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不破視点
お化け屋敷のあとは、人気のカフェみたいなやつに入った
『おいし…』
「これほんとに文化祭のだしもんなの?店出せるじゃん」
あきなはパンケーキ、俺はチャーハンにした
『先輩のも美味しそうですね』
「うん、めっちゃうまいよ、食べる?」
『えー?じゃあいただいちゃおっかなー!』
俺は自分のチャーハンをスプーンですくい、あきなの前に差し出した
『え?』
「ん?食べへんの?」
『いや、食べますけど…これは?』
「…あ」
俺は自分のやっていることに気付き、すぐにその手を引っ込めた
「ご、ごご、ごめんごめん!俺、何して…!!」
そう焦り、あたふたしてる俺の手をあきなは掴んだ
もちろん、スプーンを持っている手だ
そのままあきなは俺の手を引っ張って自分の口まで持っていき、スプーンに乗っていたチャーハンを食べた
『…』パクッ
「は…?」
『あ、ほんとだ、めっちゃうまいっすね』
「ぁ、あぁ…そうやんな…」
少し遅れてからあきなが俺をフォローしてくれたことに気づいた
『俺のも食べます?』
「もらってええならいただくけど…」
『じゃあ…』
『はい、あーん?』
「…ッ!?ばッ、!!//」
『えへへ…ちょっと真似したくて…いや、ですか?』
「お前なぁ…」
俺は呆れながらも、差し出されたものを食べる
それをみたあきなは嬉しそうに笑ったあと、またパンケーキを頬張っていた
その時、校内放送で呼び出しがあった
“文化祭ステージに出場する人たちは、準備のため、体育館に集まってください”
「あ」
『でるんでしたっけ?頑張ってください 』
「もーちょっと楽しみたかったけど、しょーがないか…あ、絶対見にきてな? 」
『言われなくてもそうするつもりですよ』
【あ、ふわっちきた】
「ごめーん、少し遅れた?」
【いんや、まだ雲雀もきてないから大丈夫】
「てかくっさんきてんじゃん、まだ寝てんのかと思ってた」
集合場所にはもうすでにヘアセットや準備バッチりの葛葉がいた
《俺を誰だと思ってやがんだよ、こないとだめだろ》
{ふわっちも、準備してきな?}
「それもそうだな…じゃ、任せた」
俺が控え室にいこうとした瞬間、後ろから大きな声がきこえてきた
〖不破さーーーーん!!!!!〗
「びっくりした…」
〖どうゆうことですか!!不破さんもしかしてあきなに制服貸しました!?〗
「貸したって、だって昨日泊めたし」
【ぶッ!!】
{は、え?}
《…まじ?》
「え、おん」
【は、はぇ~…】
「?俺準備してくるわ」
【あ…いってらっしゃーいー】
〖不破さんってあーゆーの意識しないんすか?〗
{いや、してたはず}
《こわ…》
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