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解説していきます
「シンデレラ」は、魔法にかかっています。「僕」への、 執着の魔法です。
だから「僕」がいなくなってしまえば、「シンデレラ」の僕への執着がなくなり、
魔法が解けると書いてあるのです。
このポエム文章の中での「僕」は王子の立場であると言えます。
つまり、「シンデレラ」は、「僕」と結婚して、后になるため、「僕」に執着してる、などの説が浮かび上がってきます。
『シンデレラはある日突然変わってしまった』のところと、『僕はもう一人のシンデレラを探す』
というところから、なんとなく予想がついてきませんか?
シンデレラは「僕」と結婚して、后になるため鬱状態に陥っています。
『もう一人のシンデレラ』とは、鬱状態になる前のシンデレラを表していて、
「僕」はシンデレラを元の状態に戻すため、『強く抱きしめた』。
それでもシンデレラは元に戻らなかったので、「僕」は諦め、『強く抱きしめた』=体を締めた。
そして、『赤い花』=血。
「僕」はその後もシンデレラを探しています。「僕」はショックのあまり、シンデレラを殺してしまったことを
覚えていないのです。
だから、最後にはクローゼットに入っているシンデレラが居ます。
そして、「僕」も、シンデレラに執着していることが思い浮かべられる一文があります。
『君はシンデレラ、決して解けることの無い魔法を持っている。』
最初から執着していたのは、どっちなのか、ここから怪しくなってきますね。
もしかしたら、最初から執着していたのは、僕とシンデレラだったのではないのでしょうか。
だから、僕はシンデレラを殺し、記憶を失ってもシンデレラを探しているんです。