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翔太 side


翔太💙 『ねぇ味見したい頂戴よ。いいでしょ』


涼太❤️ 『ふふっダメだよ翔太。さっきもそう言って食べたでしょ。無くなっちゃうよ蓮のが』


翔太💙 『ねぇ最後だから・・・』


涼太❤️ 『全くもぅほらアーンして』


翔太💙 『んっ///ふふっうまっ涼太天才だな』


今日は午後から涼太の家で蓮のためにハンバーグ作ってる涼太を見守っている。

何もしてない訳じゃない。玉ねぎは俺が切ったぞ!

あと人参とじゃがいものグラッセなるものも、言われるがままに俺が作った。

既に三分の一程、涼太に口まで運んでもらった。


翔太💙 『ねぇ涼太お風呂借りていい?』


涼太❤️ 『何で?蓮の家で入りなよ』


翔太💙 『蓮の家のソープ俺の肌には合わない。涼太の家のソープ好きなんだよね。泡が吸い付く感じとか香りも俺好みで好き。ねっいいでしょ?』


涼太❤️ 『はぁ・・・構わないよ』


涼太 side


翔太の好みは全て把握してますよ。特にスキンケアグッズは翔太の要とも言える部分だからね。抜かりなく俺も勉強してる。

翔太好みの柑橘系の香りやシトラス系の香りも率先して愛用している。

別に俺を選んで欲しいとは思っていない。

必要とさえしてくれればそれで一向に構わないんだ。


翔太💙 『ねぇ涼太一緒に入ろうぜ』


涼太❤️ 『はい?翔太前にも言ったよね?誤解を招くような行動は慎みなさい。映画の撮影も終わったでしょ』


翔太💙 『あっお前がそんなこと言うからまた、思い出しちゃうだろ。責任とって。お願い涼太入ろうよ』


何でこうなるんだよ・・・


翔太💙 『お背中流しますよ♪』


涼太❤️ 『デジャヴだよねこれ、はぁー』


翔太💙 『何?元気ないね涼太?』


涼太❤️ 『そんな事ない』


ご安心を。しっかり前の方は元気ですよ。


翔太💙 『お前泡作るの上手だな?』


えぇ元気のいい息子を隠さないといけないんでね。

絶賛泡製造中パートIIです。


翔太💙 『その泡俺にも少し分けろよ』


涼太❤️ 『やめなさい💢ちゃんと俺の背中洗ってね翔太くん』


翔太💙 『ちぇ何だよ怒んなよ』


湯船に浸かると気持ちよさそうに鼻歌を歌ってる。頭にタオルなんか乗せちゃってほんと可愛い。


涼太❤️ 『こないだ大丈夫だった?焼肉の後』


翔太💙 『あっ!お前余計なプレゼント贈るから、大変なんだからな。2度もはずかしめを受けた』


涼太❤️ 『何の事かな?』


翔太💙 『ブルーのショーツだよ!蓮のやつセットアップのキャミソールまで買ってきて、おまけにワンピースまで・・・』


涼太❤️ 『ふふっ楽しそうで何よりだよ。それで仲直りできたんなら良いじゃない。次は何の贈り物にするか考える楽しみができたよ』


憤慨したように悪態をつきながら水を掛けてきた。ついつい童心に帰って水を掛け合った。実に楽しい幸せな休日だ。

風呂上がりのアイスは今日はお預け。今から蓮の家でご飯を食べると言うので〝アイスは食べたらダメだよ〟と言うと口を尖らせて〝じゃぁ一個をはんぶんこして食べよう〟と言うので食べたくもないアイスを2人で分け合って食べた。勿論翔太が口まで無理やり運んでくれた。


涼太❤️   『蓮また海外行くんだって?』


翔太💙 『うん。今日が会える最後の日だ』


涼太❤️   『それで今日行くの?』


翔太💙 『うん。サプライズなんだ。蓮には行く事言ってない』


涼太❤️  『喜んでくれると良いね。気を付けてね』


翔太💙 『うんありがとね涼太、あっ蓮が不在の間寂しくなったら泊まりに来ても良い?』


涼太❤️ 『蓮がいいなら。ちゃんと許可を貰いなさい』



翔太 side


お風呂入ってたから少し遅れちゃった。蓮のマンションに着くと部屋の電気が既に付いている。

インターホンを押すと〝はぁーい蓮おかえりぃ〜あれ?しょっぴー?〟


翔太💙 『何でお前がここに居るんだよ!何で湯上がりなんだよ!』


ラウ🤍 『そっちこそ、何しに来たのしょっぴー?俺は今日めめ家泊まるから』


部屋を見渡すけど蓮の姿はない。何でラウールが1人で蓮の家にいるんだ?


翔太💙 『お前どうやってこの部屋に侵入したんだ?』


ラウ🤍 『えっ?泥棒みたいな言い方やめてよね。じゃぁ〜ん合鍵だよ。ほらいいでしょ?メンバーで俺しか持ってない蓮の家の愛鍵♡』


俺はまだ蓮から合鍵もらってないのに・・・何でラウールが蓮の家の合鍵持ってんだよ。見せつけるように目の前でチャラチャラと鍵を振っている無邪気なラウールに腹が立つ。


蓮 🖤 『ただい・・・ま?あれ翔太くん今日来る予定だったっけ?』


ラウールは来る予定があったって事?それとも・・・


翔太💙 『二人できてるのか?ここに2人で住んでるのか?あぁ〜ごめん気がつかなくって俺・・』


蓮 🖤 『翔太くん大丈夫?何言って』


翔太💙 『あぁこれ二人で食べて・・お幸せに』


蓮 🖤 『翔太くん???』


こんな惨めな思いするなんて思わなかった。やっぱり俺は遊ばれてたんだ。蓮の〝特別〟だって思ってたのに・・・考えてみれば部屋の合鍵くれないなんておかしいもんな。早く気づけばよかった。俺どうやって生きていったらいいんだ。


翔太💙 『ダセェー女の子みたいに泣いちゃって』


足早に蓮のマンションを後にした。どうせ追いかけてなんて来てくれないのに・・・少し期待して振り向いてみるけど、静まり返ったエントランスにまた涙が溢れ出た・・・

君と僕のユートピア

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コメント

1

ユーザー

👍逆ヤキモチも見たかったー ありがとございます💙🥰🥰🥰

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