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みぅ🤍🥀です 読ませてもらいました〜 熱がないからって「まだいける」って自分に言い聞かせちゃうの、すごくわかるし、それが逆に倒れるギリギリまで追い込んじゃう感じ、痛いほど伝わってきました…💦 💜くんが動きで気づいてたっていう最後のシーン、何気なく書かれてるけどめっちゃ刺さりました。 「辛いのも大変なのも全部半分こ」って言葉がすごく優しくて、読んでるこっちの心もじんわり温かくなりました☺️ お兄さんの看病もリアルで泣けます… 強がっても見ててくれる人がいるって、本当に救われますよね。いいお話でした🌙
【第1章 前日談】冷え切った体育館
キィッ、キィッ、とバッシュが床を擦る音が、冬の凍りつく体育館に響いていた。
💚 「イッタ、マジで頭割れる……」俺は部活の休憩中にこめかみを指で強く押さえながら、思わず本音を漏らしてしまった。
昼過ぎから始まった、割れるように激しい「頭痛」。
朝から違和感はあったけど大丈夫だろと思って放っておいたせいかもしれない。
これといった原因はわからないけれど、ズキズキと波打つ痛みが容赦なく脳を締め付けている。
💜「大丈夫か? 今日はずっと動きが鈍いぞ」同じ部活の親友💜が、タオルで汗を拭きながら心配そうに覗き込んでくる。
💚「うん、ちょっと頭痛が酷くてさ……」頭痛のことは隠さずに伝えた。いや、つらすぎて隠せそうになかった。
だけど、俺には💜にどうしても言えないことがもう一つあった。
それは、何日か前から全身を支配している「倦怠感」だ。
なぜか熱はない。休み時間に保健室で測った体温は36度5分の平熱。
だからこそ、頭痛に加えて「体もダルい」なんて言ったら、💜に心配されると思うと、どうしても口にできなかった。
俺は頭の痛みを理由にステップを遅くしながら、1人でじっと耐えていた。
あの時までは…
【第2章 本編】治らない頭痛と倦怠感
昨日からの不調は、それ以上悪化することはなかった。
けれど、一向に楽にもならず、前日と同じレベルの激しい頭痛と重だるい倦怠感が、そのまま俺の体力を削り続けていた。
放課後の部活。
外は雪が降りそうなほど寒く、体育館の床は氷のように冷たい。
💜「今日もまだ頭痛いのか?」
💚 「うん……昨日からずっと同じ痛さでマジできつい頭割れそう」
休憩中俺は頭痛の痛みに耐えかねて、正直に答えた。
激しい運動のせいで心拍数が上がり、頭の痛みをさらに刺激する。
けれど、本当の地獄はその裏にあった。
数日前からずっと同じレベルで続いている、だるさ。
熱がないからこそ頭の中だけは妙に冷めていて、1歩踏み出すたびに足の感覚が消えていくのがはっきりと分かった。
(頭痛だけでも💜に気を使わせてんのに、このだるさまで言えるわけねぇだろ……!)
練習再開のホイッスルが鳴り、コートに立とうとしたその瞬間、視界が暗くなり倒れそうになった。
💜「おい、大丈夫か!?」💜が慌てて駆け寄り、俺の肩を掴む。
💚「あはは……ごめん、ちょっとクラっときちゃって……」
俺は、本当の原因である倦怠感のことは、最後の最後まで必死に隠し通した。
【第3章 寒い中の帰り道】
💜「 疲れてんだよ。ほら、掴まれ」💜は部活の顧問に
💜「こいつを家に送ります!」と告げると、俺のカバンを自分の肩にかけ、俺の前に背中を向けた。
💚「いや、悪いって……」
💜「いいから。コートで寝る気かよ」
💜のぶっきらぼうだけど温かい言葉に甘えて、俺は💜の背中におんぶしてもらった。
1歩1歩、ゆっくりと進む💜の背中。
体育館を出ると、冷たい夜気が俺たちの白い息をさらう。
頭が割れそうなぐらい痛い頭痛に耐えながら、俺は隠し通している全身のだるさを💜に預けた。
熱が出ないからこそ頭の中だけは妙に冷めていて、友達の背中の温かさが、申し訳ないくらいに優しく背中に染み渡った。
【第4章 看病】兄の優しい声と我慢して いたつらさ
💜「……すみんません、途中で動けなくなっちゃって」💜の声と同時に、我が家の玄関のドアが開いた。
💚「ただい、ま……」俺が消え入るような声で言うと、奥から慌てて兄が走ってきた。
❤️「ちょっと、どうしたの? 顔真っ青じゃん!」兄の驚いた顔を見た瞬間、ずっと張り詰めていた緊張の糸がプツリと切れた。
💜は俺をゆっくりと床に降ろし、
💜「じゃあ、俺はこれで。熱はないみたいですけど、マジできつそうなんで、よろしくおねがいします」と頭を下げた。💜の後ろ姿を見送りながら、俺は心の中で何度も「ありがとう」と呟いた。
兄に肩を貸してもらい、なんとか自分の部屋のベッドに横たわった。
服を着替えさせてもらい、冷たい氷枕に頭を乗せると、ズキズキとした痛みが少しだけ和らぐ感覚があったが元が割れそうなぐらいだったからつらいことにはかわりはなかった。
❤️「はい、熱測るよ」脇に挟まれた体温計がピピピ、と鳴る。
画面に表示されたのは【36度5分】
やっぱり平熱だった。
❤️「熱はないな……。どこが1番つらい?」兄が心配そうに、俺の額にそっと手を当ててくれた。
💚「……頭がずっと割れそうに痛いのと…
あと、……何日か前から身体中がめちゃくちゃだるいしずっと重くて……」💜には心配されたくなくて意地でも言えなかった「倦怠感」のことを、兄の顔を見た瞬間、小さい頃みたいにポロポロと本音を吐いてしまった。
❤️「だから最近元気なかったのか…
熱はなくてもしんどくないわけじゃないんだから、朝言ってくれればよかったのに」
💚「原因がわからないから弱音を吐くのが怖かった……」
1人で抱え込んでいた強がりが、温かい看病の中でゆっくりと溶けていく。
兄が部屋の電気を消し、
❤️「強がらなくたっていいんだよ、ゆっくり休んで寝てな」
と頭に響かないようになのか低く優しい声でいいドアが閉まる。
薄暗くなった部屋で、俺は本当に久しぶりに、何の罪悪感も強がりも持たずに、深い眠りへと落ちていった。
【第5章 余韻】静かな部屋と、スマホの通知
ピピピピ……と、朝を告げるアラームが鳴る。「……っ……」ゆっくりと目を開けたけれど、体はまだ少し重かった。
昨夜、泥のように眠ったおかげで、倒れる直前の絶望的で割れそうな頭痛と体を支配している倦怠感はなくなっていた。
だけど、軽く頭の奥がズキズキと痛い頭痛と、体に薄く膜が張ったような倦怠感の「余韻」が、まだはっきりと残っていた。
❤️「おはよう。体調どう?」
💚「まだちょっと……頭痛いしだるい……」
❤️「また体調悪くなるといけないから今日は学校休みな。💜のお兄さんに、昨日のお礼の連絡しておいたから」部屋に入ってきた兄が優しく言って、俺は「……うん、ありがと」と、素直に甘えることにした。
あまり食欲がなくお粥を少しだけ口にして、再び布団に潜り込む。静かな平日の午前中。
原因はわからないままだけど、無理に動かなくていいという安心感だけで、頭痛と倦怠感が少しずつ和らいでいく。
午後、枕元のスマホがぶるっと震えた。画面を見ると、💜からのメッセージだった。
💜『生きてるか? 今日はゆっくり休めよ。無理したら許さないからな』
ぶっきらぼうだけど、あいつなりの優しさが詰まった言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなる。
俺は少しだけ、本音を混ぜて返信した。
💚『生きてる。でもまだ頭痛とだるさの余韻が残ってる。今日はおとなしく寝とくわ』
送信ボタンを押してスマホを置くと、俺は、残っただるさを溶かすように再び目を閉じた。
週末をかけて、ゆっくりと、確実に体を治していくために。
END