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桜「珍しいやつが来てるな。」
鳴『わぁ!桜介くん〜』
最悪だ。俺を今まで抱いてきた奴の中で1番の遅漏で絶倫でカリ高ちんこ持ちの桃角桜介くんではないか。
桜「………」
俺の事を舐めるように見る目は相も変わらず気持ち悪い。しかも横には隊長の月詠くんもいるではないか。逃げ道無くて草〜
桜「聞いたぜお前鬼に足開いてるんだろ?」
そういう桜介くんの手は俺の腰に回されていた。手に持つスマホにはアヘ顔の俺
盗撮かよキッショ
鳴『もうっ!可愛く撮ってくださいよ!』
そう言いつつシャツをパサっと脱ぎ捨てジーンズを脱ぎ下着1枚になった
鳴『今回はどんなお仕置ですかねぇ?』
月「全身70箇所の切り傷に打ち傷。頭のいい子なら意味は知ってるでしょ」
その後はまぁ酷い酷い。そりゃもう凄惨で
刃物で皮膚を薄く斬られゴルフクラブでフルスイング殴打。麻酔無しの人体実験の末、俺は70箇所の怪我を全て受け入れた。
ん?なんでこんなことしてるかって?そりゃ囚われの身になってる鬼の子供の為さ。俺が彼らの怪我を負う事で彼らは高度な医療技術でほんの少しだけ延命出来る。そして頃合いを見て俺は彼らを仲間に引き渡している。
真「…だとよ無蛇野」
無「…………はぁ」
会話は全て聞いた。盗聴器をあいつの服に仕掛けておいて正解だった。手元には馨が調べてきた資料が約2名の桃太郎による暴行、強制わいせつ行為及び暴言。70箇所の刺し切り傷に殴打痕、大量出血
いい男に対して調子に乗り過ぎだ。
無「……」
真「あいつは部屋にいる」
中身の無い返事をして、夜の冷たい風に当たる。人気のない場所でスマホのフォルダを開くそこには今まで隠し撮りしてきた鳴海の姿。屈託なく笑うあの姿。ずっと手が出せなかった。この関係が崩れそうだったから。
あいつと出会い十数年
俺の初恋は拗らせ拗れ。
あいつが数多くの桃太郎に抱かれているのは知っていた。全て自身の意欲からでは無いもの
お互いがお互い全部察して生きている。手垢だらけの身を抱えながら生きている。
いい歳した大人同士なのに不器用な恋愛だ
無「後出しジャンケンでも勝ちは勝ちだよな」
鳴『?』
鳴海の部屋に行き不思議そうにする鳴海の目元を片手でおもむろに隠す。鳴海とペアになってから多分初めて素肌に触れた鳴海の体温は少しひんやりしていて、気持ちよかった。
鳴『えっ……』
素手で目を隠しながら、鳴海の唇に触れるだけのキスをおとす。ふにっ、と柔らかい感触に泣きそうになった。たった3秒でも離すと手の目隠しを取る。そしてそのまま額にもキスをおとす。心の中で告白をしながら
好きだよ、大好きだ。
閉じ込めて、愛でて、抱きしめたい。
俺や仲間を案じて他の男に抱かれ傷付けられる日々から安易に逃げ出して欲しい。
無「俺はお前の味方だ。」
鳴『う、うん?』
明日からはまた素知らぬ顔で接しないと