主
「おはようございます〜。こんにちわ、こんばんわ〜。」
主
「ん、じゃ、早速ですけど、第…8話?になるのかな。」
主
「どうぞ!」
景
「はい」(前回の続きからで〜す💦)
その子は、すっと教室に入ってきた。
田中
「はい、えー、今日からこの学校の生徒になる本多景君です。では、自己紹介どうぞ。」
本多さんがこっちを向くと、輝宮さん以外全員本多さんに釘付けになった。
もちろん、私もだった。
景
「はじめまして。本多 景(ほんだ けい)です。一応俳優をやってます。これからよろしくお願いします。」
本多さんが俳優と言ったとき、女子が騒いだ。
ものすごくうるさかったけど、我慢したよ。ほんとうるさかった。(念を押してるみたいですみません〜)
田中
「本多の席は…」
先生が迷っているときに、女子はすごく願っていた。
『どうか、景君が隣になってくれますように!』って思いが思いっきり伝わってきた。
私は、もう無理。むしろ来ないでくれ〜!って願ってた。
輝宮さんだけで十分ですから〜!これ以上増やさないでください〜!ってずっと思ってた。
でも、その現実は崩れていった。
田中
「ん、ちょうど天竜の前の席が空いてるな。本多、そこでいいか?」
本多さん!お願い!断って!
景
「わかりました。そこの席ですね。」
あ”ぁ”〜なんでこうなるんだろ〜。
まぁ、別にいいけど〜心臓が保ちそうもないよ〜///
本多さんは、こっちに近づいてきた。
女子の横を通るたびにきゃあと声が聞こえてきたけど…
有名人て結構大変なんだな〜。疲れそ〜。
本多さんは、私の前で止まって、席に座った。
私はちょうどこれで、前は本多さん、後ろは輝宮さん、といった形で挟まれていた。
あぁ、女子の視線が痛い。これからどうしよ、ホント困るな〜。
田中
「よし、じゃホームルーム始めるから、輝宮前出てきて。」
私は、気分が沈んだままホームルームを始めた。
ホームルームが終わり、輝宮さんが戻ってきた。
え〜っと、今日の始めの授業は、…化学かぁ。
良かった、得意教科で。
苦手の教科が、一番はじめになると最悪だから。その日は気分が沈んだままになっちゃう。
中学でそういう思いをしたから、経験してるのとしてないのとでは、全然違うからね〜。
柳
「ごめんっ!…天竜さん、今日のはじめの授業何だったっけ?」
メイ
「えっと…、」
景
「化学だったよ。」
私が言おうとしたとき、前から本多さんが言った。
あ、知ってたんだ。
柳
「お前には聞いてないんだけど、俺は天竜さんに聞いたの。」
輝宮さんは、そう反発したけど…
景
「誰が言っても同じだろ。」
本多さんが即答!
確かに正しいことを言ってる。別に間違ってない。
柳
「うぐっ…そりゃぁ、そうだけど…」
輝宮さんは、聞き取れないほど小さな声で少し反発した。けどそれも本多さんには、通じなかった。
まあ、そうだと思ってたよ?
景
「…それより、これ移動教室だから急いだほうがいいと思うけど…」
あっ!そうだった。
気づけば周りには誰もいなかった。
いいい、急いでいかなきゃっ!
景
「ねぇ、君名前は?俺、名字しか知らないんだよね。教えてくれる?」
上目遣いで言われて、私は思わずうっとりしてしまった。
でも、本多さんの言葉が聞き取れてはっ!と我に戻った。
メイ
「天竜メイです。これからよろしくお願いします、本多さん。」
景
「へぇ、メイちゃんね。よろしく。」
わっ!名前で呼ばれた!恥ずかしい〜///
周りに誰もいなくて助かった〜。
本多さんは、少し笑った。
景
「照れてやーんのっ。」
私は、ますます赤くなった。
柳
「あ!お前〜!」
輝宮さんは、本多さんに声をかけて笑った。
景
「急がなくていいの?」
柳
「それ、お前が言うか?ま、いいけど。」
私は心底この二人は仲良しだと思った。
主
「おかえりなさいませ〜!」
主
「な〜んとっ、メイがぶつかった人が転校してきた!という場面です〜」
主
「ぜひっ!次回も見ていただけると嬉しいです!」
主
「それじゃ、ばいちゃっ!」
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