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#いるなつ
3e1
718
# 梅雨の妖精
209
その日の夜。
四兄弟の家。
夕飯も終わり、それぞれがのんびりしていた。
……はずだった。
🌸「緊急兄弟会議を始めます」
らんが真面目な顔で言った。
🍵「えぇ」
すちが苦笑する。
🦈「会議ってなに」
こさめはソファに寝転がったまま。
🌸「議題があります」
らんの様子がおかしい。
いつもおかしいけど今日は特におかしい。
みことも珍しく真面目な顔だった。
👑「らん兄」
🌸「うん」
👑「発表して」
🌸「はい」
らんが立ち上がる
🌸「なつくん問題について」
こさめが首を傾げた。
🦈「なつくん?」
🌸「そう」
らんは真剣そのものだった。
🌸「なつくんはこさめを好きかもしれない」
静寂。
数秒後。
🦈「ぶふっ」
こさめが吹き出した。
🦈「ないないない!」
即答だった。
👑「なんで?」
みことが聞く。
🦈「だって友達だもん」
こさめは当たり前みたいに言う。
🦈「優しいし」
👑「うん」
🦈「面白いし」
👑「うん」
🦈「いい人だし」
👑「うん」
らんの顔が曇る。
条件が揃いすぎている。
🦈「でも友達だよ?」
こさめは不思議そうだった。
らんは頭を抱えた。
🌸「こさめ」
🦈「なに?」
🌸「それが危ないんだよ」
🦈「なんで?」
🌸「恋ってそういうものだから」
🦈「?」
全然伝わっていない。
みことが小さく笑う。
👑「こさめちゃん、本当に鈍いから」
🦈「えー?」
🍵「えーじゃないよ〜」
すちも笑った。
その時。
らんが突然聞く。
🌸「こさめ」
🦈「ん?」
🌸「なつくんのこと好き?」
🦈「好きだよ」
即答。
部屋が凍った。
🌸「え」
👑「え」
🍵「えぇ」
全員固まる。
しかし。
こさめはきょとんとしていた。
🦈「友達だもん」
全員同時に息を吐いた。
危なかった。
本当に危なかった。
👑「びっくりした……」
みことが胸を押さえる。
🌸「心臓止まるかと思った」
らんも同じだった。
🦈「なんで?」
こさめだけが分かっていない。
翌日。
学校。
なつはいつものように教室へ入った。
すると。
🦈「おはよ!」
こさめが笑顔で手を振る。
🍍「おう」
なつも自然と笑った。
その時だった。
?「なつくん」
後ろから声がした。
振り向く。
そこには。
みこと。
なぜか教室の入り口に立っている。
🦈「みこ兄?」
こさめが不思議そうに言う。
みことは笑顔だった。
優しい笑顔。
だが。
なつは嫌な予感しかしなかった。
👑「ちょっといい?」
🍍「俺?」
👑「うん」
みことがにこっと笑う。
👑「お話しよう?」
完全に呼び出しだった。
なつは思った。
(兄弟会議、絶対なんか決まっただろ)
そして。
その予感は。
大当たりだった。
コメント
1件
おお、第7話読んだわ!「緊急兄弟会議」ってタイトルからして面白そうだと思ったけど、まさかこさめの鈍感さがここまで炸裂するとは思わなかった(笑)。「好きだよ」の即答で凍る兄弟たち、めっちゃ笑ったわ。でもみこ兄がなつくんを呼び出すラスト、次が気になりすぎる!兄弟会議で何が決まったんだろう…続き待ってる🔥