「 ここがその敵が居る所ですか… 」
リクが周りを見渡し呟く。
「 そ、そうですね…!リク様…! 」
「 …あのルマンさん…その…リク様というのは… 」
「 リク様を愛していますので…! 」
「 そ、そう…ですか… 」
少し困惑するリクと
リクを愛して止まないルマンがそこには居た。
「 おーい。そこのお二人さーん?イチャイチャしないで行くよー? 」
肩ほどのピンク髪をハーフツインテールにしている
ラルが少し笑いながら言う。
「 はっはっはっ、穏やか、穏やか。 」
エンがいつものように軽やかに笑う。
すると「少し。」と言って何処かへ行ってしまった。
「 緊張感とかないの…? 」
シトが光景を見定める様に眺める。
「 まぁ、緊張しすぎるのも良くないからね。 」
ラトが自身の言葉の跡に
まぁルマンちゃんはまた別かもしれないけどね。と付け足す。