テラーノベル
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…痛い
やっぱりおなかにナイフが刺さったままじゃ痛い
化け物だし死なないけど血は出るからなぁ……
上着でごまかしてるけどゆずるさんにはすぐばれるか?
シェゾ「お前ら……が、欲しい!」
は?
ふぃん「……はぁ?」
ふぃん「へんたぁーい」
シェゾ「なっ、ちがう!!」
シェゾ「「お前らの能力が欲しい」というつもりが!」
ふぃん「ヘンタ~イ」
シェゾ「俺は変態ではない!」
ふぃん「ヘンタイほどそういうもん」
シェゾ「俺は決して変態ではない!」
ふぃん「何を根拠にそんなことを言えるのぉ?」
シェゾ「俺は変態ではないから言ってるんだ!」
ふぃん「根拠になってないよぉ」
ふぃん「さっさと認めてよぉ?「俺はヘンタイですって」さぁ?」
シェゾ「俺は決して変態ではないから認めん!」
ふぃん「ぅー……」
ふぃん「苦し紛れの言い訳だぁ」
シェゾ「…っ」
え、心にめっちゃダメージはいったんじゃない?
やったぁ
あ、まって人集まってきてる
ゆずる「お騒がせしました~」
レムレス「お騒がせしました~」
シェゾ「おい!!やめろ!!」
シェゾ「俺は「変態」ではない!」
早く認めてほしいなぁ
ふぃん「うー……」
ゆずる「頑張ってね」
レムレス「そっちこそ頑張ってね」
ゆずる「バイバーイ」
レムレス「ばいばーい」
ゆずる「開始早々何してんのさ」
めっちゃ圧かけられてる
怖い 怖い 怖い 怖い
あの時を思い出してしまう
ふぃん「ひっ」
ふぃん「ご、ごめんなさぁい……」
ゆずるさんは口を開いてくれなかった
また失望されたかな
ふぃん「……」
ゆずる「はぁーあ……」
ごめんなさい。
まぐろ「りんごちゃん……会いたいなぁ……☆」
じゃあ死ねばいいという言葉を飲み込んで
傷口から零れる温度を無視して
いつも通りの顔を作った
ゆずる「まぐろくん!」
まぐろ「あ、ゆずるちゃんとふぃんちゃんか……☆」
ゆずる「大丈夫?」
まぐろ「もう大丈夫だよ☆」
ゆずる「よかったー!」
また空気とオトモダチ
出来損ないだとしても存在は消されたくなかったな
ゆずる「けほっごほっ!……」
ゆずる「……」
ゆずるさんがアカイロを吐いた
ぼくはもうみなれてしまったの
目の前で血を吐いて倒れて救えなかった信者たちと
裏切り者として十字架に縛り付けられ燃やされかけた日も
まぐろ「ゆずるちゃん!?」
ふぃん「……運べ」
ふぃん「医務室だ。」
まぐろ「ふぃ、ふぃんちゃん!?キャラが……!」
ふぃん「どうでもいいからぁ」
ふぃん「急いでよぉ」
かつて信者たちに崇められていた時の
話し方へ戻ってしまった
ゆずるさんがはこばれていくのをみながら
反対へ歩き出した
自己嫌悪の数だけ自分の傷が増えていく
処刑台と存在しない目がずっと僕をにらんでくるから
ずっと裏切り者と言われてるから
だんだん僕が死んでいっている
僕の死という概念がなくなってる今も
ずっと噓が首を絞めてくるんだ
口から自己嫌悪があふれ出す
ドロドロ黒いのあふれ出す
地面が汚れた
全部僕のせい
信者を救えなかったのも
ゆずるさんが苦しんだのも
僕が人を傷つける方法しか知らないから
助けられなかった 救えなかった
口からアカイロが飛び出すの
ゆずるさんといっしょなの
もう
全部全部僕のせい!
ぜーんぶぼくがわるいんでしょ!
ふぃん「あれ、ここに落ちているアカイロがついたもの、僕のじゃない」
ふぃん「持っておこう」
コメント
8件
うっ……あっ……うえっぐ……ぐすっ……
8話読んだよ!シェゾさんとの変態問答、開始早々笑わせてもらった(笑)ふぃんが楽しそうにからかうの、逆に不気味で好きだわ。 でもその後のゆずるさんの吐血と、咄嗟に昔の口調に戻るふぃんのギャップが刺さった。「自己嫌悪の数だけ傷が増える」って内面描写、めっちゃ重くて切ない……最後に落ちてたアカイロが「僕のじゃない」って手に取るの、何か来そうで震える。ふぃん自身のナイフの傷も心配。次も気になる〜🔥