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主🪼 「一度間違えて投稿してしまい消してまた書き直してます。萎え🌱とりあえず始めます。今日2回目の投稿!暇だった」
***
👑視点
👑🎼 「そっかぁ、すちくん許可もらえたんだ。」
告白したその夜、同居の許可が出た。
1日で済ませられた。
進展は早くないよ?
問題は片思いの時間。
中学一年生の頃
俺はあまり勉強ができるタイプではなかった。
小学生から変わらない。
だからこそ、この状況が続いたらまずいという感じで焦ってた。
施設の人もそんな俺を見かねたのか、
「海外留学行ってみない?説明会だけでも…」
と、俺に言ってきたのだ。
説明会だけ…その言葉に釣られて、俺は説明会に出向くこととなった。
面接も作文もある…
どうせそこで詰まって落ちるだろう。
そう思っていたから、あまり本気にはならなかった。
長期休み。
英語に慣れるための勉強会が始まった。
長い英文を読む書く暗記。
ひたすらこれが続いた。
だけど、あまり苦痛ではなかった。
優しく教えてくれるし、意外と分かりやすい。
だから、予想外だったけど本気になることができた。
だから、もうただ受かることだけに集中して
勉強した。
作文だって何度も書き直して、読んで、暗記して、努力した。
だからこそ受かった。
海外留学当日。
俺は施設の人に見送られて飛行機に乗った。
飛行機に乗る直前、施設の人は、
「頑張ったね、行ってらっしゃい。」
と言ってきてくれた。
なんだか努力が報われた気がして嬉しかっ
た。
初めての飛行機、初めての海外で緊張した。
大丈夫だったはずなのに、なんだか不安が込み上げてきて、飛行機が動く直前まで俯くことしかできなかった。
🍵🎼 「あれ、隣の席?よろしく」
👑🎼 「あぇ…よろしくお願いします」
突然の声にびっくりして振り返った。
年上の人かな…一応制服着てるし学生…?
ってか肌白…髪も綺麗だし、目も透き通ってる
🍵🎼 「年下の子かな?俺中2。」
👑🎼 「あ…先輩…」
🍵🎼 「じゃあ中1の子か〜。」
緊張してたのが顔に出てたのか、先輩は俺を優しく気遣ってくれた。
🍵🎼 「俺すちっていうんだけど、」
👑🎼 「あ、みことです。」
🍵🎼 「みこちゃんかぁ」
👑🎼 (みこちゃん…)
すちくんは優しかった。最後まで英語の勉強に付き合ってくれたし、俺を励ましてくれた。
震えていると、手を握ってくれた。
そんなすちくんと約9時間を共にした。
そしてそんな彼に俺は堕ちた。
次に会ったら想いを伝える
今度は俺が勉強を教えるのもアリかもしれない
ただの妄想。
そもそも男の子同士でってのもどうなのかな
海外留学期間が終わり、帰りの飛行機に乗ったが、そこですちくんが隣になることはなかった。
名前と年しか知らない。
だからこそ、もう2度と会えないと思っていた。
高校入学後
すちくんに並ぶため、俺は留学経験も活かし、偏差値の高い高校へと入学した。
新しく委員会に入った。
無難に中学からやり慣れている委員会。
最初の1ヶ月こそ、すちくんを見かけることはなかった。
でも、
🍵🎼 「副委員長になりました。翠宮すちです。」
👑🎼 「あ…」
ツヤのかかった綺麗な髪
透き通った赤い目
いまだに白い肌
そして何より、変わらない優しい声
すちくんだ。
俺の堕ちたすちくんだった。
あの日からずっと片思いだった。
そんなすちくんは高校2年生で副委員長という立場にあった。
かっこよかった。
主🪼 「次は間違わないように頑張ります。
まだちょっと過去編…」