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久しぶりの更新めちゃめちゃ嬉しいです ( ; ; ) 続き楽しみです ♩
「ねえ、俺のおねだり聞いてくれる…?」
始まりは、至極単純だった。ひばは俺に頼られると聞いて、つい気が大きくなってしまったようだった。
「明那さんのおねだり?!いいですよ、いい!俺にできることならなんでも言ってください!!!!!!」
この言葉が、命取りとなった事。後悔しても後悔しきれないほどに、致命傷となったことを数時間後の彼は身を以て知る事になる。
「…ありがと!!!…じゃあ、またメールするから。その時に…よろしく!」
ーーー
「いやだ、やだ、ねえ、やめっ、明那さんっ!!たすけて、おねがいしまっ」
「助けも来ないし俺も助けないよ」
ラブホテルの一室で、男3人。
渡会雲雀、三枝明那、そして不破湊。
ふわっちはひばをベッドに縫い付けるかのように腕を片手で押さえつけていた。
一方の俺はカメラを準備し、録画モードに設定して画角を確認する。
「こんなもん、かな?」
「明那ぁ、本当にやっちゃってええの?ひば、こんなことになっちゃってるけど」
「そうですよっ、ねえ、やめよ、明那さんっ、!!」
ひばはまるで初めて恐怖を知った幼い子供のように小さく震え、力なく助けをこちらに求める。
「気にしないで好きにしちゃって!!そのほうが俺興奮するからっ!笑」
「嘘…、…あき…な…さ…?」
ひばの表情が絶望に染まる。
今の俺はきっとそんなひばを見てこのうえない笑顔をしているのだろう。
「俺、気付いちゃったんだ。ひばが泣いてるところ見ると興奮するんだって。どんな理由で泣かせたら一番興奮するのかなって……それでね、色々調べた。そうしたら三者性愛ってやつがあってね。そっちの名称だとかなりマイナーなんだけど……寝取り、寝取らせって…わかる?ひば。簡単に言うとそんな感じ。厳密にはちょっと違うんだけど」
驚くほど饒舌に語り始め、ひばを絶望の渦に突き落とす。
「ごめんね…?ひば。そういうわけだから、俺の目の前で犯されて?」
俺の表情こそ笑顔だが、その胎の中には黒い感情が渦巻いているんだろう。ひばを寝取らせて、自分から引き剥がして。怯える声と、悲鳴を期待する。自分が手を出しても本当の悲鳴を聞くことはできない。ならば、本当に第三者に犯させるしか欲求は満たされることは無かった。
自分ではない、誰かに犯されるひばを想像するだけで、背筋がぞくぞくするのだ。
「ああそうだ、ふわっち、顔と首周り……服で隠れない位置に痕を残すのと、キスだけはNGでお願い。それ以外は好きにしちゃって!」
「まさかナマもOK?」
「大丈夫…!!いいよ、ふわっちの好きにして!!」
「うそっ、やだ、明那さん以外ので汚されたくない、!!っ、本当に、お願い、やめ、てっ、不破さんっ、…お願いします…っ、!」
「にゃはは…………………………ごめんなぁ、?」
ひばにとっての地獄が始まった。