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死ネタ
口調迷子
色々許せる人のみ
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ぐつぐつと煮込む音がする。
鍋の中には美味しそうなカレーが煮込まれていた
いや、彼の作るものだからきっと美味しいのだろう。
(美味しそうっすね！)
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カレーに集中しているのだろうか？
いつもならすぐに照れながらありがとう、って返してくれるのにな,
[もうすぐできるよ]
淡々と手を動かし、無表情のまま彼は言った
皿に盛ったご飯にルーをかける。甘口以外嫌だと
言ったら[まじで！？めっちゃ可愛えー！ショタじゃん！]って言われてからずっと甘口なのは
恥ずかしいけどこれも明那の気遣いだろう
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サラダに水に、福神漬けそれからカレーライスが机に並べられる。
明那の分ともう1セット、俺の分だ
[いただきます]
広い部屋に声が響く
１秒１秒が遅く感じる。
ゆっくりと、
サラダを口に運ぶ。
いつもサラダから手をつける明那の癖だ。
[美味しくできてる、不破っちも食べてみて]
(んは、確かにいつもより美味しそうやね)
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[無視、しないで…]
無視してないよ…
俺は返事してる…喋ってる
無視してるのは明那の方じゃん……
[……不破っち…]
やめて
[湊…？]
呼ばないで
俺の分も料理を用意しないで
当然のように話しかけないで。
俺は聞いてる、見てる喋ってる…でももちさんには見えてないだろう？聞こえないだろう？
だから、もうやめて−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[返事…してよ不破っち]
まるで俺が、ここにいるみたいに
[何でずっと無視するの、不破っち]
[もういい…また明日、ね、おやすみ]
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[ねぇ不破っち俺さ、ライバー活動もうできないんだって]
[病院でカウンセリング…少なくとも5年はかかるらしいんだ]
[不破っちの事を諦めれる気がしないよ]
[不破っちの事が忘れられないよ]
[不破っちはもう俺のこと忘れちゃったのかな、]
[もう一回会いたいな…]
あーあ…
もし俺が、カレーを食べれたら、意地にならずに好きだって言えば、ごめんねって言ってたら
俺も明那も救われてたのかな¿¿¿¿
だって、俺は
ゴミ箱にカレーを捨てる明那の顔が死んでも、忘れられないんだ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日もごめんねは聴こえない
