大型犬のお世話をしているみたい。

心なしか耳と尻尾が見えてきた。

黄「ね、すちくん？」

緑「ん？」

黄「いっしょに、ねよぉ…？」

緑「ふふ、そうだったね。寝よっか。」

「お膝？それとも一緒に寝転がる？」

黄「にこめのほう、！」

緑「一緒に寝転がるね、」

「よいしょっと…」

黄「ん…おじゃまします、」

「んゎ…すちくんつめた…」

緑「そう？みこちゃんがあったかいだけじゃない？」

黄「おれねつあったんやなぁ…」

緑「え、気づいてなかったの？」

黄「ぅん…さむいなぁとはおもっとったんやけど…」

緑「まぁ寒いって思ってただけマシかな、？」

「あと甘えたさんになるねぇ」

黄「あまえたさん、？」

「おれべつにあまえてへんよ…」

緑「甘えたさんじゃない人はあーんとか膝枕を要求しませーん」

「無自覚甘えたさんが1番タチ悪いんだからね」

黄「おぇ…ごめん…？」

まさかの無自覚だったようで。

なんとまあ罪深い男。

そんな彼は今、目を擦って眠そうにしている。

緑「みこちゃん、眠い？」

黄「ん…？ぅん…」

緑「じゃあ寝ちゃおっか。」

黄「いっしょ…」

緑「一緒ね、起きてもちゃんといるよ」

「おやすみ、みこちゃん。」

先ほど飲ませた薬が効くことを願って、俺も一緒に目を瞑った。

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支部でも同じものをあげて、それと同じことを言うんですが…

・看病人を引き止める

・連れてけと願う

・薬を拒否する

・一緒に寝ると駄々をこねる

この4つを私は勝手に体調不良ネタ四天王と呼んでいます。

私が私のために書いた作品といっても過言ではないでしょう(())

それではまた次回！