# 愛があれば
きょうもと) ねえ、樹。
たなか) きょもっ、…
きょうもと) 俺の事が好きなら、
きょうもと) できるよね?
きょうもと) 樹、水ここ置いとくよ?
たなか) ん~、ん…きょもぉ…
きょうもと) ほら水飲みな?(飲)
たなか) んっ、く…(飲)
きょうもと) ほんと手かかるなぁ、笑
俺の看病をいつもしてくれる
俺はきょもが好きだ
きょものお腹が好き
それ以外にも
運動音痴なところも可愛いし
歌声が大好き
きょもの歌声はAIかと思うほど透き通ってて
人間とは思えない歌の上手さだ
たなか) ねぇ
きょうもと) ん?
たなか) ~~、歌ってよ。
きょうもと) ん~、?まぁ…いいけど…
俺のリクエストに答えてくれるし
きょもの歌声を1番聞いてるのは俺と言ってもいいほど聞かせてもらってる
たなか) きょも…、
きょうもと) ん?
たなか) す…、す…
きょうもと) す?
たなか) っ、すき、…(目逸)
きょうもと) …へえ~、俺のこと好きなんだ…笑
たなか) っへ、?
きょうもと) 付き合いたいの?
たなか) …まぁ、そりゃ好きだし…
いつものきょもじゃない
きょうもと) へぇ~、付き合いたいんだ~笑
たなか) だ、だめ…?
きょうもと) じゃあさ、俺の言うこと聞いてくれたらいいよ?
たなか) 言う事…?
きょうもと) 俺のこと好きならなんでもできるよね?
たなか) …ぁ、うん、
きょうもと) じゃあ、まず~…
きょうもと) メンバーの誰かを怪我するように仕向けてみてよ。怪我のさせ方は樹に任せるからさ。
たなか) え…?
たなか) なんで、メンバーを怪我させなきゃいけないのっ、?
たなか) なんか…理由あんの、?
きょうもと) う~ん、樹の度胸試しかな。
たなか) えっ、?
きょうもと) だってこれができたらほんとに俺のこと好きなんだなって実感できるじゃん
たなか) 度胸試しで…メンバーに怪我なんてっ…、
きょうもと) …できないの?(押)
たなか) ぁっ、…(後転)
尻もちをつく
きょうもと) …樹には期待してたんだけど…?(屈)
たなか) ぁぁ、…ぇ…
きょうもと) はぁ…、じゃあもう付き合えないや。俺のために何もしてくれない人無理なんだよね。
きょうもと) 愛されてる感なくて。
嫌だ
やっと伝えられたのに目の前でチャンスを逃すだなんて
たなか) …、ゃる、
きょうもと) …なんて?(振返)
たなか) や…やる、っ
きょうもと) …ふっ笑
きょうもと) 偉いね、じゃあ…明日ね?笑
たなか) …はぃ、
もりもと) え、でさぁ~笑(歩)
そろそろ階段だ
たなか) …、
もりもと) …樹?
たなか) …
もりもと) 樹~??
たなか) っぁ、ごめん…なんて?
もりもと) しんどいの?
たなか) っ、いや…違う、めっちゃ元気だから大丈夫。
もりもと) ふ~ん…あ、でさぁ~?
階段に差し掛かった時
俺の前にいる慎太郎の背中に手をかける
たなか) っ、ぁ…
手が震え出すが
震えを押え
目を閉じて手を前に押し出した
たなか) っ!!(目閉)
もりもと) っぁ、!?
どんっ!
鈍い音がして慎太郎の苦しそうな声が聞こえた
やってしまった
ついに
もりもと) いててっ…
幸い軽く受け身が取れていたみたいで
大事には至らなかった
俺はそっと胸をなで下ろした
まつむら) も~、なにしてたらこうなんの~?
もりもと) えっとぉ~…(田中見)
慎太郎は俺の方を見た
たなか) っ…こいつ急に躓くからさ、笑
たなか) 俺驚いちゃったよ、?笑
こうち) そんなドジしたの?笑
もりもと) うん…、なんかそんな感じだった気がする…?
もりもと) 多分階段の滑り止めに躓いたんだよね~笑
なんとかなった
たなか) っ、ふぅ~…
俺が安堵しているときょもに手招きされた
きょうもと) ありがと、俺のためにやってくれて。
たなか) きょもっ、これで…付き合ってくれる、?
きょも) …え?なんで1回で終わりだと思ってんの?笑
たなか) え、?
たなか) まだ…やるの、?
きょうもと) 当たり前でしょ?1回で終わるならそんなんみんなやるじゃん。
俺は良くないことに足を突っ込んでいるのはわかった
きょうもと) じゃあ~、今回は捻挫で終わったけど次は骨折ってみてよ笑
たなか) え、?
きょうもと) ん?やんないの?
たなか) ぇ…と、
きょうもと) はぁ…、
きょうもと) やんの?やんないの?
手を出したらダメなのはわかってるのに
たなか) ゃる…、
やめられない
やめてはいけない
きょうもと) ふっ、笑
きょうもと) ありがと、笑
俺は髙地の帰り道を狙った
一瞬で裏路地に引っ張り入れた
こうち) っ、ぇ!?!?
髙地には顔が分からないように黒いマスクをつけてフードを被って行う
髙地を寝かせ、膝を踏みながら足先を持ち、上に引っ張りあげた
ばきっ“
こうち) あ“ぁぁ“っ!?!?
たなか) っはぁ…はぁ、…(震)
足がすくみながらもその場から逃げた
翌日
髙地は松葉杖をつきながら仕事に来た
もりもと) っ、大丈夫!?
こうち) あはは…誰かわかんないけど折られちゃった…笑
じぇしー) …、っ
俺は落ち着かずそわそわしていた
髙地の彼氏のジェシーの目は怒りに満ちていて
犯人を見つけ出そうとしているようだった
きょうもと) 誰がそんなことすんだよ、…
俺はびっくりした
きょもの演技力
こんな大怪我をさせておいて罪意識を感じず知らないふりをしていること
でも
嫌いになれなかった
まつむら) 被害届けは出すの?
こうち) ううん、…出せない。
こうち) 証拠がなくて、監視カメラにも写ってなかったからさ…事故…で終わるかな、笑
俺は安心したが
同時に本当に罪を犯したという事実も突きつけられた
たなか) はっ…は…(震)
こうち) …?
こうち) 樹、?どうした?
髙地が近づいてきた
たなか) …ぁ、(顔見)
こうち) …ん?
髙地の穏やかな顔
犯人が見つけられなくて悔しいはずなのにその感情を一切出さない
普通なら今この状況で様子がおかしいと
1番に怪しまれるはずなのに
髙地が俺を信用してくれてるから怪しまれない
もし今髙地が俺が犯人だったと知ったらどんな顔になるんだろうか
どんな気持ちになるんだろうか
言えるはずもなく
誤魔化した
たなか) あぁ…大丈夫、なんでもない…笑
こうち) ん、ならよかった笑
俺は髙地を直視できなかった
じぇしー) 髙地、マネージャーと今後のことについて話すから行くよ、
こうち) あ、は~い!
怖い
メンバーみんなが俺を見ているような気がする
バレているような気がする
すべて筒抜けになっているような気がする
今の間にも警察の方で調査が進んで無いと思ってた監視カメラが見つかってるかもしれない
まつむら) 樹…なにそんなソワソワしてんの?笑
たなか) …え?
まつむら) え?じゃないよ笑 なんでそんなソワソワしてんの笑
まつむら) 珍しく落ち着きないじゃん?
たなか) …北斗はさ、?
まつむら) …?うん?
たなか) …、
まつむら) んふっ笑 なぁによ笑
たなか) もし、…もしだよ?
まつむら) うん?
たなか) 俺が…髙地の骨を折った犯人だって言ったら信じる?
会話の合間がとても長く感じた
まつむら) はぁ?何その質問笑
まつむら) 信じるわけないじゃん笑 樹はそんなんやんないもん。
たなか) …
やっぱり、
俺の事をみんな信用してくれてるんだ
みんな俺がそんなことやるとは思えないんだ
たなか) そうだよな…、
〈後書き〉
みなさん!お久しぶりです!
あほです!!
こちらのお話とても長いんですよ笑
今の時点で3000字超えていてとても長いので
2話に分けようかなと思います!!
私事ではあるんですが
明日卒業式で
吹奏楽部は行かなきゃいけないので
明日投稿できるか微妙です!!
ごめんなさい😭🙏🙏💦
できるだけ急ぐのでコメント欲しいですっ!✨️
頑張ります!!
では!
おやすみなさい!!!
コメント
5件
久しぶりに来たけどちょーーすき