テラーノベル
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#誘拐事件
#カオス世界
翌日の深夜(どうやらシフトは本職の店長に策略により、自給の高い深夜帯にされたようだ)。葉子に藍羅を預け、コンビニへ向かった。
数分後、中は無人だった。
いや、冗談抜きで本当に客どころか店員もいねえ。
「噓だろ初日からワンオペとか漫画とかでしか見ねー展開だぞ!?。圧倒的人員不足じゃねーかよあたしを殺す気か(死ねないけど)」
いや、まあ、うん、とりあえずマニュアルっぽいの探してみるか。あたしはレジの中に入り、おそらくスタッフオンリーとおもしき扉に入った。左手に見えるのはテーブルとノート。目の前には監視カメラ用モニター、と、思われるもの。左手にはロッカー。
「・・・、ひとまずノート読むか」
{・・・、必要なもの、制服、あとは気合!。異常!}
「…、このノート作ったやつ。今すぐ出て来い。あたしは一切怒らないから、な?。素直に出てきたほうが身のためだ」
あたしはそういう。まあ、店内にあたし以外一切人はいないから誰の声も聞こえない。
「・・・、あれ?、なんか小さく書かれてる」
{追伸、本来なら仕事とか教えとかないといけないが、うちは見ての通り、人手不足だ。なのでワンオペさせるように頼んだ。まあ君なら大丈夫っしょ!(笑)。}
「前言撤回今すぐ面貸しやがれ。あたしは怒らねぇからさっさと出てこい?」
まあ、帰ってくるのは静寂だけだった。
「・・・、はあ、なんか虚しいわ。誰もいないとこで怒鳴り散らすとか。初日ですでにこんなんじゃおわるころどうなってんだかさ。」
そう独り言をつぶやいてると、自動ドアが開いた。
「あ、いらっしゃいま・・・」
「強盗だっ!!、金を出せっ!」
「・・・、すいません。金は出せません。変わりにあ た し の 拳 を だ し ま しょ う か ? (圧) 」
あたしはそう脅しをかけた。
「いいんじゃない?。そいつ、今回のターゲットだから。」
と、多分あたしがほぼ毎日聞いてる声が聞こえてきた。
「おーけー。」
あたしはたぶん誰にも聞こえないような声でつぶやくと。すぐに強盗の顔面に拳をクリーンヒットさせた。
強盗は何も言葉を発さずに倒れて、代わりに奥のほうにいたあたしと同い年の子…、葉子がいた。
「さんきゅ。マジで手ぇ出しそうだったから助かった。」
「それはよかった。私も春子ちゃんの役に立てたならよかったよ。にしても、珍しいね。春子ちゃんが手を出すなんて。なにかあったの?」
「いや、これ見たらだれでもきれるだろ」
あたしはそう言って例のノートを葉子に見せた。
しばらくして、葉子は読み終えるとそのノートを大きな音を立てて、レジにたたきつけた。
「あーこれは確かに誰でも切れるわ。これびりっびりに破いて燃やしてその灰を強盗の口に詰め込もうか?」
おいまておいまて
「やめろ。いくらあたしでもぶちぎれるようなものだとはいえ、さすがに燃やしたらあたしが起こられるか」
「たしかに。じゃあやめとこ」
なんか助かった。
「そうしてくれると助かる」
「でもこいつはどう処理してもいいよね?」
「あぁ、多分このコンビニの管轄外だからいいと思う」
「よかった。」
葉子はそういうと、倒れた強盗犯の手を(強盗犯の手が)粉々になりそうな強さで掴み、そのまま引きずり店を出た。
「またのご来店お待ちしておりまーす」
あたしがそういった直後、グシャッ!っという音が閉まる自動ドアの外から鳴った。
そのあと、結局ほかの客は引継ぎの人が来るまで来なかった。
(おまけ(?))
「ねえ、なんか駐車場に赤い液体があってさ。なんか引きずられた後みたいになってんだけど、何か知らない?。あ、一応漂白剤で消したけど。」
「さあ、あたしには分かりません。あ、ですが強盗なら来ましたよ。」
「あ、まじ?、そのあとは?」
「あたしが拳で撃退して、彼女に渡しました。そのあとはなんにも」
「そ、そう・・・(なんかさらりと百合発言してきたな。)、」
つづく
コメント
1件
第2話、めちゃくちゃ面白かったです!笑 ワンオペ+強盗+あのノートのノリ…「初日からこれかよ」って春子ちゃんのツッコミに激しく同意しました。 「あたしの拳を出しましょうか?(圧)」の流れで葉子ちゃんが颯爽と現れて処理するのも、なんかもうコンビニとは思えない殺伐百合感が癖になります。 おまけの先輩の「漂白剤で消した」でさらに狂ってて好き。続き待ってます!