⚠️注意事項・妄想強め
・捏造注意
・ゲーム設定や皆の性格は変わらない
・いじめ描写あり(主にいじめられるのが主人公と監督生)
・主人公はnot監督生のセーラです
・うちのオリキャラ達(監督生含め)出てきます
・学園長はオリキャラのメビウスでクロウリーは学園長の秘書
・結構暗い
・前作の悪女など使われている(前作→悪の花と強き信念)
・流血表現があったりなかったり(なくても悲惨かも)
・ハッピーエンドは確実なのでご安心を
それでもいいならどうぞ!
ー次の日ー(ロゼッタ仮入学 3日目)
〜オンボロ寮 玄関〜
瑠璃「セーラちゃん、無理して行かなくても、」
セーラ「ダメだよ。私が行かなきゃ…」
監督生達「…」
メテア(白猫になり、セーラの肩に乗った)
セーラ「…行こっか」
〜メインストリート〜
ざわざわ
メテア「!セーラ、また違う噂が広がってる」(小声)
セーラ「でしょうね」(恐らくラギーさんにやられた事を見て、自分の事のように話して噂を広めたんだな…)
ジャミル「セーラ」(その後ろにはスカラビア一同がいた)
セーラ「…」(チラッとカリムを見た)
カリム(目線を逸らした)
セーラ(無視、か。まぁ、彼らしい)「なんでしょうか?」
ジャミル「聞いたぞ。君、ロゼッタの頬を叩いただけではなく、水をかけたそうじゃないか」
ルア「しかも、監督生さん達も共犯と聞きました」
監督生達「はぁ⁈」
ハルモニア「…」
ソル「アンタ達、最低だよ!大勢で1人の女の子をいじめるなんて!」
瑠璃「そんな事してない!」
アレナ「なら、証拠があるの?ないでしょ?こっちには証拠があるの」
桜「ッ!状況証拠があったってセーラくんがやったって証拠じゃないです!」
フレイ、トール、ミュー、リト「…」
ジャミル「…セーラ、弁明はあるか?」
セーラ「…弁明、ね。したとしてもどうせ近づくなや嘘だって言うんでしょ?ハーツラビュル一同みたいに」
ジャミル「なっ…」
セーラ「近づかないので。心配なら監視してもいいですよ」(監督生達と共にスカラビアの横を通り過ぎた)
ジャミル「君はこっちだと思っていた…」(通り過ぎる時に小声で呟いた)
瑠璃「ッ!…」
波音「…いいの?」
瑠璃「え?あー、いいのいいの」
妃織「でも、無理しない方が…」
瑠璃「大丈夫だって」
琥珀「本当?」
瑠璃「本当本当!」
セーラ「…瑠璃さん」
瑠璃「ん?」
セーラ「…辛いなら離れていいんですよ。幸いにも嫌われてるのは僕だけ。君達は共犯となっていますが、本来は巻き添え。今から君だけでも弁明しに行っても、」
瑠璃「ヤダ!」(セーラの右腕に飛びかかり抱きついた)
セーラ「!」
瑠璃「確かにジャミル先輩に嫌われるのはキツイよ。でも、もっと辛いのはセーラくんだし、私は正しいと自分が思う方に行動する」
桜「私もです」
波音「わ、私も!」
妃織「私もですよ」
琥珀「私も、私も!」
グリム「俺様もなんだゾ」
メテア「メテアだって」
セーラ「皆…ありがとう…」
ー昼休みー
〜教室〜
セーラ「!手紙…」(開けて読んでみた)
“セーラ・アクウェリアスさんへ お話しがあるのでまた放課後、監督生さん達を連れてここに来てください”
瑠璃「え、何これ」
桜「誰からでしょうか?」
波音「!」
妃織「波音さん?」
琥珀「どうしたの?」
セーラ「波音さんも気づいたんですね。誰からの手紙か書かれてないけど、差出人が誰か」
波音「うん。私、よく知ってる」
セーラ「…僕もよく知ってる…」(やっぱりこうなるんだね…)
ー放課後ー
〜廊下〜
セーラ「来ましたよ。オクタヴィネルの方々」
目の前にはルベラ、ミスト、ティア、オルム、アイル以外のオクタヴィネル一同がいた
シェリア「セーラくん、見損ないました。同じ人魚で1年生で仲良くなれたと思ったのに…信じてたのに!」
マナ「監督生達もだ。1人の女の子によってたかって」
瑠璃「ッ!ちが、」(セーラに止められた)
セーラ「…用件は?」
アズール「貴方に契約をしてもらいたいんです」
セーラ(直球すぎ…やっぱりあの薬の効果で皆全員、犯罪ラインとかもう分かってないんだ…)「分かりました」
琥珀「セーラくん⁈」
アズール「では、契約書にサインを」(黄金の契約書を出した)
セーラ(やっぱり。でも…)「…(サインを書いた)書きましたよ」
アズール「ええ。しっかりと確認しました。これで貴方はロゼッタ・イーブルさんに近づけません」
セーラ(それならある意味好都合だけど、そのロゼッタ本人がどうだかなぁ…)「分かりました。では、これで」
ジェイド「お待ちください」
監督生達「?」
セーラ「…なんでしょうか?」
ジェイド「いじめている方々をそんな易々と帰すわけないでしょ?」
桜「え…?」
フロイド「アハァ♡姫エビちゃんの気持ち味わえよ」
妃織「そんな…」
セーラ「ッ!ミーティア!!」
メテア「ミャウ!」(セーラの肩からジャンプし、ライオンになった)
オクタヴィネル一同「⁈」
メテア(背中に監督生達を乗せて逃げた)
アズール「追いかけなさい!」
セーラ「真珠の氷!(ペルラ・グレーシア)」
ジェイド、フロイド「⁈」(追いかけようとしたが、足が凍りつき、足止めされた)
アズール「ッ!貴方、何を、」
セーラ「一応オクタヴィネル寮生として慈悲をかけたんです。お2人に」
オクタヴィネル一同「⁈」
セーラ「その契約書、本当に確認しました?“全部”」
アズール「!(確認した)こ、これは…」
ジェイド「どうしました?」
アズール「契約書が一部分、書き換えられてる…」
フロイド「はぁ⁈」
アズール「…貴方、どうやって、」
セーラ「なぁに。ただそれに書き加えただけですから。それにそのお2人が使い物にならないのは困るでしょ?」
アズール「それは、」
セーラ「まさか慈悲深いオクタヴィネルの寮長様は契約違反なんてしませんよね?」
アズール「ッ…」
ジェイド「アズール、何を書き換えられたんですか?」
アズール「…僕達やロゼッタさんの接触禁止は大丈夫でしたが、危害を加えていいのが彼のみとなっています」
フロイド「え〜?小エビちゃん絞めれねぇの?」
アズール「ええ。それにもう契約した以上、彼以外危害を加えたらお前たちが…」
ジェイド「…」
フロイド「チッ!小賢しいことすんじゃん」
セーラ「…一応貴方達の幼馴染だったので」
アズール「…そうですか。でも、残念です。幼馴染である貴方がこんな事するなんて…」
セーラ「…」(これでいい…これで…)
数分後、そこには顔以外ボロボロで血が散乱されたセーラが倒れていた
アイル「セーラ!」(駆け寄った)
ルベラ「!酷い…」
オルム「ミスト、痣を少し冷やしてくれ。私は応急処置する」
ミスト「分かりました」
メビウス「少し周りを気をつけろ」
アイル「!学園長…」
メビウス「…丁度周りがいなくて良かったな。認識阻害をお前達にかけておいた。これで大丈夫だ」
オルム「!…感謝します」
アイルがセーラをお姫様抱っこして運んだ
〜オンボロ寮 談話室〜
アイル「リンネ様!」
リンネ「!…よく連れて来た」
ミスト「痣は少し冷やしました」
オルム「応急処置しました。ルベラはアナスタシア様を呼びに行きました」
リンネ「ありがとな、助かる。あの部屋のベットに寝かしてやれ」
アイル「はい…」(運んだ)
コロン(セーラの持っていた物が落ちた音)
リンネ「ん?…(落ちた物を見つけ拾った)!これは…」
瑠璃「!それってセーラちゃんがいつもつけてる星の髪飾り…」
リンネ「ああ。セーラの大事なもんだ…」(持ってる手と反対の手を強く握った)
〜オンボロ寮 泊まり部屋〜
セーラ「…あ…あ…」
桜「!セーラちゃん?」
セーラ「…嫌だ…置いていかないで…1人に、しないで…」(黒いモヤが体から出てきた)
桜「!教えないと」
〜オンボロ寮 談話室〜
桜「リンネ先輩!セーラちゃんが!」
リンネ「!」(ダッシュでセーラのところへ向かった)
〜オンボロ寮 泊まり部屋〜
リンネ「セーラ!!」
セーラ「…信じて…信じてよ…私…違う…」
リンネ「そうだ。お前は違う。お前は罪を犯してない。俺達がいる。俺達がお前を信じてる」
セーラ「ハァ…ハァ…」
リンネ「落ち着け、セーラ。大丈夫だ」(頼む、落ち着いてくれ…!)
アナスタシア(セーラに精神と傷の癒し魔法を与えた)
セーラ(呼吸が安定した)
リンネ「ふぅ、良かった〜…。助かった、アナスタシア」
アナスタシア「うん」
ルベラ「間に合って良かったです」
セーラ「スゥ…スゥ…」
アナスタシア「…流石に火傷と痣は治せないわ。骨折とか治しておくわ。あと浄化も」
リンネ「ああ、頼む」(星の髪飾りを近くの机に置き、アナスタシアにセーラを任せた、部屋を出た)
〜オンボロ寮 談話室〜
リンネ「…(ソファに座った)はぁ〜〜〜…」
メテア「リンネごめん。守るって言ったのにこんな事に…」
リンネ「いやメテアは悪くない。お前はセーラに頼まれて監督生達を守ったんだろ?正しい事だ」
メテア「でも…怒ってる…」
波音「え?」
メテア「怒ってる匂いがする。音もそう聞こえる」
妃織「!確かメテアさんは不思議な能力で感情が分かる」
琥珀「てことは…」(リンネを見た)
リンネ「…ああ、確かに怒ってる。でも、メテアに怒ってない。…メテアにバレるなんて俺まだまだだなぁ。感情抑える訓練したのに…」(周りが地震のように揺れ始め、窓ガラスにひびが入り始めた)
瑠璃「窓ガラスにひびが…」
グリム「ふな〜…」
メテア「リンネ!落ち着いて!」
クレア「やめろ、リンネ」(頭を叩いて正気にさせた)
監督生達「⁈」
メテア「クレア!もう調査は終わったの?」
クレア「中間報告だ。まだまだ埃がある。叩くとどんどん出るからな」
リンネ「…んで、報告書は?」
クレア「ん」(報告書を渡した)
リンネ(受け取って中身を見た)「…やはり。セーラの見立て通りだな。この調子でやってくれ」
クレア「ああ。んで、セーラは?」
リンネ「…」
桜「セーラちゃんは今休んでいて面会が出来るかどうかは…」
クレア「…分かった。報告書は渡しておいてくれ。アタシは戻る」
リンネ「ああ。頼むぞ、クレア」
クレア「ああ」(瞬間移動して消えた)
リンネ「…」
波音「…リンネ先輩。一旦辛い事を吐き出したらどうです?」
リンネ「え…?」
妃織「そうですね。そしたら先程の暴走になる確率が減りますし」
琥珀「少しでもスッキリすると思うよ」
リンネ「…ありがとな」
メテア(窓とか修復中)
リンネ「…あの星の髪飾りはセーラが初めてオクタ3人組から貰った誕生日プレゼントなんだ」
瑠璃「そうなんですか?」
リンネ「ああ。あの3人がお金を出し合って買ったそうだ。ずっと大切に持ってる」
桜「余程大切な思い出の品なんですね」
リンネ「ああ。…今日ボコボコにされたセーラの手に星の髪飾りがあった」
妃織「え…?」
リンネ「恐らく壊れないように守ったのと信じてたんだ。アイツらが正気に戻って味方になってくれる事を…」
琥珀「そんな…」
リンネ「なのにアイツらはそのチャンスを自ら踏みつぶし、セーラの体だけじゃなく、心も踏みつぶした。…情けねぇよ。あの時、守るって誓ったのに…。アイツらもムカつくけど、何も出来なかった俺もムカつく…」
波音「…(体をさすってあげた)分かります。私達も同じ気持ちです。でも、セーラちゃんならきっとこう言います。“まだです。その時が来るまで待つのです”って」
リンネ「!…そうだな。焦ってはいけないな」
グリム「そうだ!突っ走っちまったらセーラの作戦がパァなんだゾ」
リンネ「…そうだな。皆、ありがとう。少しでもスッキリした」
波音「力になれて良かったです」
リンネ「うん…」
“悪夢はまだ始まったばかり…”
〜to be conteneu〜
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