テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
なるほど。さっきの話は全部筒抜けだったんだ。
仕方ない…いいって言わなきゃ終わらなそうだ。
「まぁ今日は特に用事もないからいいけど…」
「やた!じゃあ見せてくれるのね!ありがと!」
ようやく橋本さんから解放された。
明るく元気に生きてる人たちは、自分が願ったら叶うって思ってるんだろうな…
しかしAV鑑賞会とは…実は仲がいい友達と、もちろん男子ね、したことあるけど、初めはあーだこーだ言いながらわいわい見てても、シーンが進むにつれ気まずさでだんまりになっちゃうんだ。
それからは仲がいい友達とも鑑賞会はしないと決めたのに…あ~気まずさが今からわかる…
放課後になった。
橋本さんも忘れてるかもしれないし、このまますうっと帰ってみよ…
「じゃ行こっか?」
「う、うん」ですよね~
底辺男子がイケてる女子に連行される。底辺は言い過ぎだけど、目立たない方なのは間違いない。
ビデオのことがバレてるとは知らない友達たちは、僕が何か怒らせて連れてかれた、とか思ってるのかな…
「ここだよ」
「近いんだね。さ、早く早く!」
うぅ…気が重い…
僕の部屋。誰が来るわけでもないけど、普段から片付けてはいる。
「どこに隠してるのかな~?」
いきなり四つん這いになりベッドの下を覗き込む。あ、パン…ぎりぎりで見えない…でも四つん這いの女子って…いいな。
「そんなとこに隠してないよ(笑)」
「そうなの?当たり前に何かあるかと思ったのに」
机の一番下の引き出し。古い教科書の下が定位置だ。
「本当に見るの?」
「え~今さらじゃない?さ、観念して早く見せてよ」
仕方ない…さっさと見せて帰ってもらおう。
「じゃあ…」
引き出しから取り出すとビデオデッキに入れる。
僕が準備している間に橋本さんはベッドに上がり壁に寄りかかる。
いつもの場所をとられたので僕はベッドに背中を預け、座布団に座った。
リモコンの再生を押す。
貸すつもりだったので頭まで巻き戻してあった。前回ここで…なんて知られたら恥ずかしいしね。
「始まった!」嬉しそうだ。
「これ全部見るの?」
「そうね…結構あるの?」
「始めはインタビューとかあって、で服を脱ぎ初めて、って感じだけど?」
よくあるパターンだ。
「じゃ脱いだ辺りまで飛ばしてよ」
「うん」
早送りする。
明るく陽が差す部屋。中央に置かれた椅子に座った女の子が笑顔で喋りながら、という画がかくかくと進んでいく。
「こういうのいっぱい持ってるの?」
「いっぱい…じゃないけど何本かはね」
全部で三本。なんとなくぼかしてみた。
そのうちパンツいっちょの男の人が現れ、女の子が立ち上がる。
軽いキスから始まり体を触りながら服に手を掛ける。
「あ、やっぱりこの辺から見たい」
再生を押す。
まだ結構あるのにな…
「うわぁ人がするの見るのって…どきどきするね」
「人のって(笑)橋本さんもしたことあるみたい」
「ま、彼氏とね…あ!誰にも言わないでよ!?」
思わぬことを聞いてしまった…
へぇ…橋本さんは…やめやめ考えちゃだめだ。
画面の中ではゆっくりと時間をかけて女の子の服が脱がされ終わっていた。