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『コインロッカーベイビー』
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誰もいない無人駅ロッカー前赤子の鳴き声だけが響く
赤子「ホンギャァ…ホンギャァ…」
コインロッカーに置かれ扉が閉められる。赤子の声は外まで響くが誰も来ないところが泣いても意味がなかった。
私の名前は、アザミ初めて子供を捨てたのは、18の頃だ。
私は、毎日クラブに行き遊んでばかりいた
アザミ「イェーイ」
「盛り上がっていくぞー」
アザミ「あー踊ったおどった」
毎日が楽しくて仕方がながない… 私は、充実している
こうなったのは、親がごちゃごちゃうるさくて喧嘩になり私は、家出をした
アザミ「あ〜あ、これからどうしよっかなぁ…働きたくもないし…」
「そこのお嬢さん」
そこにたっていたのは、黒いマントを被った女性の声でした
アザミ「なんすか」
「私は、願いを叶える仕事をしています…もし良ければ…あなたの悩みお聞かせ願いませんか?(笑)」
うさんくさい人だと思ったが何故か私は、ベラベラと悩みを打ち明けていた
「それは酷いですね…」
アザミ「あーあ、遊んで暮らしたいなぁ」
「その願い…叶えて差し上げましょうか」
アザミ「え、出来んの!」
「さっきも言った通り私は、願いを叶える屋をやっています…」
アザミ「じゃあ、20代まで遊んで暮らせるほどのお金が欲しい…誰にも私の人生に文句を言うわれない生活をしたい」
「その願い叶えてあげよう」
そして私は、遊んで暮らせるほどのお金を手に入れたどれだけ使ってもなくならない毎日朝は、遊んで夜は、男の家に泊まる。本当に願いを叶えてくれた。
アザミ「(ハァ…赤ちゃんできちゃった)」
こんな生活をすれば妊娠することだってある。築くのはたいていギリギリになってからだ。もう産むしかないとこまで来ている
アザミ「はぁ、仕方がない運命に従って産むしかないか」
アザミは、子供を産むと赤子の声が響く
そしてすぐに誰も来ない無人駅のロッカーに捨てた
アザミ「しかたがないよね(笑) 」
赤子をロッカーに押し込み扉を閉める
アザミ「だって、今はいらないもん(笑)」
そう言って駅を後にする。
30代になるまでその事を続けた。産んだら必要ないから捨てる。たまに、双子も生まれる時もあったが同じように捨てた。
面白いのが!男子女子の順で産まれてくる。
私は、30代になってからこの街を離れた
リンネ「はぁ…依頼…隣町って…それも…無人駅の掃除って…誰も来ないところを掃除しても意味が無いのにな」
リンネは、無人駅に入る前に何かしら沢山怨念の気配がする
リンネ「…」
無人駅に入る
リンネ「…(気のせいか?…でも…?)」
リンネ「こんなに子供がいんだ」
子どもは、ママと泣く子ばかりいる
コインロッカーの目の前にいる子だけ他の子より泣かないでそのまま突っ立っていた
リンネ「僕…ここは、危ないから他のところ行きな」
稚児「…お姉さん…ごめんなさい僕たちはここから離れられないんだ」
リンネ「僕たち…どういうことだ?」
足元から血の海が上がってくる
リンネ「何だ!?」
血の海で未熟の赤子や稚児が泣いている
リンネ「…ッ」
稚児「この子達《兄妹》は、ママが今まで捨てた子どもたちだよ」
リンネ「…悲しくないのか」
稚児「そうですね…僕は、長男として産まれました。 生まれてまもない僕をママは、コインロッカーに閉じ込めたんです」
稚児「泣声は、誰にも届かずいずれか力尽きて僕は、死にました」
稚児「ママは、それに味を占めたのか 子供を作ったらコインロッカーに捨てる事をしていた」
稚児「男の子、女の子の順に産まれ…たまに、双子もいましたね」
稚児「それから僕は、泣くことをやめたんです」
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リンネ「…憎くは、ないのか…」
稚児「ママは、憎いですよ…でも…」
稚児「そういえばお姉さんは、どうしてここに来たの?」
リンネ「私は、依頼でここに来たんだ」
稚児「いらい?」
リンネ「あぁ…まぁ、なんでも屋みたいなもんだ…あと、代償さえ払えばどんな願いも叶える事ができる」
稚児「願いを叶えてくれるんですよね…
僕たちの恨みを晴らして欲しいです」
リンネ「代償を払えばだ…お前らみたいな弱い稚児が払えるかどうか分からない」
稚児「何がいいんですか?」
リンネ「…私には、感情が少ない…それをくれるなら願いを叶える…どうする?」
稚児「わかった…あなたが欲しい感情を
この子達と僕のを貰ってってください」
リンネ「契約成立だな…」
都会のオフィス街
私は、働き会社で出会った男性と付き合っている。土日は、いつもデートして楽し
かった。
出張で私が育った街に帰ることになった。
アザミ「それでは、よろしくお願いします」
社長「こちらこそ」
無事に業務をこなし、駅に向かう
昔、遊んでいた街は、相変わらずチャラ
チャラしていた。
アザミ「そういえば毎日この道を通ったなぁ」
懐かしい街を見る
あの頃は、むちゃばっかりをしていた事を笑いながら懐かしむ
アザミ「(毎日違う男の家に転がり込んで、何度も妊娠して、その度に、赤ちゃんを捨てていたな)」
アザミ「(まぁ、今となっては、いい思い出なんだけどね(笑))」
アザミ「(まさに、若気の至りって言ったところか(笑))」
アザミ「(コインロッカーに捨てた10人の赤ちゃんもきっと、許してくれるだろ(笑))」
アザミ「(だって、私は今幸せに真面目に生きているんだから)」
アザミ「(それもこれも全部過去のおかげ)」
アザミ「ありがとうね」
人知れず死んでいった天国に逝った赤子にお礼を言った
アザミ「さて、そろそろいい時間だ」
アザミは、席を立って駅に向かった。
久しぶりの駅は昔と変わらなかった。
相変わらず無人で相変わらずボロい
アザミ「えーと、電車の時間は…」
そう目を外すとコインロッカーの前に1人の子供の男の子が座り込んで泣いていた
アザミ「(こんな時間に一人で何してんだろ?)」
声をかけながら子供に近づく
アザミ「ぼく、どうしたのこんなところで」
子供は、だいたい3歳ぐらいだろうかこんな小さい子が、こんなところでそれも夜1人駅にいることがそもそもおかしい
アザミ「ぼく、どうしたの?」
男の子は、返事を返さない
アザミ「うーん、迷子かな?」
アザミ「ねぇ、ママは?」
そういった瞬間、子供は泣きやみ睨みつけながら指を指し
童子「お前だ」
子供は、遊びなのかふざけて私をママ指をさして言った。 すると、複数の足音が背後から近ずいてくる
アザミ「な…なに…ここ、利用客が少ない無人駅だよね…」
やがて複数の足音がアザミを囲んだ。
数は、9人分アザミは、この子達を見たことがあることに築いた
アザミ「…ッ…まさか」
子供の顔を見た一人ひとり年齢がバラバラ1番年上は、男の子次に、女の子交互に私の周りを囲んでいる
アザミ「(それって、もしかして…)」
疑念が確信に変わった。
子供は、アザミを持ち上げコインロッカーに押し込む
アザミ「きゃあ、やめて、下ろして」
すると、少女の声が聞こえる
リンネ「すごい童子たちがいますね…」
アザミ「…ッ見てないで助けなさいよ足の骨が…」
骨の折れる音が響く
アザミ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
アザミ「お願い…助けて…私は、まだ死にたくない…」
リンネ「童子の声は、あなたは聞いたんですか?」
リンネ「コインロッカーの中で泣いても…あなたは助けたんですか?」
アザミ「それとこれとは…違うじゃない!」
女性は、リンネに手を伸ばす
リンネ「命をなんだと思っているんですか…この童子だって、生きたかったんですよ」
リンネ「その腐った魂地獄で償いな」
アザミ「いやあぁぁぁあア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
悲鳴と骨の折れる音だけが響き扉が閉められる。
コインロッカーから血が溢れ出し流れてくる
リンネ「…」
童子「ありがとう…これで僕たちも成仏できます」
リンネ「それは、良かった…では、約束通り感情を貰うよ」
リンネは、仕事を終え街中を歩く
リンネ「…あのコインロッカー…開けたらグロそうだな」
コインロッカーから血が垂れる
コメント
1件
うわあ……重い、けど物語としてすごく惹き込まれました。「願いを叶える屋」の女性がまさかこれからリンネに繋がる種を蒔いてたっていう構造が、読んでるとじわじわ効いてきますね。アザミが「若気の至り」で笑い飛ばすシーン、あの温度差が逆に怖かった。リンネが童子に感情を求めるところ、彼女自身の歪みも感じられて、単なる復讐劇で終わらない奥行きがあるなと思いました。ラストの「開けたらグロそうだな」の一言でほっと笑えるのも、この作品ならではの味だなあ。続き、楽しみにしてます。