暗い夜真っ暗で何も見えない夜にひとつの満月真っ赤で綺麗な月その真っ赤な月に心を奪われた本当に綺麗で素敵な月
『みんな月みたいに綺麗ならいいのにな』
そんな無謀な事を1人で黙々と考えて月に向かって両手を広げた
『僕も月と一緒に連れて行って欲しいな』
1人で言って一人で涙を零した
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『恋〜酒無くなった〜』
『お母さんこの歳じゃ買えないよ』
『あ”?』
『ッ…買ってきます』
『分かればいいのよ』
赤崎恋(あかさき れん)これが俺の名前俺の母は、父親との離婚で酒を毎日飲んでは、俺に買わせての繰り返しろくに働きもしない毎日髪も少しボサボサ酒を買うってなっても10の歳じゃ買えないから盗んでの繰り返し
『今日は、満月か』
暗闇の中のひとつの大きな光そんな満月を見て昔を思い出しては、泣いて
『あ…』
満月を見ながら歩いているとお酒を落としてしまった
不意に俺と同じ歳くらいの少年が足元に落ちてきた酒を拾った
『なんやこの年でグレとんの君』
(バリバリ関西弁)
『グレてない』
『その歳で酒は、体に悪すぎるで』
『うるさい返して』
『ん』
派手な髪に赤と緑の瞳綺麗な顔立ちをしているにもかかわらず少し小汚い見た目に俺は、不信を抱きつつ少年と目線を合わせないようにしていた
『ありがとう』
『な、君名前は?』
『必要性がない』
『なんやねんノリ悪いな俺は、ウル』
『…れん』
『れん!ええ名前やな!』
人との関わりが少なくどう喋ればいいのかもよく分からない俺を相手にウルは、グイグイ話しかけてくる
『行かないと母さんに怒られる』
『..せやねバイバイ恋』
『バイバイ』
案の定家に帰れば酒がぬるくなっていて母に怒られた怒られたあと俺は、庭に出て1人でポツンと体育座りをして満月を眺めていた黙々と一人で真っ赤な満月を
『神様、俺も連れてってよ』
弱々しく一人で涙を浮かべて一人呟いき外で寝ていた
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