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( '-' )ッスゥゥゥゥゥゥ 、、、、は?
え、あ、湊さんって確か…… うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
梓さん…ぁぁぁぁぁぁ(?)
モチベが湧かない…という言い訳をしながら勉強しに行ってきます…
…花粉辛い😭🤧
桃葉side
フウリン「…は…あ?なんですか…作戦通りって…」
彼女の顔色は変わってないが…慌てているのが分かる
フウリン「というかあなた…私に逆らっておいてタダで…」
そのとき…梓さんはすごいスピードでフウリンの後ろに回り込み首に手を掛けた
…と思ったら彼女の手には鍵が握られている…奪ったんだ…あの一瞬で…
フウリン「!?…ちょ待っ…」
彼女は鍵を奪い取ると私達に向かって大声で叫んだ
クロネ「行こう。桃葉…皆さんも早く!!」
瀬梨「う、うん…?」
私…いや私達はあまり状況が分からないまま放送室に向かった
フウリン「…」
放送室前
私達の方が前を走っていたはずだが梓さんはすぐに追いつき鍵を鍵穴にさした
…するとドアはすぐに開いた
梓「…知愛さんはいませんか…仕方ないですね。フウリンが来るかもしれないので急ぎましょう」
こっちです…と彼女は私達を手招きする
彼女はいろいろと物が置いてあるテーブルを部屋の隅にどかし、裏口であろう扉の入り口を開けた
私達は順に裏口に入る
裏口に入るとすぐに下への階段が私達を出迎えていた
…薄暗い
私達は転ばないようにゆっくりと降りる
すると…トンネル…のような場所に続いていた
学校…よりもお化け屋敷と言われた方が納得できる…
…中は頼りない松明が灯っている
そして…トンネルの左側…突き当たりにガスマスクが置いてある
梓「…鍵は掛かっていない…ですね。持っていて損は無いので持っておきましょう」
私達は言われるままガスマスクを手に取る
…結構ずっしりとしている
…付けると走りづらそうだから今は付けないでおこう
梓「ここを真っ直ぐ行けば出口のはずです。行きましょう!」
出口?への道
私達はただ走った
ただ…出口を求めて走った。走り続けた
桃葉「…クロネさん。説明してください。どういうことですか」
私は彼の顔を見ずに話した
クロネ「…放送室から出れるかも…ってことを薫さんの遺書から聞いて…」
クロネ「絶対に出たいって思ったんだ。でもそのためには協力者がいる」
クロネ「だから力が強い梓さんに頼んだ」
彼女の名前が出たからか彼女も説明してくれる
梓「作戦は…クロネさんが遅刻することでフウリンを油断させる」
梓「そのあと私がクロネさんとフウリンの距離を離し鍵を奪う…」
梓「もし私達が校則違反をしたら遠隔で殺害できる…
みたいなものがあったらここまで上手くはいかなかったでしょう」
…つまり賭けだった…ってことか
クロネ「…危険な役を任せてしまってすみません」
梓「いいえ、本望です。皆さんを守れたんですから」
…そういうことか
力が強い梓さんを選んだ…か
…なら…私はまだ…あなたの助手に…
霊「ねえ、あれは~?」
前を走っている霊さんが目の前を指差す
…大きな開いたままの扉がよく来たな…とでも言うように待ち構えている
…が…きっとあそこが出口だ
梓「!…行きましょう!!」
瀬梨「…先…私行ってもいい…かな?」
申し訳無さそうに彼女は言う
梓「…いいんですよ。減るものでもありませんし」
瀬梨「ありがとう…ございます」
彼女はそう言うと扉を開けて中に入った
桃葉「…あれ?さっきまで3じゃありませんでした?」
私がそう言うと霊さんは同意した
霊「だよね~なんで減ったんだろ~」
梓「…そう…ですか?気のせいでは?」
クロネ「うんうん…気のせいだよ。」
霊「…ま、いっか…行こ~」
桃葉「はい!」
桃葉「…お二人とも?行きましょうよ…?」
動こうとしない彼らに言う
ここから出ればきっと出口だ。人は減ってしまったけど…
今いる人だけでも…
クロネ「…梓さん、少しいいですか?」
梓「…はい?」
クロネさんと梓さんは何かを話すと…笑顔を浮かべながらこう言った
クロネ「そうだね…一緒に行こう」
クロネ「でも扉の前に立って?すぐ行けるように」
桃葉「はい!」
私と霊さんは扉の前にたった
よかった…5人で戻れるんだ
…大丈夫…楓さんと薫さんの分も…幸せに…
そう思っていると…クロネさんと梓さんは私達の後ろに回り込み…
私達を扉の中に突き飛ばした
桃葉「…クロ…!!!」
クロネside
桃葉達が通った後…扉の上の数は0になった
…予想通り…とでも言うべきか…この扉の数は通れる人の人数をさしていた
…つまり最初から全員で戻ることなんてできなかったんだ
クロネ「…何回も巻き込んでしまってすみません。梓さん」
梓「…いいえ。霊「が」生きていれば私は幸せですから」
彼女は幸せそうに微笑んだ
…霊さんが生きていれば…か
俺だってそうだ。桃葉が生きていればそれでいい
…でも…霊さん「と」生きたかっただろうに…
彼女は俺達が走ってきた方向を見ながら呟いた
梓「…フウリン…来ませんね」
クロネ「…このまま餓死でも別に…」
そう思っていた時…銃声が鳴った
…来たか…
…でも…叫んでも泣いても今の状況は変わらない
…そもそも逃げ道なんて無いし
…そう思い彼女が来るまで待っていると…
フウリン「…やっぱり予想通りの2人が残りましたか」
クロネ「…だろうね。あんな上手くいくなんて…おかしいと思ったんだ」
…フウリンの言動的に…わざと俺達をここまで行かせた…いや誘導した…ってところか
フウリン「あら、さすがは探偵ですね……でも…」
…こいつ何でも知ってるな
…まぁあいつの名前が出た時点で理解してたけど…
フウリン「…改めまして…お久しぶりです。夜沙月 黒音(よさづき くろね)さん」
続く