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雨樹side
…これから聖神と対峙することになるだろう。だが相手は邪神とは違い。邪神クラスが50万といる。その中でも階級を与えられた者は最低でも、琥珀《上級神10級》クラス。そんなのとまともに戦っていたらこっちの体力の方が削られていく。となると今は仲間集めと、仲間の実力の底上げ。それに尽きる。それには、天使すらも味方に…。お?
雨樹「どうした?琥珀」
何やら琥珀が来ていた。どうしたのだろう?そういえば…琥珀たちに神としての基礎学を教える日だった。忘れていたのだ。
雨樹「あ〜、そういえば今日は基礎学の日だったな。」
琥珀「忘れてたのかよ。」
忘れていたとは人聞きが悪いが、実際そうなのでなんとも言えない。
雨樹「あとなんかもうひとつ言いたいことでもあるんだろ?」
予想はつかないが、何か言いたげなのはわかる。実際には、たった一年ちょっとの付き合いだが。実の息子のようなものだ、わかってしまう。
琥珀「俺の能力、琥珀が自我を持ったみたいで。」
お?
琥珀「その中でも、スキル醜女が…」
雨樹「自我を持ったと?」
でもこれは好都合だ。でも、肝心の種族が分からないとどうにもならない。
雨樹「その醜女の種族は?」
琥珀「亜人だけど?」
申し分ない。この醜女を、邪神の配下神に置こう。そうとなったら説明だな。
説明中…
琥珀「別にいいけど、んな事できたんだな。」
雨樹「まぁ、1回呼び出してみてよ」
醜女「呼びましたぁ?」
琥珀「醜女」
醜女「なんですぅ?主ぃ…」
こうなったら名前をつけたい…。となると……お?アリス…か…。ちょうど本が見えたからこの名前にしよう。
雨樹「アリス…なんでどうだ?」
琥珀「ヒュッ…」
アリス「ではそう名乗りますねぇ〜」
一瞬…ホント一瞬だが。琥珀の顔が青ざめた気がした。このスキル…きっとただのスキルではない…。そぅ…言うなれば思想武器なのだ。しかも。思想武姫に近い…。しかもこの人間に近い感じ…。なにか妙だ。後で、基礎学では、この話からするか。