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キーンコーンカーンコーン

と、チャイムが鳴る。あ、お礼言わないと…!!


『 あの… 』

🌻「 琉羽くんっ!! 」

「 あ、どうしたんですか?姫向(ひなた) 」

🌻「 あのねっ、一緒に帰らないっ、? 」


え、…?

呼び捨て…なんか、めっちゃ親しそう、?幼馴染とかかな、?


「 いいですよ、みんなは? 」

🌻「 えっとね、門の前で待ってるってさ!!早くっ、行こ!!キュ 」

「 わっ、姫向!? 」


ひなたさん?と、朝の人は手を繋いで玄関へ向かった。










『 んもぉ … ほんとやだぁ 〜 !!! 』

🤍 「 やっぱ○○恋してるじゃない( 」

私はあの後直ぐに保健室へ行って、遥に愚痴っていた(

『 この感情どうにかしたい 〜 !!! 』

🤍 「 無理ね。早く帰りなさい。あたし今日合コンあるんだから 」

『 うわ … (引) 』

🤍 「 ちょちょちょ、引かないでよ !! 」

『 がんば〜 』

🤍 「 うわこいつくそうざい 」

『 クソって言っちゃだめなんです〜!! 』

🤍 「 はいはいごめんなさいね?じゃ、あたし帰るから 」

『 えぇ〜ひどぉ〜い!! 』

後ろで文句を言っている私を置いて、遥はそそくさと帰っていった(?








『 はぁ … ッ 』

渋々帰ることになった私は1人で寂しく帰っていた。1人で何もすることがないからか、色んなことを考えてしまう。


自分じゃ、だめなのかな … 。姫向さん、可愛いもんなぁ … 好きだよね … やっぱり。どうしよう …

すっかり暗い気持ちになっていると …

──ポツ … ポツ .. ザアアッ … !!

『 え、うそ。雨 … !? 』

──ピカピカッ … ゴロゴロゴロッッ … !!

『 やだ ッ … 雷怖い ッ … 』

雷の怖さに脅えて、私は動けなくなっていた。

雨には嫌な思い出がある。








中学2年生の終わりくらいの時。私は失恋をした。

2年間,ずっと好きだった人に振られたのだ。

雨の中 … まるで天気は私の心をコピーしたみたいに。雷も鳴っていた。

辛かった。重くて … 暗い気持ちなのに。雨のせいでもっと気分が暗くなる。雨宿りをしながら、” 私が辛い時,手を差し伸ばしてくれる人は誰もいないんだ。私はひとりぼっちなんだ ” って思ったらすっごく怖くなって。未来が怖くなって …


その日から、私は雨の日が怖くなってしまった。








『 いやだ ッ … 怖い ッ … 』

昔のことを思い出して、私の足はすくんで動けなくなっている。もちろん、そのせいでずぶ濡れだ。怖くって、動けないでいると …









「 大丈夫ですか? 」



朝の人が声を掛けてくれた




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