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フォリー。フランス語で、狂気を意味するコードネーム。何故そう名付けられたのか、それは、彼自身が狂っているからだ。


中家景音もとい、サージュは、元FBIとして、拠点をいくつか見つけ、これから帰るところだった。

「本日はありがとうございました」

「いや、いいよ。俺はもう要は済んだし。帰るよ」

「はい」

後輩が頭を下げると、景音はその場を去った。

長い廊下を歩いていると、艶のある声が聞こえてきた。

「サージュ?何してるの?」

その声に、空気が一気に重くなった。

「……」

ゆっくり振り返るとそこには、ベルがナイフをこちらに向けて立っていた。

「な、何のつもりだ?」

「いや、別に、此処を見に来たの。公安警察だし」

「……嘘つけ」

「……!」

景音がボソッと呟くと、冴香はハッとしたような顔をした。何故分かったの?と、顔が語っていた。

「俺にそんな嘘が通用するとでも?」

「このペテン師め……!」

冴香は振り向くと、景音を睨んだ。

「ペテン師で結構。俺の命を狙うのはどうしてだ?」

「そりゃ殺し屋なんだから、依頼されたら殺すでしょ?」

「それはそうだが」

「読心術を使えば、早いでしょ?もたもたしてないで、言い当てなよ」

「それじゃ面白くないだろ?」

「……めんどくさ。顔は良いくせに性格は良くならないようね」

冴香は皮肉るように言った。

彼女は腕を組むと、説明し始めた。

「四年前、あるFBI捜査官が殺された。自殺に見せかけて」

「……」

「殺害理由は不明。ただ、当時捜査官で、証人保護プログラムを受けた人が、我々公安警察に証言してくれたのと、状況証拠を合わせると、理由がいくつか推測された。推定された理由の中で、最も可能性があるのが、情報漏洩を防ぐため。FBIとしてラトレイアーに潜入していた何者かからの情報漏洩を防ぐために捜査官が殺されたという事」

「じ、じゃあ、俺が狙われてるのも、そのせいで……」

「もしくは、組織内に何らかの恨みを持つものがいるかってとこかしら?」

「そうとしか思えないな」

「元FBIとはいえ、口は塞いでおかなければならないもの」

冴香は、景音の方から目を逸らして、その場から去った。


左手に包帯をした紗季は、龍雅とともに米秀学園内を捜索していた。

「……!さっき冴香から報告が来た。拠点が二つ見つかったそうだ」

「そう。じゃあ、もういいわね」

「ああ。いくつかの構成員も捕えたようだし」

2人が帰ろうと、方向転換したときだ。

「待って二人とも!」

「歩美、それに雪。何してるの?」

「あたしらも拠点を探してたんだよ。CIAの協力者として」

「なるほどな」

歩美は雪の隣にいた。

「果たせるかな、末端の野郎どももたくさんいたよ。捕まえるの苦労した……」

雪が言いかけたとき、首に冷たい感覚が伝わってきた。

「みいつけた」

「……!」

「探したんですよブラックスノー」

「……フォリー」

雪の首にはナイフがあった。少し切り込みを入れられていて、首から血が垂れていた。

「……いっ」

雪はフォリーの手首を強く握りしめた。それに比例するように、フォリーはグッとさらに雪の首にナイフを当てた。

「……また会いましたねお2人とも」

「さ、咲田!」

「手を放せ!」

松村が叫ぶ。フォリーは、力を緩めた。

「何のつもりだ?」

「依頼です」

雪は少しふらつくと、後ろの壁にもたれかかった。

「ブラックスノーを、消せと」

「依頼元は?」

「クライアントの情報は教えられません」

「何となくわかるから大丈夫だよ」

フォリーは無表情のまま松村を見た。

「じゃあ、アンタたちもこの女から我々の情報を聞いたということで良いですか?」

彼は、とんでもなくおぞましい顔をしていた。


これから二週間ほど、投稿できません。気長に待ってください笑

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