僕の母親はネグレクトでほぼ家にいない。
それが僕の簡単な自己紹介。
最近気になる人がいるんだ
同じクラスのさとうくん。
話したことは無いけど、多分彼も片親で僕と同じで複雑だと思う
さとうくんはいつも保健室でサボってる。
勇気をだして話しかけてみた
僕「佐藤くん」
佐藤「何?」
僕「体痛くて、佐藤くんも?」
佐藤「まぁ、うん。体見せてみて」
そういい佐藤くんが僕の服のボタンを外して体を見てくれた
佐藤「え?」
不意に痣が見えたらしい。
僕「ぁ、これは、」
佐藤「誰にやられたの?学校?」
僕「お母さん」
佐藤「ぇ、」
僕「ねえ、佐藤くんも同じなんだよね」
佐藤「いや…」
僕「僕たち仲良くなれないかな?」
佐藤「いいけど、俺だけの友達になってくれる?」
僕「君だけの、僕だよ」
佐藤「ほんとにいいの?連絡先も消して。俺以外と関わんないで」
僕「分かったよ。佐藤くん」
僕は不気味な笑みを浮かべて素直に従った
それから僕と佐藤くんの歪んだ関係が始まる。
佐藤くんが僕の髪を引っ張り壁に押し付ける
佐藤「ねえ、なんでそんなに可愛いの?」
僕「佐藤くんのためだよ」
佐藤「はぁ、大好き、愛してる」
そういい唇を重ねてくる佐藤くんに僕も見を預けた
僕が保健室の先生と話していると、佐藤くんがそこを通りかかった。
僕が保健室から出ると、佐藤くんが怒ったように僕の腕を引っ張り男子トイレの個室に入り、佐藤くんが便器に座りその上に僕を座らせた。
佐藤「なんでアイツと話してんの?」
僕「ちょっと相談してただけだよ。僕にはさとうくんだけだよ」
佐藤「でもさ、人と話すなって言ってなかったっけ?」
僕「言ってた、…」
佐藤「ぁーあ、お仕置受けなきゃ」
そういいカッターを取り出すさとうくん。
僕の腕から零れる赤い涙を舐めながら
佐藤「俺だけを見て、俺だけを感じて、」
僕「うん、…♡」
それから、さとうくんが残した傷は増えていった。
佐藤「今日はいつも以上に可愛いね?」
僕「ほんと?佐藤くんのためだよ」
佐藤「ぇ〜、じゃあ今日は特別なお仕置受けなきゃ」
そういいポケットからライターを取り出し僕の太腿に近づけた
佐藤「俺の知ってる〇〇ならこれくらい耐えれるよね?」
ジュワッ
僕「ぁづっ、!」
佐藤「あれ、これくらいで声上げるなんて、〇〇が自分から進んで変態になったのも嘘だったんだ?」
僕「ちがう、!」
佐藤「違うことないでしょ笑、俺がちょっと優しくしたから調子乗っちゃったんだ?ん?」
彼は僕のお尻を叩きながら怒ったように言った
僕「ぁっ、!」
佐藤「この程度で泣いてる暇あったらその辺の男捕まえてこいよビッチが」
僕「ねえやだ、捨てないでよ、だいすき、」
僕は彼の手を自分の首まで持ってきて言う
僕「前みたいに絞めてよ、」
彼は無言で僕の首を絞める
僕「ぁ、…え゛、♡」
彼「なんで喜んでんだよ気持ちわりぃ、」
そう言うとパッと手を離してしまった
僕「まって、!すてないで!」
佐藤「捨てるって笑、俺たち付き合ってないじゃん」
残された傷だらけな僕。
一瞬でも大好きだった彼。
愛されてると勘違いしてた僕が悪いですか?
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