一度マンションの外で待ち合わせして、二人に案内されながら近くのアパレルショップまで歩いた
結構近くにあったからちょっとビックリ
外装もだけど、内装がかなりおしゃれ
店員さんも美人な人多いし
「すごいおしゃれなお店…」
「俺らよくここで服買ってんだよ」
と、水着が置いてる場所を探しながら教えてくれる
確かに蘭くんが着てる服と同じやつが売ってある
「お、あったあった」
ズラリとおしゃれな水着が並んでいる
「おぉ…!
あ、これ可愛い!」
選んだのはワンピースの水着
胸元のフリフリが可愛い!
これにしよっかな
あ、でもこっちもいいかも!
悩むな…
「ねぇ二人とも、どっちがいいと思う?」
蘭くんは「左」
竜胆くんは「右」と、それぞれちがうのを選んだ
「「あ…?」」
突然睨み合う二人
「望華はぜってぇ右
ワンピースじゃねぇと露出度高すぎて他の男がジロジロ見るだろ」
「わかってねぇな竜胆
他の男に見られたら殺せばいいんだよ
上下分かれてたほうが望華的に動きやすいだろ」
「とか言いつつ望華の体見てぇからだろ?」
「バレた~?」
な、なんか言い合いが始まった
他の人たちも何事かとこちらを覗いている
「ちょ、ちょちょちょ
ストーップ!!
ここお店だから喧嘩はナシ!!」
二人の間に割り込む
店側に迷惑かけてしまうのは申し訳ない
まだ睨み合ってるけど、なんとかおさまった
─────···
結局私が選んで、ワンピースの方にした
やっぱこのフリフリが可愛い
そして今は二人の会計を外で待っている
海水浴楽しみだな
ていうか、二人とも刺青入ってるけど大丈夫なのかな
でもプールじゃあるまいし
「可愛い子みっけー!
ねぇそこの子、俺と遊ばない?」
突然、サングラスをかけた金髪の男性に話しかけられる
「え、あ、えっと…
私、友達待ってて…」
「ちょこっとだけ!ちょっとだけだから!」
「で、でも…」
やばい、私ナンパされてる?
この人無駄に距離近い…
え、どうしよ