木天寥
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猫の日と言うことで。 (大遅刻)
今書いてる🃏🎣とは全く関係ない🃏🎣を書きます。 もうどうせならこれでいいんじゃないか? うん、いいだろ()
ご都合念能力で猫になっちゃった🎣と面白いからという理由でからかって遊ぶ🃏の話です。 この物語の その後の展開は皆さんのご想像にお任せします😊
そしてちゃっかり同棲してますね、はい。
ヒソカの語尾はシャットアウトしました。
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雀の囀りと窓から差し込む暖かい朝の日差しで目を覚ました。時刻は7時30分といつもにしては遅い目覚めだった。 昨日のアレのせいだろうか、体が妙に気だるく、どうもスッキリしない。 普段は食事・睡眠を或程度取るだけで何とかなった。 だが、今日は何処か可笑しい。 珍しく風邪でも引いたのかと、自身の体を考え、 体温を測ることに。 一つ大きな欠伸をすると重い体を動かしてベッドから降りた。
散らかった勉強机から何処かへ放り投げた体温計を見つけ出し、 脇に挟む。 ピピピ、と短く高い音が鳴り、表示された体温を見るも36.5℃と平均的な体温を示していた。 熱は無いにしろ、普段よりも可笑しいのは瞭然。 一先ず自身と衣食住を共にする同居人にこの状況を知らせるべく私服に着替えようと全身鏡に立った今、 一般家庭よりも大きめで高級感のある家に驚愕の声が響いたのであった。
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コーヒーカップを片手に朝食を楽しむ男は、 風呂上がりなのか寝起きなのか、 バスローブ姿の儘でダイニングに座っていた。 もう一つ置かれているカップには紅茶。 その紅茶に銀の角砂糖を二つ投げ入れ、 匙でくるくると回す。
鼻歌を歌い、上機嫌に紅茶の香りを楽しむ、これが男の日課。心地の良い優雅な朝は彼の悲鳴で一瞬にして掻き消された。
悲鳴の聞こえた部屋には男の世界でたった一つの宝物がある部屋だ。 男は手にしていたコーヒーカップをソーサーに置けば、ゆっくりと立ち上がりその部屋へと足を運ぶ。
「…ゴン?」
入室確認の為、3回のノックをした後、男は宝物の名を口にする。
「ひ、ひそか……」
扉の向こうから聞こえるのはか細い声。 彼の声を確認出来たところで、 「開けるよ。」 と優しく声を掛ける。 冷静を保ちつつも内心物凄く焦っている自分を落ち着かせる為に、 ふ、と軽く息を吸うとドアノブに手を掛けゆっくりと扉を開ける。 ギィ、と高く耳障りな扉の開く音と共に姿を現したのはつんつんとした髪の毛に生えたぴこぴこと動く2つの毛耳に、ゆらゆらと揺れる長く立派な尻尾。 それ以外には何も変わらぬ少年だが、 普段とは明らかに違う容姿に驚いて目をぱちくりさせるも面白そうなので揶揄いたいという気持ちが男の心を燻る。 一先ずはこの様になってしまった経由を知るのが先だろうと部屋に入り、彼をベッドの上に座らせるとその横に着席し、
「ね、ゴン。 ソレどうやって生えてきたの? 」
と問う。
その問いに彼は
「昨日の襲撃、だと思う。」
と答える。
『襲撃』
其れが半獣化した彼の要因となる第一歩。
時は昨日、彼は親友との遊戯後の帰り道何者かに狙われた。 『絶』をしていた相手の一瞬漏れた気配に気が付けば戦闘の構えへと入る。
「誰だ!」
彼が声を上げたところで、現れた相手はにんまりと口角を上げ目を細めた。 瞬間、 小さな爆破音と共に煙幕が投げられたのだ。 けほけほ、 と噎せる彼の隙を狙い、念での一撃を食らわすと同時に相手は去っていった。
其れが昨日の出来事。 推測はしなくとも彼が半獣化してしまったのはその相手の念能力であること以外に理由は無い。
「でもまぁ、キミが無事なら何よりだ。 その相手は一旦ボクが締めておくよ。」
「いや、俺が無事でそれでヒソカがいいなら何も締めなくたっていいじゃん。 流石に可哀想だよ。」
「…………ッッ! (ぞくぞく)」
「…… そこまで強力な念じゃ無さそうだし寝たら治るかもだから俺ゆっくりするよ。じゃ、おやすみヒソカ。」
「待って待って♡」
「?」
「折角可愛いキミを見れるんだ。 この念が1日や2日で解除されてしまったらもう其の姿を見ることが出来ないだろう?
だから…… ネ ♡♡」
そう言うとヒソカはゴンの尻尾の付け根をトントンと優しく叩き、長い尻尾に沿うように指を進める。 ぴくり、と何度も体を跳ね無意識に腰をあげるゴンの姿を見てからというもの、彼らの事後は彼らにしか分からぬ物となるのであった。
コメント
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あむさんの書くヒソゴン好きすぎて死んだので、救急車呼んで欲しいです🫨💞
あむちゃんの🃏🎣久しぶりに見れて嬉しい!!💖 やっぱ、天才やぁ〜💘💘