テラーノベル
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タクシーに揺られていると、スマホが振動した。画面を見て、あたしは硬直した。吐き気を
催す名前が表示されている。
──海神瑠加
心の中では『クソ野郎』と呼んでいる相手だ。
「クソ……あ、言い間違えました。海神さん。どうしたんですか?」
こいつがあたしに連絡してくるなんて、良い内容なわけがない。
『君の家にSELENがいるよね?』
「ああ、はいはい。いますよ。お預かりしております」
『返してほしいんだ』
「SELENさんはモノではないので、本人の意志が必要です」
『じゃあ、会いに行っていいかな?』
「ダメです」
『どうして?』
「あたしがお前に家の敷居を跨いでほしくないからです」
『どうして?』
こいつは、サイコパスか。
「……どうしてご自分で助*****
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シュメール
80
えっ
7
MaruM
235
コメント
1件
第94話、一気に引き込まれました。綾城さんの「あたしはずっと、味方ですから」という台詞に胸が熱くなりました。SELENさんの過去の壮絶さと、今の優しさのギャップに切なくなると同時に、綾城さんの真っ直ぐな想いがとても温かかったです。女性同士という関係性への葛藤もリアルで、続きが気になります。